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武庫川女子大学大学院 建築学専攻修士 1年生
「建築設計総合演習II」 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 講評会 |
2012年1月23日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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完成した茶室 |
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壁面パネルをはずした様子
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高台寺傘(からかさ)亭を参考に制作した小屋組み内観 |
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室内の様子
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講評会に参加した教員と記念撮影 |
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屋外移設のためには屋根を運搬することが課題です。しかしトラックでの運搬も難しく人力で運べるかどうかを試しました。構内の通路幅が確保しにくい箇所があるのと、屋外では屋根取り付けの際、危険が伴うことが考えられ、話し合いの結果、屋内完成とすることとしました。
床束を室内に据え、柱とそのベースの据付、柱の頭つなぎの据付を完了させました。同時に柱周辺の担当グループは壁面パネルの制作も行いました。 柱据付後、仕上げまで完了した小屋組みをクレーンで持ち上げ、ベニヤに杉皮で仕上げた屋根頂部もつくり、あらかじめ内部に紐をつけてクレーンで持ち上げながら室内から母屋に固定しました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第10,11週 |
2012年1月10日〜19日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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試験運搬の様子 |
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床束の据付
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壁面パネルの制作 |
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床束、土台、柱の取り付け
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屋根頂部の制作 |
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棟上の様子
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屋外移設のためには屋根を運搬することが課題です。しかしトラックでの運搬も難しく人力で運べるかどうかを試しました。構内の通路幅が確保しにくい箇所があるのと、屋外では屋根取り付けの際、危険が伴うことが考えられ、話し合いの結果、屋内完成とすることとしました。
床束を室内に据え、柱とそのベースの据付、柱の頭つなぎの据付を完了させました。同時に柱周辺の担当グループは壁面パネルの制作も行いました。 柱据付後、仕上げまで完了した小屋組みをクレーンで持ち上げ、ベニヤに杉皮で仕上げた屋根頂部もつくり、あらかじめ内部に紐をつけてクレーンで持ち上げながら室内から母屋に固定しました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第7〜9週 |
2011年12月6日〜24日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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柱の取り付け
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隅木を取り付けた小屋組み
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前期に修士2年生が制作した茶室の見学
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ルーフィングの取り付け
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小屋組内部の様子
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柱の立ち上がり部分は、壁面パネルを取り付けるための溝を彫ったのち、ベースの板を四角に組み柱をたて込みました。 また、12月中ごろにはそろそろ仕上げのことも意識したほうが良いだろうということで前期に先輩方が制作した茶室を見学しました。
屋根は構造体としての隅木をベースとなる正方形のフレームに固定しているので、軒庇のためにより長い隅木を接ぐようにして持ち出しました。その後、母屋と垂木を取り付け天井仕上げとなるよしず、ルーフィング、外部の仕上げとしてのよしずを取り付けました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第5,6週 |
2011年11月22、24、25、29日、12月1、2日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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桿を柱配置に従って並べる |
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屋根の組み立て方法の検討 |
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根太床の制作
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屋根頂部かぼちゃづか
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隅木の取り付け
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切り出した孟宗竹の桿を柱の長さに切り出して、実際の柱割を想定して配置してみました。その際、柱がまっすぐに立つかどうかを確認し、同時に完成時の雰囲気を確認しました。また床は中央の中板を外すと靴を履いたまま畳に腰かけることができるようにしたいとの思いから一畳分の根太床を二つ作り、土台の一部が分断され床束の足元で足固め材でつながるように考えました。
方形の屋根は頂部のおさめが難しく、4本の隅木を追っかけで組み立ててみましたが屋根面のねじれが生じるため、角材から四方に腕を取り付け桿に差し込む方法で、かぼちゃづかを用いた方法で組み立てることとしました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第4週 |
2011年11月15、17、18日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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孟宗竹を並べ柱を選定 |
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根の制作方法について教員とディスカッション |
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屋根の制作方法を模型で検討
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学生たちで話し合い取りまとめた案を発表しました。これまで見学した茶室を参考に内露地を取り入れ、内部全体に高窓から光を入れた案です。もう少し単純な形にできないかを先生方と話をし、内露地をやめ屋根を方形にして検討することとしました。
屋根の勾配を複数の模型で比較しました、ありあわせの材で屋根の組み方を検討するなど作り方も考えました。
また、この週末には竹の伐採の作業もあります。その準備として竹の太さを判別するためのガイドとなるプレートを製作したり、トラックで竹を運搬するためのスタンドを組み立てました。
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第3週 |
2011年11月8、10、11日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、三宗司郎先生、大井准教授
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学生たちの案とそのスケッチ |
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模型による屋根勾配の検討 |
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屋根パネルの組み立て方検討
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運搬用トラックの荷台につけるスタンドの製作
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学生たちで話し合い取りまとめた案を発表しました。これまで見学した茶室を参考に内露地を取り入れ、内部全体に高窓から光を入れた案です。もう少し単純な形にできないかを先生方と話をし、内露地をやめ屋根を方形にして検討することとしました。
屋根の勾配を複数の模型で比較しました、ありあわせの材で屋根の組み方を検討するなど作り方も考えました。
また、この週末には竹の伐採の作業もあります。その準備として竹の太さを判別するためのガイドとなるプレートを製作したり、トラックで竹を運搬するためのスタンドを組み立てました。
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題2:「竹の茶室の設計」 第1,2週 |
2011年10月25,27,28日、11月4日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授,三宗司郎先生,大井准教授
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キャンパス内の茶室「自妙庵」の実測スケッチ作成 |
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茶室内での立ち居振る舞いを体験
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各自が検討案について発表
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過去の茶室制作過程について説明を受ける
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全員で敷地を検討
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この課題では課題3の期間も使い、茶室の計画と制作を行います。25日には課題説明を行い、27日には各自で計画を提案する前に、建築学科キャンパス内にある茶室、「自妙庵」を実測スケッチし、茶室のスケール感を把握しました。28日は茶室スケッチの補足作業を行ったのち、お茶の心得がある学生に先生として参加してもらい、茶室内でのお茶の立ち居振る舞いを練習し、設計者の立場で茶室内での行動を体験するとともに、先生役の学生からお手前の際の一連の動きを見せてもらいました。 11月4日には学生たちが各自考えたスケッチを発表しました。11月1日にフィールドワークで聚光院と真珠庵の茶室を見学したことが参考となったようで、空間構成に関しては各自がよく考えていました。次にこれまで上級生が演習で制作した茶室の制作過程をスライドを見ながら説明を受け、今後は原寸での検討が必要なことを理解しました。最後にキャンパス内を散策し、敷地も検討しました。次回の授業までに宿題として全員で計画を一案に取りまとめ発表することとなりました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題1:「紙管を使用した住居と集落」 講評会 |
2011年10月20日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、中村教授、田崎教授、本城邦彦先生、杉浦教授
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講評会の様子
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学生の作品
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学生の作品
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学生の作品
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学生の作品
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建築設計総合演習IIと建築設計技術演習IIの合同講評会を実施しました。各自が選定した敷地における気候、風土、人々の生活に対して、紙管をどのように工夫して用いたかを説明しました。デザイン、設備・環境、施工の専門教員から様々なコメントをいただき、与えられた材料の特性をよく理解し、アイデアを絞って多様な自然環境や用途に対応させることのおもしろさと難しさを再認識しました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題1:「紙管を使用した住居と集落」 第5,6週 |
2011年10月11日、13日、14日、18日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、本城邦彦先生、杉浦教授
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演習の様子 模型を作りながら意匠、構造、施工を一体的に検討
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演習の様子
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演習の様子
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演習の様子
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芳谷勝濔先生による透視図スケッチの指導
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施工実習室内で完成した紙管の小屋
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施工実習室内で完成した紙管の小屋
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教員との対話とスタディを重ね、各自の案のイメージが固まってきました。ジョイント部分の詳細模型をつくり、意匠、構造、施工を一体的・具体的に考えながら計画をさらに煮詰めます。その後、講評会に向けてのプレゼンテーション作業にも取り組みました。10/14には、日建設計で様々な透視図を作成してこられた芳村先生を講師に招き、各自の設計案を手描き透視図で効果的に表現する手法を学びました。
原寸大の紙管の小屋の制作も、大詰めを迎えました。妻壁や面戸板も取り付け、施工実習室内で一旦の完成を見ました。その後、各パーツに解体し、10/15のフィールドワークで屋外に移築しました。
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題1:「紙管を使用した住居と集落」 第3,4週 |
2011年9月27日、29日、30日、10月4日、6日、7日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授、中村教授、田崎教授、本城邦彦先生、杉浦教授
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各自が敷地として選定した土地の特徴的な集落や気候、風土について発表
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選定した敷地に適した紙管の適用方法について皆でディスカッション
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各自の案について教員と対話を重ねる
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中間講評会の様子
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原寸大作品の制作 屋外への移築先の視察
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壁ユニットの設置
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建具の作成
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寸法や制作手順などについて打ち合わせ
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扉の取り付け
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ポリカーボネート製の波板で屋根葺き
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妻壁の作成
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完成間近の外観
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土台部分の運搬
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礎石および土台部分の設置
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各自の設計案の作成に取りかかりました。9/27には、各自が敷地として選定した土地の特徴的な集落や気候、風土について発表しました。続いて、敷地に見合った紙管の使用方法などを工夫しつつ、各住戸の平・立・断面計画および集落の配置を検討しました。これらの作業の中間まとめとして、9/29に各自が選定した敷地に関する小論文を提出し、10/4に中間講評会を実施しました。
各自の設計案の検討と並行して、引き続き、紙管の小屋の制作にも取り組みました。壁に建具を取り付け、上部に頭つなぎ材、棟木、梁、屋根葺き材を載せ、内部空間ができてきました。この小屋は最終的には屋外に移築します。本体部分の移築に先立ち、礎石および土台部分を敷地に設置しました。 |
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H23年度 修士1年生後期
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建築設計総合演習 II
課題1:「紙管を使用した住居と集落」 第1,2週 |
2011年9月16日、20日、22日、23日 13:05〜16:20
担当:岡崎教授,、本城邦彦先生,、杉浦教授
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課題の読み合わせ |
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紙管の強さを体感
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原寸大の紙管の小屋の計画について打ち合わせ
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床組の制作
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紙管の端部にアクリル樹脂をしみ込ませて防水処理
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防水ゴムを間に挟んだ紙管を長ねじで連結して壁ユニットを作成
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紙管の壁ユニットに防水ラッカーを吹き付け全員で敷地を検討
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床板の取り付け
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壁ユニットの設置
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建築設計総合演習IIの第1課題では、世界各地から特徴的な風土の土地を各自で選定し、そこに紙管を構造体として使用した住居とそれらによる集落を計画します。紙管を建築材料として用いることは一般的ではありませんが、加工しやすく環境に優しいなど、建材としての可能性も秘めています。
本課題では、各自が設計案を作成するのに先立ち、学生全員で紙管を使った原寸大の小屋の制作に取り組みます。この原初的・身体的な体験を通して、紙管という材料と向き合い、従来通りの使用方法に留まらず、新たな建築的可能性を模索し引き出す能力を鍛えます。
課題説明の後、各自で国内外に存在する様々な伝統的住居や集落における生活空間と気候、地形、文化、民俗、風習とのかかわりについて文献やインターネットなどで調査し、敷地選定や設計案の参考にしました。
学生たちにとって紙管を使った設計は初めての体験です。9月17日のフィールドワークでは、紙管メーカーの方を招き、その物性や製造方法などについて講義をいただきました。
9月20日からは、先の集落調査から一転し、学生全員で紙管を使った原寸大の小屋の制作に取り組みました。 |
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