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武庫川女子大学大学院 建築学専攻修士 1年生
授業風景紹介 「建築設計総合演習I」 |
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建築学専攻の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2010/8/4)
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題3:膜屋根による半屋外遊戯場があるこども館」 講評会 |
2010年7月31日 10:30〜18:00
担当:
建築設計総合演習 I 岡崎教授,大谷教授,宇澤善一郎先生,大井准教授
建築設計技術演習 I 福本教授,萬田准教授,池澤廣和先生,杉浦修史先生,有岡眞一先生,今井祐輔先生
外部講師:三宗司郎先生
(アトリエ べー 代表) |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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課題1の木製ブロック、課題でのスペースフレームに本課題では膜を加え、材料の特性を考慮しながら計画を進めることが目的です。また、課題期間にこどもと空間に関する小論文を作成し調査したことや新たな知見にもとづいて計画を進めました。
本演習担当教員のほかに、建築設計技術演習Iを担当された構造、設備、施工の先生方からもそれぞれの専門分野からの視点でご指導をいただける点は、大学院での講評会の大きな特徴です。また、外部講師として三宗司郎先生(アトリエ べー 代表)にご参加いただき「今回は非常に難しい課題です。それぞれの材料についてどうバランスをとりながら用いるかが重要です。」「遊びの空間の計画では、屋内外を一体としてデザインすることがそろそろできるようになってほしいです。また設計者が楽しみながら計画することです。安全にも考慮すること。」などのアドバイスをいただきました。
担当された先生方からも「建築物に基本的に要求される性能は常に考えてほしい。問題意識を持つことはその問題が半分解決されたも同然。」「本当の建築にこぎつけたかは大いに疑問。まだまだ努力を!」「模型に力を注ぐのは理解できるが、もっと図面に力を注ぐように。最後に残るのは図面です。」「情熱が最も大切。皆さんには情熱がある。その情熱を生かせるように計画をしていきましょう。」など多くの叱咤激励をいただきました。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題3:膜屋根による半屋外遊戯場があるこども館」 第4週 |
2010年7月15日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、大谷教授、宇澤善一郎先生、大井准教授
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野口先生による膜の講義では活発な質疑回答が
行われました
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膜の講義後、さらに教員と案の検討 |
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検討中のスタディ模型 |
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野口明裕氏(太陽工業株式会社 設計部)よる膜の講義が行われました。材料の特性、最新の膜材、光の透過性、耐候性、力学的な性質などの説明をしていただきました。さらに最新の現場を例にとり施工方法の説明やインテリアで使用される膜など豊富な資料や写真を用いて、多岐にわたる視点で講義をしていただきました。
学生たちは中間講評会を通して自分の案が固まってきたためか、検討案に関すると思われる具体的な質問もたくさんでてきました。野口氏にその都度丁寧に答えていただき、その後スタジオでさらに検討する学生たちの姿が見られました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題3:膜屋根による半屋外遊戯場があるこども館」 第3週 |
2010年7月13日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、大谷教授、宇澤善一郎先生、大井准教授
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中間講評会の様子 |
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学生のスケッチ |
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模型を前に学生と教員が議論しアイディアを出し合う |
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課題期間も中盤となり、学生たちは中間講評会で検討中の案を発表しました。
これまでスペースフレームに膜を張る体験やフィールドワークでの見学を通して各自イメージは膨らんできますが、自分が作りたいものを形にし始めると、プレゼンテーションレベルでは模型では繊細なスペースフレームが膜の張力に耐えられない、実際に建てられることを想定すると屋根面に降った雨水の処理方法やフラッタリング(風による膜のばたつき)などの問題を考慮する必要があります。自分が良いと思う空間をつくるためには様々な問題をクリアする必要があることを実感します。
そのような問題点を抱えながらも中間講評会では、学生たち一人ひとりがどのようなものを作りたいのか担当教員やクラスメートの前で検討案を発表しました。外部講師として野口明裕氏(太陽工業株式会社 設計部)に参加していただき、特に膜やフレームについて力学的な観点からご指導いただきました。学生たちは様々なヒントを得て、講評会後にはさらに手直しした案の作成に取り組みました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題3:膜屋根による半屋外遊戯場があるこども館」 第2週 |
2010年6月29日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、大谷教授、宇澤善一郎先生、大井准教授
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ドームの頂点のみで膜を吊った様子 |
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外側にかけた膜のボールジョイント付近に印を付ける |
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中間部分のボールジョイントからも膜を吊った様子 |
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完成した内部空間の様子 |
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完成後の記念撮影 |
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前回はスペースフレームの外側に膜を張る体験をしました。今回はスペースフレームの内側で膜を吊る体験をしました。
前回外側に張った膜を一旦取り外し、頂点から吊る方法を試みました。頂点で布の中心を固定し布の端部はスペースフレーム最下段の部材に巻き込みました。しかし、一点に膜の重量が集中するため、中央部分が落下してしまいます。
そのため、頂点以外のボールジョイントにもフックを取り付け、複数の点から吊るような改善案を試みました。膜を再度スペースフレーム外側に掛け、頂点を固定し、中間レベルのボールジョイント部に相当する膜の部分にマーキングを行い、鳩目穴を作りフックを取り付けました。この方法であれば膜の重量を複数のボールジョイントに分担して形を作ることができました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題3:膜屋根による半屋外遊戯場があるこども館」 第1週 |
2010年6月22・24・25日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、大谷教授、宇澤善一郎先生、大井准教授
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スペースフレームに膜取り付け用の金物をつける
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膜に手製のコンパスで円弧を描き、15角形の角度をマーキング |
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膜をフレーム上部に持ち上げ中心を固定し徐々に広げる |
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完成間近の内部
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完成した膜屋根 |
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完成した膜屋根 |
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膜屋根の内部空間
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完成後の記念撮影
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課題1では木製ブロックの積み上げ、課題2では実際にスペースフレームの組立を体験しました。課題3はスペースフレームに膜を張った空間の計画です。計画に先立ち、株式会社太陽工業のご協力により膜を張る実習を行いました。
前日に膜とスペーススペースフレームのボールジョイントの接続のための金具の付け方、膜の架け方について説明を受け、その後各自で施工方法を検討しレポートを作成しました。 当日は、まず手分けをして必要なボルトやフックをスペースフレームに取り付けました。続いて6m×6mに縫い合わせた伸縮性のある布の中心を出し、はと目穴を設けます。次にスペースフレームの直径にあわせて円弧を描き、最下部のフレームの長さを考慮しながら 15角形のスペースフレームにあわせて中央から15本の放射線がなす角度をだします。マーキングした布をスペースフレーム上部に人力で持ち上げ、膜の中心を頂部の金具に固定し、たるみが生じないように上から下へ徐々に膜を伸ばし最下部の金具にとめ、完成しました。今回はスペースフレームの上に膜を張りましたが、次回の授業では同じスペースフレームの内側で膜を吊る体験をします。 学生たちは施工体験をすることで、スペースフレームと膜で何ができるのかを理解し今後計画を進めていきます。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 講評会 |
2010年6月18日 13:05〜18:00 担当:
建築設計総合演習 I 大谷教授、本城邦彦先生、天畠講師
建築設計技術演習 I 福本教授、萬田准教授、池澤廣和先生、有岡眞一先生、今井祐輔先生
外部講師:野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)
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学生の発表 |
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野田先生による講評
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本城先生による全体講評
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学生の作品 全体模型写真
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学生の作品 部分模型写真
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学生の作品 部分模型写真
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学生の作品 部分模型写真 |
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建築設計総合演習I の第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」の講評会です。 関連授業である建築設計技術演習 Iと合同の講評会です。外部講師として中間講評会に引き続き、スペースフレームの講義をしていただいた野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)をお招きしました。
講評会は、発表者1名に対して、学生1名が質問をし、教員の中から2名が講評を行うという流れで進められました。教員の講評では、「甲子園会館の横に建つという立地をどう考えたのか検討が不十分」「モジュールの根拠が明確でない」「構造的な力の流れに対する説明が不十分」「雨仕舞の詳細が考えられていない」「スペースフレームの特性が活かされた空間になっていない」など様々な側面から厳しいご意見をいただきました。
最後の全体好評では、野田先生から「木製ブロックとスペースフレームというスケールの違うものを組み合わせることの難しさを感じた。スペースフレームの設計に付きまとうのは仕上げのdetailである。今回の課題ではそこまで踏み込めてないが、仕上げも含めて次の課題では取り組んでください。」。本城先生から「今回は材料が決まっている。一件矛盾しているスペースフレームと木製ブロックをいかに組み合わせるのか、考えてチャレンジすることが必要だった。アイデアが出てそこで止まってしまう印象を受ける。次への展開ができるようになってください。自分の考えを言葉で整理してみてください。」大谷先生から「図面や模型は施主に伝えるためのものです。講評会はそのトレーニングでもあります。大学院になりより一層そのことを意識してプレゼンテーションできるようにしてください。」と激励の言葉がありました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 第4,5週 |
2010年6月8・10・11・14・17日 13:05〜16:20
担当:大谷教授、本城邦彦先生、田崎教授、杉浦講師、天畠講師
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演習の様子
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演習の様子 |
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締め切り直前のスタジオ |
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建築設計総合演習I 第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」の第4,5週です。
6月8日は、小論文の〆切でした。各自で文献調査した内容から今回の礼拝堂の設計で活かせる知見について考察し、小論文にまとめて提出しました。
6月10、11日は、各自で進めていたS=1:20の部分模型でスタディ、S=1:50での全体計画との整合性について教員との一対一の対話を通して修正作業を進めました。
6月14、17日は、課題提出前の最後の追い込み作業を行いました。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 第3週 |
2010年6月3日・4日 13:05〜16:20
担当:本城邦彦先生、田崎教授、天畠講師
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教員と一対一の対話 小論文の内容の検討
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教員と一対一の対話 スタディ模型の検討 |
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木製ブロックの運び出し
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スペースフレームの組立 |
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木製ブロックの壁面の組立 |
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完成したスペースフレームのゲートの設置 |
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完成したスペースフレームと木製ブロックによる空間 全景 |
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完成したスペースフレームと木製ブロックによる空間 ゲートより見る |
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完成したスペースフレームと木製ブロックによる空間 内部 |
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ケーブルテレビ撮影の様子 |
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光環境実験室でトップライトの効果を確認 |
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建築設計総合演習I 第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」の第3週です。
6月3日は、設計と並行して進めている小論文の内容について教員と一対一で対話を行い、各自の設計に活かせるテーマの検討を行いました。また、先日の中間講評会の内容を受けて各自のスタディを進めました。
6月4日の前半は、5月29日のフィールドワークで制作した木製ブロックとスペースフレームのドームによる空間に、さらにスペースフレームのゲートと木製ブロックの壁面を組み合わせ、実物大の空間構築体験を行いました。アプローチ空間の効果や、木製ブロックとスペースフレームによるできる空間を具体的に体験することができました。次に、光環境実験室において中間講評会でも話題となっていた光のコントロールの仕方について、スリット上の光やトップライトからの光を実際に体験することによって、学生各自が思っている以上に天空光の影響が強いことを確認しました。演習の後半は、教員と一対一の対話を行いながら縮尺S=1:20の部分模型によるデザインの検討とS=1:50の全体計画を進めました。また、来週の小論文の提出にむけて文献調査などを進めました。
なお6月4日の演習の内容についてはケーブルテレビ「ベイ・コミュニケーションズ」で7/1〜7/15の期間に放映される予定です。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 中間講評会 |
2010年6月1日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、本城邦彦先生、天畠講師
外部講師:野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)
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提出物の展示
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各学生の成果物の閲覧 コメント記入 |
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学生の発表 |
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野田先生による講評
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本城先生による全体講評
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中間講評会の提出物
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建築設計総合演習I の第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」の中間講評会です。 外部講師として5/18にスペースフレームの講義をしていただいた野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)をお招きしました。
学生はこの中間講評会に向けて、主にS=1:20のスタディ模型を中心に、各自の提案の内容をプレゼンーションするための成果物を作成してきました。
まず最初に、全ての学生の案を講評室に掲示し、教員および学生各自で閲覧しました。その後、学生が2人づつ発表し、教員から講評を受ける形式で、全学生が発表し、講評を受けました。中間講評会の最後の全体講評では、まず本城先生から「建築は社会に評価されるものであることを意識して下さい。また今回は木製ブロックとスペースフレームという材料があらかじめ決まっていることが学部でやってきた設計とは大きな違いです。実際に木製ブロックやスペースフレームの組立の体験を通して、材料の特徴を理解したうえで、その材料のもつポテンシャルを引き出すことができるような設計をしてください。」。次に野田先生から「シンプルな構造が多いと思っていたが、自由な発想がたくさん見られたのは良かったです。完成を楽しみにしています。」。最後に、岡崎先生から「スペースフレームや木製ブロックを使って実際に空間を構築する体験を設計に活かしてください。材料から全体を考えるミクロから出発する設計です。自分のために設計に取り組んで下さい」と講評がありました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 第2週 |
2010年5月27日・28日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、本城邦彦先生、田崎教授、天畠講師
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スペースフレームの組立
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スペースフレームの組立 |
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木製ブロックの穴あけ加工
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教員との対話 |
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演習の様子 |
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演習の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 池越しに見る |
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学生の作品 甲子園会館の3階テラスより見る |
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学生の作品 池越しに見る
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学生の作品 |
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建築設計総合演習I 第2課題「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」の第2週です。
5月27日の前半は、スチールの実物大のスペースフレームの組立を体験しました。また、週末に予定している空間構築体験の実施の際に,柱の制作のために必要な木製ブロックの穴あけ加工も行いました。後半は、実物大の体験をもとにS=1:20のスケールのスタディ模型で検討を進めました。並行して、各自の設計のテーマに大きく関わってくる小論文をまとめる作業も行いました。
5月28日は、甲子園会館の南側の庭園においてスペースフレームと木製ブロックによるスタディを行いました。これまでは実習室の中での組立体験にとどまっていましたが、屋外で実習を行うことで、スペースフレームと木製ブロックによってできる空間が、実際に甲子園会館や庭園の風景とどのように関係するのかを身をもって体験しました。見る場所によって見え方が違うスペースフレームの面白さや、甲子園会館との対比など、実際に風景の中で組立を行うことで新しい視点を学ぶことができました。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題2:地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」 第1週 |
2010年5月18日・20日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、本城邦彦先生、田崎教授、天畠講師
外部講師:野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)
黒田 修司先生(太陽工業株式会社 TM事業部 西日本営業課 課長代理)
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実物大のスペースフレームをさわって確認
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スペースフレームの模型によるスタディ |
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野田先生によるスペースフレームの講義
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磁石を使ったスペースフレームの組立を体験 |
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木製スペースフレームの組立体験 |
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完成した木製スペースフレームの一つ 長方形のオクテットトラスと正方形のオクテットトラスの組合せ |
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建築設計総合演習I の第2課題は「地球環境に配慮した組バラシ自由な礼拝堂」です。敷地は甲子園会館の隣地に計画します。課題1では木製ブロックによる壁面の構成が課題の中心でしたが、本課題では、木製ブロックの積み上げに加え、組立て解体が可能なスペースフレームによる屋根をかけ原寸大モックアップの組立て体験を行います。そしてその組立て体験をもとに、木製ブロックによる壁や柱、スペースフレームによる屋根によって、各自で材料や構造や構法を考えながら礼拝堂の設計を行います。なお演習は、課題1と同様に建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
5月18日は課題説明がありました。スペースフレームの概要を学び、教員が組み立てた実物大のスペースフレームに触れて大きさや重さなどを体験しました。その後、スペースフレームの模型によってスペースフレームがどんなものか組立てを通して各自でスタディを行いました。演習の後半では、敷地となる甲子園会館の隣地を見学し、隣りに並び立つことになる甲子園会館の実測を行い、1尺モジュールにもとづく甲子園会館の寸法体系を再確認しました。実測した結果をもとに甲子園会館の旧客室部分の1/20の模型の制作を開始しました。今回は礼拝堂を設計するということで「聖と光」をテーマとする小論文も課せられました。
5月20日は、実際に実務でスペースフレームの設計を担当しておられる野田 範昭先生(太陽工業株式会社 TM事業部 設計課 課長)をお招きし、スペースフレームの基本的な概要や、設計事例、今後の新しい展開の可能性について講義をしていただきました。その後、実物大のスペースフレームを使って、ボールジョイントや部材について詳しく解説していただき、最後に木製の部材を使ってスペースフレームの組立て体験を行い身を以てスペースフレームの特徴の一端を理解することができました。
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題1:地球環境に配慮した組立て生産型の独立住宅」 講評会 |
2010年5月14日 13:05〜18:30
担当:
建築設計総合演習 I : 岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、柳沢准教授
建築設計技術演習 I:福本教授、萬田准教授、池澤廣和先生、杉浦修史先生、有岡眞一先生、今井祐輔先生
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教員より講評を受ける |
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学生の発表の様子 |
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三宗先生による総評 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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建築設計総合演習?の課題1「地球環境に配慮した組み立て生産型の独立住宅」の講評会を行いました。関連授業である建築設計技術演習 Iと合同の講評会です。発表者1名に対して、学生1名が質問をし、教員の中から2名が講評を行うという流れで進められました。教員の講評内容は、デザインや建築計画に関することはもとより、「梁をもっとよく考えてつけてください」「照明はどのように考えているのか」「サッシュの詳細がよくわからない」など構造、環境・設備、施工からの技術的な側面を含んで非常に多岐に渡り、今後のインターンシップや設計実務の授業に向けて、大いに参考となりました。また今回の課題を通して、「からだを使ってディテールから空間を作る」という言わば空間構築の原点の楽しさと難しさを学ぶことができました。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題1:地球環境に配慮した組立て生産型の独立住宅」 第5,6週 |
2010年5月6・7・11・13日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、柳沢准教授
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詳細図の手直しをする
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教員との対話 |
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プレゼンテーション用の図面を作成する
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詳細図の検討をする |
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本課題では、一分の一スケールの木製ブロックを積み上げることにより、住宅モックアップ(壁、開口部等)の組立て体験を行います。そしてその体験をもとに組立て生産型の住宅の設計を行います。同時に、我が国伝統の空間構成の知恵に学びながら、環境と共生する住宅を総合的に提案します。なお演習は、建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。 5/1(土)のフィールドワークで、実際に木製ブロックを積み上げて、住宅モックアップを作成しました。その体験をもとにこれまで進めてきた案の見直しを行いました。また6日は地球環境に配慮した住宅建築の在り方に関する小論文を提出しました。 演習もいよいよ大詰めです。14日に行われる講評会に向けて、最終案の確定と最終成果物の作成に取り組んでいます。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題1:地球環境に配慮した組立て生産型の独立住宅」 第4週 |
2010年4月27日・30日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、柳沢准教授
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スタディの様子
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教員との対話 |
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教員による矩計図の指導の様子 |
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教員による詳細図の指導の様子 |
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本課題では、一分の一スケールの木製ブロックを積み上げることにより、住宅モックアップ(壁、開口部等)の組立て体験を行います。そしてその体験をもとに組立て生産型の住宅の設計を行います。同時に、我が国伝統の空間構成の知恵に学びながら、環境と共生する住宅を総合的に提案します。なお演習は、建築設計技術演習?(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
27日、30日は1/50のスタディとともに、1/20のスタディを行いました。教員より浴室などの水廻りや小屋などの詳細図の参考例が追加で示されました。また矩計図では、まず基礎を描き、そしてGL、1FL、2FLをおさえて、実際に作る順番で作図するように指導を受けました。詳細設計に関する教員の失敗体験談も教えてもらいました。詳細図を描くためには部材をどう組み上げていくのか実践的かつ総合的な設計の知識が必要で、作図にみんな悪戦苦闘しています。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題1:地球環境に配慮した組立て生産型の独立住宅」 第3週 |
2010年4月20日・22日・23日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、田崎教授、大井准教授、柳沢准教授 |
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木製ブロックをスタジオの中に運び込む
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旧山邑邸の模型を作る |
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教員との対話
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開口部の参考詳細図の説明を受ける |
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木製ブロックの積み方の可能性を考える |
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本課題では、一分の一スケールの木製ブロックを積み上げることにより、住宅モックアップ(壁、開口部等)の組立て体験を行います。そしてその体験をもとに組立て生産型の住宅の設計を行います。同時に、我が国伝統の空間構成の知恵に学びながら、環境と共生する住宅を総合的に提案します。なお演習は、建築設計技術演習?(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
20日は、17日のFWの敷地調査を踏まえて案の見直しを進めました。敷地模型に、立面図を貼り込んだ旧山邑邸の模型を配置し、旧山邑邸の外壁装飾のスケールを確認しながらスタディを進めるように指導を受けました。また木製ブロック(480×240×120)をスタジオの中に持ち込み、実際に木製ブロックに触れながら案を考えていくことにしました。
22日は、敷地調査の結果をもとにスタディを進め、1/50のスケールの案の概要が固まってきました。
23日は教員より矩計図や立面詳細図、開口部詳細図などの参考図が示され、1/20のスケールの詳細図を考え始めました。またブロックの積み方をいろいろと試してみることにより、安定する積み方と不安定な積み方を確認しました。 |
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H22年度 修士1年生前期
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建築設計総合演習 I
「課題1:地球環境に配慮した組立て生産型の独立住宅」 第1、2週 |
2010年4月9日・13日・15日・16日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大谷教授、田崎教授、柳沢准教授
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課題説明の様子
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教員による指導の様子 |
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木製ブロック(480×240×120)がどのようなものか、実物を確認する |
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模型によるスタディ
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積層ブロックの可能性を遊びの中で模索する |
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本課題では、一分の一スケールの木製ブロックを積み上げることにより、住宅モックアップの組立て体験を行います。そしてその体験をもとに組立て生産型の住宅の設計を行います。同時に、我が国伝統の空間構成の知恵に学びながら、環境と共生する住宅を総合的に提案します。なお演習は、建築設計技術演習 I(構造/環境設備/施工)と連携して進められます。
9日は課題説明がありました。旧山邑邸に隣接する対象敷地の概要、必要諸室・スペースなどの設計条件等を確認した後、フランク・ロイド・ライトによるコンクリートブロックの住宅など、組立て生産型の建築事例を学びました。また10日のFWで訪問予定の「聴竹居」の環境工学的特徴も学びました。その後早速、敷地模型の制作に取りかかりました。 13日は、まずプレキャストコンクリートによるRC造やPC造、そして組積造についての構法に関する説明を受けました。その後、先週に引き続き敷地模型の制作を進めるとともに、1/50のスケールでスタディを進めました。また木製ブロック(480×240×120)がどのようなものか、実物を確認しました。
15日、16日もスタディを進めました。部材の繰り返しによって如何に全体を構成していくか、ということを念頭に置きながら、早速、第1案を作成しました。17日のFWでは、第1案の作成を踏まえてチェックリストを作成し、敷地調査を行います。その結果を次回から反映していきます。 |
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