武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
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■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第15回 新着
 「ダイキン堺製作所金岡工場」見学 
平成23年8月2日(土) 9:45〜12:00
担当:芳村先生、榊原教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ダイキン堺製作所金岡工場
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
金岡工場概要などの説明を受ける ソリューションプラザで全熱交換機の説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
DESICAシステムの説明映像を観賞 見学後、質疑応答を行う/span>
 建築設備設計論Iの関連として、建築物に装備される空調機器、冷凍機器の製造工程を見学するフィールドワークです。訪問したのはダイキン工業株式会社の大型空調機器製造を担当する堺製作所金岡工場です。空調営業本部カスタマーサポートセンター三品 孝室長、同環境サポートグループ長澤恭子さん他多数の皆さんのご協力により、工場見学を行いました。最初に総合事務所で空調生産本部品質管理部荻田 稔参事より金岡工場の概要や世界各国での事業展開について説明を受け、その後2班に分かれてソリューションプラザと工場を見学しました。ソリューションプラザではダイキンの製造するさまざまな空調機器や、省エネ機器などの説明を受け、湿度を変えた快適感の違いを体験しました。そして工場では多品種の大型空調機器を製造する生産ラインをそのプロセスに沿って見学しました。最後に総合事務所に戻り活発に質疑応答を行いました。建築設計分野では体験する機会の少ない空調機器の原理の理解や製造工程の見学などの貴重な体験機会となりました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第14回
 「四天王寺悲田院高齢者複合施設建設現場」見学 
平成23年7月23日(土) 8:05〜12:30
担当:福島先生、田中講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
場事務所にて概要説明を受ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
共用部の詳細について説明をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
建築内部にて吹き抜け部の説明をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋根の解説をいただく
 建築法規特論との関連で、現在建設中の高齢者福祉施設を見学させていただきました。まず現場の事務所にて日建設計の神津氏、河村氏に建築のご説明をいただきました。特に法規の授業に則した専門的な解説をいただきました。その後建設現場内へと案内をしていただき、同じく日建設計の棚野氏、東氏に詳細な説明をいただきました。現場では法規に関することから、意匠についてまで質問をさせていただき、それぞれ具体的な説明をいただいて勉強になりました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第13回
 「龍翔ドーム」見学 
平成23年7月16日(土) 9:30〜17:00
担当:有岡眞一先生、萬田准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
龍翔ドーム 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
システムトラスや膜屋根についての説明を聞く
 現在進行中の設計課題の参考事例として、兵庫県小野市にある「龍翔ドーム」を見学しました。 地元の住民のために建設された屋根付きのフットサルコートです。コートを覆う大きな屋根はシステムトラスで構成され、頂部は明かりをとるために膜屋根となっています。コートの中から、隅々まで建物を見学することができ、システムトラスの詳細や膜の取り付き方等、設計課題を進める上でとても参考になりました。
 その後、近所にある竹中工務店の設計施工の工事現場を見学させていただきました。設計担当の方からは設計のプロセス等について、現場担当の方からは工事の工夫等についての説明をいただき、進行中の工事現場の様子を案内していただきました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第12回
 「インテックス大阪 インテックスプラザ」見学 
平成23年7月5日(火) 13:00〜16:20
担当:榊原教授、天畠講師
外部講師:野口明裕氏(株式会社 太陽工業)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
インテックス大阪のインテックスプラザ 垣野内氏による概要説明
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋上に上がり膜構造の屋根を間近に見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
野口氏による柱脚部とスペースフレームとのディテールの解説
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
インテックスプラザ内部をスケッチ
 建築設計総合演習Iの課題3の参考事例として、インテックス大阪のインテックスプラザを見学しました。見学では、インテックス大阪の事業課長代理の垣野内氏と太陽工業の野口氏に解説をしていだきました。
 まず最初に、インテックスプラザは、恒久建築としては初の膜構造建築物であること、当時は東アジア最大の展示場であったこと、27年経過しているが膜の劣化はほとんどないこと、大空間の割に支える柱が細いこと等、垣野内氏から概要の説明をしていただきました。次に、屋上に上り膜屋根を間近に見学しました。当時はまだ現場での溶着技術がないため、膜と膜のジョイントはシールになっていること、トラスのスパンに対して交互に配置している黒色のおさえケーブル(42φ)などを確認することができました。 その後、プラザ内部に移動して、スペースフレームの柱脚のディテールについて野口氏より解説を受けました。 最後にインテックスプラザの内部空間全体のスケッチを行い見学を終えました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第11回
 「長居陸上競技場」見学 
平成23年6月30日(木) 13:00〜16:20
担当:榊原教授、天畠講師
外部講師:野口明裕氏(株式会社 太陽工業)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
長居陸上競技場 屋根裏のキャットウォークでスペースフレームと膜屋根を間近に見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋根裏のキャットウォークの見学 野口氏による柱との取り合いの解説
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
メインスタンドの5階から屋根を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
メインスタンドの客席を見学
 建築設計総合演習Iの課題3のスペースフレームと膜による空間の参考事例として長居陸上競技場を見学しました。
 見学では、まず最初にメインスタンド側の屋根裏のキャットウォークで太陽工業の野口氏より解説をいただき、スペースフレームと膜による構造を間近に見学し、構造の特徴や施工方法などを理解しました。メインスタンド側は約11000平米の無柱空間であり、三日月型の形を自立させるために屋根の端にはキールトラスがります。基本モジュールは3mで背は2.5mなどの寸法も確認しました。。
 その後5階から競技場全体を見渡し、スペースフレームと膜による空間をスケッチし、最後に、メインスタンド側の客席で屋根とスタンド部分の取り合いのディテールを確認しました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第10回
 「ビーンズドーム」見学 
平成23年6月25日(木) 8:10〜15:10
担当:天畠講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ビーンズドーム 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ビーンズドーム 内観
 建築設計総合演習I課題3と関連したスペースフレームによる空間の参考事例として兵庫県三木防災公園にある「ビーンズドーム」を見学しました。見学では、まず最初に通常は屋内テニス場として、非常時には防災拠点として使用される建築計画や約16000平米の無柱空間であることなどを確認しました。その後、建物内を全員でまわりながら構造的な特徴や、ディテール、各仕上げなどの説明を聞きました。また外部の見学では、建物の特徴となっている屋根および壁面の緑化の特徴を矩計図と比較しながら確認した。見学の後半は、外観、内部空間、ディテールのスケッチを各自で行いました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第9回
 「S邸(古民家改修現場)」見学 
平成23年6月11日(木) 8:45〜13:45
担当:田崎教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
主屋2階で、小屋組の特長について、荒木棟梁の解説
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
屋北側に並ぶ土蔵の構成や使われ方などの説明を受ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
敷地西側の傾斜地を生かした庭のデザインや建物との関係をスケッチ
 京都府長岡京市の西山丘陵のふもとに位置する国登録有形文化財の佐藤家住宅を、その改修工事を手がける本学科講師、荒木正亘氏の解説で、主屋と庭園を中心に見学しました。
  丹波街道、物集女街道に近い長法寺地区を治めてきた佐藤家住宅は7間×8間の摂丹型の平面を持ち、建材の一部を、関わりの深い柳谷観音から運んで再利用されていることなど、具体的なお話をうかがうことができた。 また敷地西側の断層面の傾斜を生かした庭園も特徴的で、主屋北側に並ぶ土蔵や周囲の塀なども、シンプルなデザインながら、調和の取れた美しさをみせていました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第7回
 「武庫川女子大学総合心理科学館」
 「武庫川女子大学栄養科学館」建設工事現場見学 
平成23年6月4日(土) 9:00〜12:20
担当:福本教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
3階の柱,壁の配筋状況を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
会議室にて建物概要・工事概要の説明を聴く(栄養科学館)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
1階スラブ配筋状況を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
鉄骨柱脚とRC基礎との取り合い部を見学
 武庫川女子大学において建設が進んでいる2箇所の現場を総合心理科学館,栄養科学館の順に見学しました。両者とも,現在,躯体工事が行われています.設計,現場の方からのご説明を受けた後,担当教員が出題した課題(鉄筋の接合方法,構造躯体と建築設備の接点,栄養科学館(鉄骨造と鉄筋コンクリート造の混合構造)における鉄骨柱と基礎との接合)についてレポートを作成しました.これまでの授業で習得した知識を生かしながら,あらたに各自が現場で学習した内容をまとめました.
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第6回
  スペースフレーム参考事例:淡路夢舞台 温室
  いざなぎアリーナ、ウェルネスパーク五色 屋外ステージ 見学 
平成23年5月28日(土) 9:00〜18:00
担当:天畠講師
外部講師:野田 範昭氏(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
淡路夢舞台 温室の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
いざなぎアリーナ 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
いざなぎアリーナ 内観 
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ウェルネスパーク五色 屋外ステージ 
 建築設計総合演習Iの課題2と関連して、スペースフレームの参考事例を3件見学しました。解説は設計にも関わられた太陽工業 野田氏にしていただきました。
 淡路夢舞台の温室は2つの細長いガラスの箱を交差させたようなイメージの安藤忠雄氏設計の温室です。2つのトラス屋根板は、実際には交差はしておらず、下側のトラスは交差部分で2つに分割されているのが特徴です。
 いざなぎアリーナは、比較的大規模な体育館で一般的なオクテット(四角錐)組ではなく、ひし形の立法体のユニットを組み合わせていることが特徴です。部分的にトラス部材に取り付けた木材の化粧材により、ひし形の木製梁のイメージを与えています。
 ウェルネスパーク五色の屋外ステージは、曲率の異なる円弧を組み合わせて構成したシェル形状が特徴です。屋根の仕上げは膜構造です。トラス屋根板は、一般的な柱ではなく、3本1組の組み降ろし材で支持されているます。支点部分は、トラス同士が鋭角に配置されているため、特殊な加工により組み立てを実現しています。
 スペースフレームによって構成された空間のスケッチをし、また屋根を構成する2次部材について、ガラス屋根・金属屋根・膜屋根の種類が異なる3つの事例を見学して詳細を確認することができました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第4回
 「秦家住宅」見学 
平成23年4月30日(土) 13:00〜18:00
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 建築設計総合演習 I課題1「光と闇と住宅」の関連FWとして、京都下京区にある秦家住宅を見学しました。現在もこの家にお住まいの秦様より、住まい手の立場から、建物をはじめ、室礼の考え方や生活の中の公私の区別、季節と庭と生活が一体となっている様子などのお話をお伺いしました。その後、各自が自由に建物内を見学させていただき、スケッチを行いました。格子や障子から透けてくる光が闇の中で淡く天井や床を照らしだす、その日本の伝統的な空間の特徴をじっくりと味わうことができました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第3回 その2
 「H邸現場」見学 
平成23年4月23日(土) 14:40〜18:30
担当:三宗司郎先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
設計者の三宗先生より外観の説明を受ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
現場にて建物の概要や設計プロセス等の説明を受ける 屋上テラスや東面ルーバーの説明を受ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
東面全景を望む
 建築設計総合演習I 課題1「光と闇と住宅」の関連FWとして、非常勤講師の三宗司郎先生の設計による、市街地に建つRC造3階建ての店舗付き住宅の現場見学を行いました。プライバシーを守りながら、如何に戸建的な良さを創れるかという点に中心課題があります。1階の半分は質屋、そしてそれ以外は住宅となっています。プライバシーを守りながら光を採り入れることを考えて、東面全面ルーバーや2層にわたる屋上テラスが設けられています。設計者である三宗先生の解説をはじめ、施主であるご夫婦からのお話、現場の担当者の方からのお話も伺うことができ、住宅設計の実際に触れることができる非常に貴重な体験をさせていただきました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第3回 その1
 原寸大スタディモデルによる実験 
平成23年4月23日(土) 13:00〜14:20
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
金色の壁を設置する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
間接光が回り込み、闇の中で金色の壁を照らし出す
 建築設計総合演習I 課題1「光と闇と住宅」の関連FWとして、演習中に作成した原寸大スタディモデルを利用して実験を行いました。このモデルはダンボールで構成され、上部や側面から間接光を採り入れることができる形態です。壁は全て取り外し可能で、いろいろな素材で壁面を構成することができます。今回は白いスチレンボードの壁と、日本建築でよく見られる障壁画を踏まえて金色の紙を貼った壁を作成しました。スチレンボードの壁を光の反射壁として使用し、その対面の部屋奥に金色の壁を設置しました。闇の中に朦朧とかすかに輝く壁のある空間が実現し、壁面の素材の違いによる光と闇の空間の変化を実体験しました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第2回新着
 「茨木春日丘教会(光の教会)」見学 
平成23年4月16日(土) 12:30〜16:30
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
礼拝堂をスケッチする
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
教会ホール
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 建築設計総合演習I 課題1「光と闇と住宅」の関連FWとして茨木春日丘教会(光の教会)を見学しました。礼拝堂は安藤忠雄氏の設計により1989年に、教会ホールは同じく安藤氏の設計により1999年に完成しました。まずは牧師の軽込昇氏よりご説明をいただきました。この教会は、できるだけシンプルにかつ聖なる空間であってほしい、という要望の下に出来上がったとのこと。「建築を志す皆さんは、この要望が出されたときにどのような解答を出しますか」という問いかけや、「教会の中に座ってボーっとしていただくと有難いです」という鑑賞のアドバイスをいただきました。その後、各自が自由にスケッチを行いました。礼拝堂の十字架状のスリットから差し込む光をはじめとする、多くの豊かな光によって満たされたその空間を味わいました。
■H23年度前期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVA 第1回
 「南禅寺」見学 
平成23年4月9日(土) 12:00〜18:00
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
南禅寺方丈庭園を見学 南禅寺金地院の庭園をスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
南禅寺金地院茶室「八窓席」 学生のスケッチ 南禅寺金地院茶室「八窓席」 学生のスケッチ
 建築設計総合演習I 課題1「光と闇と住宅」の関連FWとして南禅寺を見学しました。まずは小堀遠州の作庭と言われる方丈庭園を訪れました。白砂に反射する光が軒裏を照らし、さらにその光が反射して縁側を照らし出します。そのような往復運動により減衰していく光がほのかな表情を見せながら室内に入り、部屋奥の闇の中にある金地の襖を浮かび上がらせます。伝統的な日本建築特有の光と闇の表情を確認しました。また、層構造の借景と遠近法との影響が同時にあると考えられるこの庭園の空間構成の手法も学びました。次に南禅寺塔頭の一つである金地院を訪れ、小堀遠州作で京都三名席の一つにあげられる茶室「八窓席」を見学しました。大きな連子窓が設けられ、その広い開口面積により、障子紙を通した白い光が三畳台目の室内に充満します。その豊かな空間を、各自スケッチを行いました。その後、鶴亀の庭園を自由に見学し、ここでもスケッチを行いました。桜が満開で、非常に気持ちの良いフィールドワークでした。
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