武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第11回
 「西宮市営甲子園九番町団地建替え」見学 新着
平成25年1月21日(土) 9:30〜12:30
担当:榊原教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ALC住戸外壁の説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
内部仕上工事の説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
PC板の楊重を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
バリアフリー住戸を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
環境負荷低減への取組を学ぶ
 武庫川女子大学浜甲子園キャンパスの東側にある、1960〜1963に建設された西宮市営甲子園九番町団地のPFI事業による建替工事現場を見学しました。東急建設?建築部  松本晃治工事長より工事概要と現場見学の注意事項の説明を受けた後、?市浦ハウジング&プランニング建築室 山田敏人室長、松本工事長をはじめ東急建設の関係者の方々のご案内により現場を見学しました。躯体工事中のF棟6階の、躯体工事の完成した3階を見学したのち、仕上げ工事の進むG棟を仕上げ工事の進捗状況に合わせて見学しました。その後西宮市都市局住宅部住宅整備課 竹嶋係長にご案内いただき、2011年に竣工した1期工事のバリアフリー住戸などを見学しました。見学後、松本工事長から施工手順や工業化工法などの説明を、山田室長からは環境負荷低減への取り組みについての説明を受け、最後に質疑応答を行いました。学生たちは集合住宅の躯体工事から仕上工事までを、随時質問を行いながら熱心に見学しました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第7回
 「大同生命江坂ビル」見学
  (建築設計実務 I 関連FW)
平成24年12月8日(土) 9:00〜12:05
担当:大井准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
外観の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
アトリウムで鋼製サッシュのディテールを確認
 建築設計実務 Iの参考に、鉄骨ディテールの実例として大同生命江坂ビルを見学しました。建物は高さ15階、延床面積が約31,000平米で江坂駅と直結するように建てられています。竣工年は1972年とすでに40年経っている建物ですが、今でも古さを感じさせない低層部の屋内庭園は一般に開放されており、豊かな植栽と所々に配された階段により空間に奥行きを感じられるつくりとなっています。地域のランドマークとしても存在感が感じられる建物です。学生たちはまず、駅ホームから外観を確認後、駅との連絡通路から雨樋と、グレーチングでできたメンテナンス通路の取り付き方を確認しました。次に内部からスチールサッシュのディテールを確認しました。ガスケットとフラットバーで構成された部分と片側フランジの一部を切落したH型鋼のバックマリオンで構成された部分が交互に配置され、スチールサッシュ特有のシャープな雰囲気を出そうと工夫している様子が見て取れました。さらに溶接使用の位置とボルト使用の位置を見つけ、ユニット化された部材の大きさを確認しました。続いて隣接する吹田市の図書館内で、駅の待合室に使用できそうなディテールを発見しスケッチを行いました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第7回
 「妙喜庵待庵」見学
  (建築設計総合演習II 関連FW)
平成24年12月8日(土) 8:30〜11:55
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
待庵の外観をのぞむ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
待庵の外観 学生のスケッチ
 建築設計総合演習II 課題2「茶室の制作」の関連FWとして、国宝である妙喜庵待庵を見学しました。演習で今回制作する二畳の茶室の手本となるものです。千利休作と伝えられ、そこには利休の理想の茶の空間が追求されています。淀川を上り下りする時に目にした情景から着想されたと言われるにじり口、壁を塗り残して作られる下地窓、天井や隅を土で大きく塗りまわして無限の奥行きを感じさせる室床、竹で組まれた平天井や掛込天井、大きな節が強烈な印象を残す床框、高いところまでツラがつく床柱などで構成される、その緊張感のある侘数寄の世界を存分に味わいました。その後、各自で待庵外観のスケッチを行いました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第6回
 「北山杉丸太の加工場および北山台杉林」見学
  (建築設計総合演習II 関連FW)
平成24年12月1日(土) 8:30〜15:30
担当:吉田博宣先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
杉丸太を見学する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
各種の銘木を見学する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
吉田博宣先生の解説の下、北山台杉林を見学する
 建築設計総合演習II 課題2「茶室の制作」に関連するフィールドワークとして、京都北山を訪れました。京都北山は、桂離宮をはじめとする伝統的な数寄屋建築や茶室でよく使われる杉丸太の産地として有名です。まずはじめに加藤林産株式会社を見学させていただきました。加藤林産株式会社の加藤様、吉岡様から、杉丸太の製材プロセスを詳しく説明いただくとともに、杉丸太のカットの作業の様子を見せていただきました。また磨き丸太や絞り丸太、各種の銘木が保管されている倉庫も見学させていただきました。演習で制作する茶室に使用する杉丸太もあわせて入手しました。その後、杉丸太の伝統的な生産方法である北山台杉の林を、非常勤講師の吉田博宣先生の解説のもとで見学しました。杉丸太がどのように育てられ、どのように作られるのかがよくわかる、非常に有意義なフィールドワークでした。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第5回
 「スマートハウス」見学
平成24年11月24日(土) 9:00〜15:00
担当:杉浦修史教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
セキスイハイムが提案する住宅及びスマートハウスの説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
阪神大震災の揺れを体験する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ユニット生産工場を見学し、生産実態と品質管理の状況説明を聞く
 建築設備設計論IIの関連フィールドワークとして、セキスイハイムのスマートハウス(モデル展示)とユニット生産工場を見学しました。 昨年の3.11・東日本大災害以降、ほとんどの原発が停止し、電力不足が常態化し、節電や省エネルギーが叫ばれています。 特に住宅の消費エネルギーは1990年から増加し続けており、その対策としてIT技術を利用し、家庭の消費エネルギーの“見える化”を図ると共に、太陽光発電や蓄電池を設備として加え、エネルギー消費をコントロールする努力がなされています。それがスマートハウスであり、ハウスメーカー各社等から提案されています。
 今回は、セキスイハイムが提案している“スマートハウス”を見学し、その概要(背景・目的・効果等)と共に、ハウスメーカーの住宅ユニット生産の品質管理の実情も見学しました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第4回
 竹中大工道具館巡回展「数寄屋大工ー美を創造する匠ー」見学
  (建築設計総合演習II 関連FW)
平成24年11月17日(土) 13:05〜17:40
担当:安井巧先生、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生に茶室の天井材の解説をいただく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
安井先生に茶室内部空間の作り方の解説をいただく
 建築設計総合演習II 課題2「茶室の制作」の関連FWとして、竹中大工道具館巡回展「数寄屋大工−美を創造する匠−」を見学しました。株式会社安井杢工務店の安井巧先生に解説をいただきました。大徳寺玉林院の蓑庵をモデルとした原寸大の茶室構造模型を目の前にして、床、にじり口、連子窓、下地窓、中柱、釣棚、天井などの各部位の作り方のポイントを詳しく教えていただきました。また丸太、竹、天井材、土壁、建具、金具、畳などの展示を見学し、実物を目の前にして、それらの作り方や使い方などを丁寧に教えていただきました。教科書には載っていない茶室建築の生きた見方に触れることができた大変貴重な機会となりました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第4回
 「香櫨園駅」見学
  (建築設計実務 I 関連FW)
平成24年11月17日(土) 10:00〜11:00
担当:猪股講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
香櫨園駅 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ホーム階 見学の様子
 建築設計実務 I に関連したフィールドワークを実施しました。課題では、高架駅舎を計画しています。香櫨園駅は、コンコースが1階、ホームが2階にあり、夙川をまたぐ断面計画となっています。今回は主にホーム階を見学しました。窓のガラス種別と近隣との関係や、電気幹線のルート、ホーム上の設備(照明、接近表示器、非常用押釦など)、上屋のメンテナンス通路、サイン、待合室、ホーム床のEXP.Jなどについて調査を行い、設計する上で必要な条件を確認することができました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第3回
 「醒井水の宿駅・米原駅駐輪場」見学
  (建築設計実務 I 関連FW)
平成24年11月10日(土) 8:55〜16:05
担当:大井准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
醒井水の宿駅 外観
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
JR醒ヶ井駅前駐輪場のディテールをスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
JR米原駅駐輪場の見学
(1)JR醒ヶ井駅、駅前駐輪場、醒井水の宿駅
  建築設計実務 Iに関連し、コルゲート板を使用した事例を見学しました。 JR醒ヶ井駅の外観は、外観がリン酸処理のコルゲートによるシンプルな矩形のファサードでパネルの割り付け方、晴天時のリン酸処理をしたコルゲート板の表面の見え方などを確認しました。醒ヶ井駐輪場はコルゲートの曲面処理による上屋を、上部梁と等間隔に並んだ柱によって支持しています。学生たちはコルゲート板の重ね部分、ボルト接合部などを確認しましスケッチしました。内側のリン酸処理面が意外と黒く見えるという声が学生たちから聞こえました。 醒ヶ井水の宿駅の1階は地域の名産品店、食堂、カフェ、2階に多目的ホールがあります。屋外ステージも併設された地域交流施設で、JR醒ヶ井駅と統一感を感じさせる意匠です。2階外装はコルテン鋼が用いられています。外観見学の後、2階に移動し、パネルの端部処理などを確認しました。

(2)JR米原駅駐輪場(Cyclestation 米原)
 JR米原駅駐輪場は2階建で、コルゲートの曲面処理による上屋を六本の柱で支持しています。人が寄り付く部分は大判のパネルを用い、階をつなぐスロープは腰壁にもコルゲート板が用いられています。夜間の様子は見学できませんでしたが、上屋の鉄骨梁にアッパーライトを設け、曲面を強調する照明が計画されていました。

■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第3回
 「上甲子園キャンパス内茶室(自妙庵)見学および実測ほか」
  (建築設計総合演習II 関連FW)
平成24年11月10日(土) 13:05〜16:20
担当:柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
茶室実測の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
茶室実測の様子
 建築設計総合演習II 課題2「茶室の制作」の関連FWとして、上甲子園キャンパス内にある茶室「自妙庵」の見学および実測を行いました。まずは担当教員の解説に基づき、露地の構成要素、茶室の杉丸太柱をはじめとする各種材料、そしてにじり口や床、掛込天井等といった茶室の基本用語などを、実物を目の前にして学習しました。その後、グループに分かれて茶室内部空間の実測を行いました。実測終了後はスタジオに戻り、茶室に関する基礎的知識をさらに習得するために、文献調査を行いました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第2回
 「伊佐家(重要文化財民家)、吉田家」見学
平成24年10月27日(土) 8:30〜16:30
担当:大谷教授、大井准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
伊佐家 庭園から座敷を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
吉田家 復旧したファサードの見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
京町家作事組詰所 中庭にて改修作業に関する説明をきく
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 八幡市に伊佐家は築278年で江戸中期の南山城地方における代表的庄屋屋敷として国の重要文化財に指定されています。茅葺屋根の厚みは1m以上あり、柱と梁はどっしりと太く、土間には大きなかまどが据えられています。学生たちは当主の伊佐氏からお百姓が入りやすいように門構えを取り払ったこと、壁には「桃山」という土が用いられていること、床の間の造作などについてご説明いただき、土間や庭園から室内を見学させていただきました。
 その後京都に移動し、築104年の吉田家を見学しました。当主の吉田氏から、まず小学校区が1単位となっている京都のコミュニティの仕組みについて、この町家が賃貸料を得るため道路に面した部分を近代的ファサードに作り直し、昭和36年にかつての姿に復旧したことなどご説明いただきました。吉田氏の幼少時代の体験をまじえ、家族の生活の様子などもお話していただき、町家そのものはもちろんのこと、京都の人々の生活の様子についても理解を深めることができました。
 最後に、吉田家の近くにある京町家作事組の詰所にも立ち寄りました。ここでは町家を改修し、作事組の方が交代で控えられ、町家の修繕・改修の相談にいつでものることができる仕組みが作られています。学生たちは町家改修の事例として2階、庭なども見学させていただきました。
■H24年度後期 建築学専攻 修士1年生 フィールドワークVB 第1回
 「紙管に関する講義 および 紙管の建築共同制作」見学
 (建築設計総合演習II 関連FW)
平成24年10月20日(土) 10:00〜18:30
担当:杉浦准教授、宇野講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
講義の様子 紙管の実物を用いた解説
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップ制作 木製ジョイントと紙管をビスで固定 モックアップ制作 木製パネルに塩ビ波板を取り付ける
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップ制作 ジョイント間にワイヤを張り、梁間方向を補強
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップ制作 外装 兼 耐力壁となるパネルの取り付け
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
モックアップ制作 実際に横から押して建物の強さを確かめる
 建築設計総合演習IIおよび建築設計技術演習IIの第1課題は「紙管を用いた建築」です。これに関連したフィールドワークを実施しました。
 午前中は、紙管メーカーの株式会社昭和丸筒より講師を招き、紙管に関する講義をいただきました。講義のテーマは「紙管の用途、製法、建築材料への可能性について −ハノーバー万博に本館を参考として−」。昭和丸筒 開発本部研究開発部の山口氏より、紙管の用途・種類、紙管の製造方法、紙管原紙および紙管の物性(湿度との関係、構造強度、断熱、吸音など)と長所や短所、再生システム、紙管を使った建築事例とその施工プロセス、建築に使用する際の問題点、構造材として使用するための法規的対応などについて、実物見本や、動画などを用いて詳しく解説いただきました。
 講義後、質疑応答の時間を設けた。学生や教員から、「紙管のコスト」「紙管の耐久性」「難燃処理は可能か」「防水加工をした紙管はどの程度リサイクル可能か」「エアキャップを巻き込んだ紙管は作れるか」など多数の質問があり、活発な質疑応答がなされました。
 午後は、施工実習室に場所を移し、紙管を用いた建築のモックアップの制作に全員で取り組みました。学生が主体的に作業分担や段取りを考えながら、紙管とジョイントの固定、水平剛性を確保するための壁パネルの制作など、集中して作業しました。
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