武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学 建築学科 3年生
授業風景紹介 「建築設計演習III」
建築学科の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2008/7/29)
>>H20年度 後期「建築設計演習IV」  >>H20年度 前期「 建築材料実験」
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」講評会
(2008年7月25,28日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、福本教授、大井准教授、鈴木講師
外部講師:太陽工業株式会社 野口明裕先生(設計部 設計1課長)、丸尾博先生(関西営業1課 課長)
   阪神電気鉄道株式会社 1日目:植村弘先生、岸脇照幸先生 2日目:山本哲也先生、鳥飼大先生
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子 学生のご家族も多数出席 
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子 
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
阪神電気鉄道株式会社 植村先生の全体講評
太陽工業株式会社 野口先生の全体講評
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品
 今回の講評会は膜構造の太陽工業?設計部より野口氏、また駅事業の専門として阪神電気鉄道?より工務部施設課の植村氏、岸脇氏、山本氏、鳥飼氏にアドバイスをいただきました。さらに学生のご家族の皆様にもご出席いただき日ごろの学生たちの様子とこれまでの2年4ヶ月の成長の跡を見ていただきました。ご家族の出席は実に学生数の半分以上にのぼり、「次の機会にも出席したい」「日頃子どもがどんなふうに勉強しているのか分かりにくかったのですが、ずいぶん成長したのだと嬉しく思いました。」などの感想をいただきました。先生方からは「どんなに経験をつんでも建築の仕事は初めてのことが多いです。そのなかで建築を面白いと思うことが良い作品を作ることにつながります。これからも貪欲に頑張ってください」とご指導いただきました。今回はたくさんの学外の皆さんにお世話になりながらテント膜構造の講義や参考建物の見学、駅舎の見学と駅を利用する群集の調査・分析、膜の張力を用いた模型作りと精力的に動きながら初めてのことをたくさん経験し非常に中身の濃い1ヶ月間を過ごすことができました。ひとつの課題が終わるごとに学生達が大きく成長していくように感じられます。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」第5週
(2008年7月18,21,22日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、福本教授、大井准教授、鈴木講師
外部講師:野口明裕先生(太陽工業株式会社 設計部 設計1課長)
建築学科3年生 建築設計演習III
中間講評の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
スタディ模型とスケッチ
建築学科3年生 建築設計演習III
プレゼンテーション用模型の制作の様子
 太陽工業設計部の野口先生に参加いただき、検討模型の中間チェックを受けました。まず全員に共通することとして、「ケーブルを使うことで作りたい曲面を制御しましょう」「構造的に山のケーブル、谷のケーブルを意識して制作することでメリハリある構成がかのうです。」などのアドバイスを受けました。その後、野口先生と担当教員らから一人ひとりがアドバイスを受けました。 その後は各自が製図台に向かい指摘事項の修正と共に、仕上げ模型の制作、図面の清書など本格的なプレゼンテーション作業に取り組みました。その間も、図面の表現方法など随時アドバイスを受け、少しずつ完成に近づいてゆきます。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」第4週
(2008年7月11,14,15日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、福本教授、大井准教授、鈴木講師
建築学科3年生 建築設計演習III
断面検討の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
スタディ模型 電車の架線を考慮して屋根の開口部も検討していく
 前回の授業からさらに検討を深めたテント膜構造を各自が模型に表現しクラスメートの前で発表しました。架線の位置、建築物を作ることができない電車周辺の範囲など駅ホームとしての様々な諸条件を確認していくと、まだまだ屋根の検討が必要な案もありますが、日に日に美しい模型が目につくようになります。その後、模型を見ながら断面スケッチを作成しました。膜構造の面を切断して図面におこすということは微妙な曲線が随所に現れ、思った以上に複雑な作業であると実感しました。 断面図のチェックにつづいて、駅舎部分のプランを検討しました。各自の案は15日の授業開始時に一人ずつ発表し、改札の配置、コンコースの幅、階段やエスカレーターのわかりやすさについての指摘は、その後各自で修正し模型の入り口とどのように調和させるか、それぞれが悩みながら回答を出します。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」第3週
(2008年7月8日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、福本教授、大井准教授、鈴木講師
建築学科3年生 建築設計演習III
演習の様子 スタディ模型をもとに教員からアドバイスを受ける
建築学科3年生 建築設計演習III
スタディ模型
 ベースとなるホームの模型に柱を立てて伸縮性のある布を張り、ホームの上屋を計画しています。授業のはじめにクラスメートの前で各自が検討中の模型を用いてどのような形を作ろうと考えているのか発表しました。先生方からは形の検討をするためには布をしっかりと張ることとアドバイスをうけ、さらに検討を進めました。階段やエスカレーター、電車の扉の位置など様々な条件を把握し、美しい屋根を作るのはなかなか難しい作業です。次回の授業までには模型とスケッチの作成をすると目標を立てて夜遅くまで検討する学生たちの姿がみられました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」第2週
(2008年6月30日,7月1、4日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、大井准教授、鈴木講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
1平米に何人が立つことができるか、
群集密度の実体験
階段で群集歩行速度の測定
建築学科3年生 建築設計演習III
キャンパス最寄の野球場での駅長さんへのヒアリングののち、球場内部を見学
 第2週目はまず群集歩行の特性を理解するため、歩行速度や群集流動の測定と計算方法の説明を受けました。その後、建築スタジオの廊下や階段で、部屋の出入口を使って集団が扉から何秒で出ることが出来るか、1平米の広さにどれだけ人が入ることができるのか、など実際に測定を行いました。
次に野球場に訪問し最寄駅の駅長さんや駅の計画に携わっている方々に、駅舎の概要、電車の本数や、利用人数、混雑時の人員配置など今回の課題で建替え計画を行うために必要な情報をヒアリングしました。 模型検討では実際に電車の模型を制作し、扉位置に柱を配置しないでかつ美しい形を作ろうと教員に相談したり、図面と模型を何度も見比べて柱の位置を検討する学生の姿が多数見られました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」第1週
(2008年6月27日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
建築学科3年生 建築設計演習III
課題説明の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
模型材料の切り出しの様子
 建築設計演習IIIの第3課題は、「大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」です。初日は課題の説明がなされ、キャンパスに程近い駅の建替えを計画するための5つの大きなテーマが発表されました。第一に大規模群集流動のための駅舎の計画、第二に記号的空間と記号的行動を考える、第三に地域の都市景観を象徴するような駅舎の計画、第四に膜構造による大空間の計画、第五に改札口やプラットフォームの設計です。この課題に関連してプロ野球の試合終了後に駅を利用する観客の移動の仕方、歩行速度、群集流動などを調べたり、膜構造の講義や実例の見学を行う予定です。 説明の後、プラットホームの上屋検討のため、ホームの模型制作を開始しました。施工実習室では配布された板材を適当なサイズに切るなど工具を使用した作業に取り組みました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III
「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」講評会
(2008年6月23,24日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、杉浦講師
外部講師:薮野宜美先生(株式会社 日建設計)
建築学科3年生 建築設計演習III
薮野先生による講評の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
上田先生による講評の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 客室棟模型
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 客室棟模型
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 断面図
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 基準階平面図
 数々の宿泊施設の設計を手掛けてこられた株式会社日建設計の設計部門設計室参事の薮野宜美氏を外部講師に招いて、第2課題「宿泊施設」の講評会を行いました。6月23日、24日の2日間かけて、学生全員が作品の発表をしました。非日常空間としての客室や共用空間の演出方法やヒューマンスケールのデザイン手法から動線計画や避難計画まで、広い見地からさまざまな指導と解説をいただきました。講評会後には、全作品がギャラリーに展示されました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第4週
(2008年6月16,17,20日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、大谷教授、萬田准教授、杉浦講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
萬田准教授による基礎に関する講義の様子
演習の様子 学生同士で意見の交換しながら案を洗練していく
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
演習の様子
プレゼンテーション用の図面の作成
建築学科3年生 建築設計演習III
プレゼンテーション用の図面の作成
 模型によるスタディを重ね、宿泊棟のデザインがほぼ固まってきました。さらに、フロントや管理事務室などがあるエントランス棟や、宿泊棟1階にあって前面の砂浜や背後の滝壺へとつながるカフェやプール、海上に浮かぶコテージなども計画し、いよいよ最終のプレゼンテーション用図面の作成に取り組みました。6/16(月)には、萬田准教授より地盤調査方法や基礎の計画に関する講義を受けました。6/23(月)、24(火)には、外部から講師を招き講評会を行います。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第3週
(2008年6月9,10,13日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、大谷教授、萬田准教授、杉浦講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
スタディ模型による室配置と全体の形の検討の様子
教員とともに、庇や手すり植栽などの計画を検討
建築学科3年生 建築設計演習III
庇や手すり、日よけルーバー、植栽などが追加されたことにより、よりヒューマンスケールに近づき、南国リゾートホテルらしくなってきたスタディ模型
  スタディ模型による検討を続け、客室棟の全体の形がほぼ定まってきました。しかし、このままでは、自然豊かな南国の海辺に建つリゾートホテルというよりは、直方体の箱が積み重なった都市に建つホテルのようです。建物がまわりの自然景観に調和し、また宿泊客が、強い日差しをさけつつも、自然の風や波の音などを身近に感じながら快適にくつろげるように、大小の庇や手すり、日よけルーバー、緑化された屋上テラスなどを、スタディ模型に追加していくことを検討しました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第3週
(2008年6月2,3,6日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、大谷教授、萬田准教授、杉浦講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
初期段階のスタディ模型
教員とともに、スタディ模型による案の検討
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
上田信也先生による指導の様子
客室や空洞部分を配置し、不要な柱・梁を取り除いた状態のスタディ模型
 先週に引き続き、スタディ模型により案の検討をしました。まず、柱・梁からなる構造体のフレームを作成します。はじめは、梁と柱が直交する6層の単純な立体格子状のフレームを段ボールで作ります。そこに客室のヴォリュウムに相当する、紙で作った直方体を挿入して、メゾネット形式(上下2層以上で1つの客室を構成)の客室の配置を検討します。これは、近代建築の三大巨匠といわれる建築家ル・コルビュジェが用いた手法と同じです。ただし、今回の課題では、客室棟の建物全部を客室で埋め尽くすのではなく、海側から見た時の立面の1/3は室を作らず、海から建物の裏側の崖へ風が通り抜けるような「空洞」にしなければなりません。客室や廊下のつながり、陽当たり、小さな空洞を分散して設けるのか、まとめて大きな空洞を設けるのか、空洞部分をどのような用途で使うのかなど考えながら室と空洞部分を配置していきました。室と空洞の配置ができたら、不要なフレーム部分を切り取って、建物全体の姿を形づくりました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第2週
(2008年5月30日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、大谷教授、榊原教授、杉浦講師、天畠講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
鉄筋コンクリートの構造体にしばられないデザイン手法についての講義
演習の様子 スタディ模型作成の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
演習の様子 大建設計の上田信也先生による指導の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
演習の様子 構造体の模型に客室のヴォリ-ムを挿入して検討
建築学科3年生 建築設計演習III
即日設計の作品
 はじめに海岸線や崖の形など自分が理想とする地形を決め、その上で客室棟の案を検討し始めました。この課題の宿泊施設の客室棟は7階建てですが、砂浜から上階に行くほど、海の反対側の崖側にセットバックすることで、そびえ立つような圧迫感をおさえ、ヒューマンスケールに近い建築空間を目指します。また、それぞれの客室は、上下につながった複数の室を一室とするメゾネット形式です。そのため、建物全体の形や客室や廊下の配置と柱・梁などの構造体の関係は、非常に複雑で、2次元のスケッチだけで、それらをイメージするのは非常に困難です。そこで、縮尺1/50のスタディ模型を作成し、主にその上で様々な検討を行います。  スタディ模型の作成に先立ち、構造体の骨組みにしばられずに、そこから解放された要素によってデザインする方法について、岡崎教授より講義を受けました。その後、柱・梁からなる構造体の模型を作成し、そこに客室のヴォリュウムを挿入して、建物の大まかな形態と室配置を検討しました。

また、5月31日には、宿泊施設の設計の練習のため、また一級建築士の実技試験を体感するために、即日設計に挑戦し、5時間30分かけて「宿泊機能を持つ研修施設」を設計しました。

H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第1週
(2008年5月23日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、杉浦講師
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
課題説明の様子
武庫川女子大学学術研究交流館の実測の様子
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
鉄筋コンクリート構造の設計方法や
ディテールのおさまりの説明
屋上防水の観察と実測
 3年生の建築設計演習III 第2課題は、「親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」です。常夏の海岸に、自然と一体となった地上の楽園のような小規模宿泊施設の設計します。砂浜とそれに面する急斜面の崖、崖の上からは美しい滝が流れ落ちているという条件の下で、自分の理想の地形を想定して敷地とします。崖のすぐ脇の砂浜に建つ7階建ての客室棟、海上に浮かぶコテージ、崖の上にあり、客室棟とブリッジでつながるエントランス棟を計画します。前回の課題に引き続き、この課題も鉄筋コンクリート造で設計します。  初日は、課題の設計条件の説明や、自然をより引き立たせる人工、ホテルの機能に関する講義、南国リゾートホテルの参考例の紹介などがありました。  その後、鉄筋コンクリート造による建物の基準寸法を用いたデザインやサッシの細部のおさまりなどを、より深く理解するために、鉄筋コンクリートでつくられている武庫川女子大学の学術研究交流館に場所を移し、詳細に実測しました。実測結果をもとに矩計図を作成しました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」講評会
(2008年5月19-20日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
外部講師:1日目 本城邦彦先生(竹中工務店顧問)、 2日目 川崎敦子先生(竹中工務店設計部)
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
講評会の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 模型写真
建築学科3年生 建築設計演習III
学生の作品 模型写真
 3年生となって初めての設計演習講評会です。1日目は竹中工務店顧問の本城邦彦先生、2日目は竹中工務店設計部の川崎敦子先生に参加していただき学生一人ひとりにコメントをいただきました。計画中に両親から聞いた意見や、与えられた課題に対して建築的にどのように回答しようとしたのか、自分の作品の最も気に入っている点など、学生たちが自分の思いを図面や模型と共にそれぞれの言葉で伝えようとする姿が印象的でした。先生方からは「納まり、作図などが少々大変でもまず自分がやってみたいことに挑戦すべきです」「限られた時間の中ではあるけれど、検討から作図までの一連の作業は何度か繰り返すことでさらによい作品が出来ます」「(これまでの提出図のように)手書きの図面を制作することは将来設計の仕事をするうえで皆さんの力となるでしょう」「これから徐々に素材が切り替わる部分のディテールを意識してみてください」などのアドバイスをうかがいました。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」第5週
(2008年5月9日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
1/50の図面の講評を受ける
スタジオでの演習の様子
 前回より1/50の図面を制作開始しています。描くほどに1/100の検討図よりも各部がどのようになっているのか気になります。日増しに教員への質問も増えてきます。同級生が教員に質問していることが自分も疑問に思っていることだということもしばしばあり、友人と教員のやり取りにも少しでも吸収できることがあるからと隣で一緒に話を聞いている学生の姿が目立ちます。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」第4週
(2008年4月28,29日、5月2日)
担当:岡崎教授、大谷教授、三宗司郎先生、大井准教授
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
1/100模型と図面を用いて両親からの要望を建築的にどう解決するか教員と相談
 提出用の縮尺1/50の図面制作に先立ち、まず1/100の図面を提出しました。実務の世界でも検討・作図・打ち合わせを何度も繰り返すことで良い作品が生まれます。学生たちは週末に図面を見せながら両親と打合せを行い、そこで出てきた要望をレポートとして授業前に提出し、意見を反映させた図面と模型を前に意匠と構造の教員と話し合いながら、更に発展した計画案を検討していきます。
H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」第3週
(2008年4月21,22,25日)
担当:岡崎教授、大谷教授、三宗司郎先生、大井准教授
建築学科3年生 建築設計演習III
設計条件の発表の様子
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
スタディ模型をもとに教員との対話
同級生へのアドバイスが参考になることも…
建築学科3年生 建築設計演習III 建築学科3年生 建築設計演習III
スケッチを張り出し、教員とディスカッション ホワイトボードに書いた原寸スケッチを見て
ディテールの理解を深める
 4月21日は、前回発表したクラスメートの設計条件を参考に、さらに2名がこれまでの設計条件を追加・変更したものを発表しました。その後スタジオで各自が斜線制限などの法規チェックを行い1/100でのスケッチを行いました。今回の課題は構造が鉄筋コンクリート造と設定されているので構造の先生からラーメン構造と壁式構造の特徴の説明を聞き、また一人ひとりが法規チェックの結果を教員と確認しました。学生たちは翌日の演習までにアイディアをまとめようと夜遅くまで頑張っていました。

 4月22日は、課題の敷地周辺は勾配屋根がかかった住宅が多いので、街並に調和した屋根をかけるには日本建築特有の屋根のかけ方がヒントになるという説明を受けました。また今回の課題は最終提出図面を1/50で制作します。そのため建具や仕上、パラペットや庇等の鉄筋コンクリート造での基本的なディテールの説明を受けいよいよ本格的に設計条件に基づいたスタディを開始しました。

 4月25日は、提出用の縮尺1/50の図面制作に先立ちまず1/100で作図します。週末には両親に図面を見せて打合せを行い、週明けには1/100の図面を仮提出するという宿題がでているので、皆一生懸命です。スケッチやスタディ模型を前に自分のアイディアについて教員からアドバイスを受けたり、軒・パラペットなどの各部詳細をどのように考え、図面としたらよいのかなど説明を受けました。

H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」第2週
(2008年4月15,18日)
担当:岡崎教授、上田信也先生、福本教授、大井准教授、天畠講師
建築学科 建築設計演習I 課題説明
教員とボリュームスタディを進める
建築学科3年生 建築設計演習III
プログラム発表の様子
建築学科3年生 建築設計演習III
敷地模型を使い街並との調和について説明を受ける
 4月15日は、前回宿題となっていた両親へのヒアリングをまとめたレポートを元に、各自が設計のためにプログラムを作成しました。
 実務の世界では設計者が建物を使う人の要望や意見を聞き、共に作り上げるのが基本です。学生の設計演習では極めて稀な試みですが、今回は各自のスタディを両親との意見交換と共に進めます。
 まずそれぞれの家族について平日休日ごとに時間軸での生活パターンを設定しました。その後ヒアリングした設計条件について優先順位をつけて、主要な空間の必要寸法を調査設定し、あらかじめ作成していた1/200のボリューム模型と1/100の敷地図をもとにスタディを開始しました。

 4月18日は、まず、両親それぞれの要望、自分の要望、家族一人ひとりの生活時間の分析、階ごとの使い方などの、前回作成したプログラムを数名の学生に発表してもらいました。住宅は住む人の生き方が現れるため、要望も様々です。発表内容については教員から更に追加してヒアリングしたほうがよい点などが挙げられ、学生たちはさらに発展したプログラムをデータ化しました。

H20年度3年生前期
建築設計演習 III 「課題1:両親と二世代で住む家」第1週
(2008年4月11日)
担当:岡崎教授、三宗司郎先生(アトリエべー 代表取締役社長、昭和設計 元社長・会長、現相談役)
   大井准教授     
建築学科 建築設計演習I 課題説明
講評室での課題説明の様子
建築学科 建築設計演習I 課題説明
敷地に近接した桜堤の様子を確認
 3年生の建築設計演習IIIの第1課題は「両親と二世代で住む家」です。学生が各自将来結婚し子供が2人いるという設定で両親と共に暮らす家を計画します。文化人類学や社会学に基づく詳細な説明を受けた後、キャンパスに程近い武庫川の桜堤に面した敷地を調査しました。両親の要望をヒアリングしたレポートが次回までの宿題となりました。
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