武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第12回
 藪内家でのお茶会と露地見学  
平成20年7月12日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
お茶会の様子
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
燕庵見学の様子
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
  6月に武庫川女子大学上甲子園キャンパスの庭園内にある「自妙庵」でお茶の作法を学んだ学生たちはいよいよ京都藪内家の宗家を訪問し、実際にお茶会を体験しました。まず若宗匠から「ゆったりとお茶と露地を楽しんでいってください」というごあいさつと、石黒執事から藪内家の歴史の説明をうけました。お茶の会ではご指導のもと、お菓子とお茶を楽しみました。露地の見学では談古堂、雲脚、腰掛待合、燕庵、須弥蔵などを見学し、学生たちはこのような貴重なお茶室を一度に見学することはなかなかないので一生懸命メモを取ったりスケッチをしました。当日、京都はことのほか暑かったのですが、露地からの風が通る広間は涼しく、緊張しながらも充実した時間をすごすことが出来ました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第10回
 「姫路城、浄土寺 」見学  
平成20年6月28日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
姫路城の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
浄土寺浄土堂の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
  日本建築史の講義と関連して、姫路城と浄土寺を見学しました。姫路城では5層6階で小天守や櫓廊と連立した優雅な姿を見せる天守閣に上がり、その豪壮な骨組みや城下を見下ろす景観を体験した。城内では板間に陣取り、屋外でも雨間の時間をねらってスケッチを頑張った。その後、城の北側にある丹下健三設計の県立歴史博物館を訪問、城のモチーフと城の眺めを取り入れた現代建築を見学。この後訪れる浄土寺浄土堂を展示模型で確認。昼食をとりながらバスで浄土寺へ移動。浄土堂ではお寺の方から国宝の仏像と重源による大仏様建築の説明を受け、同じ敷地内にある薬師堂と割拝殿形式の神社拝殿などを見学した。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第9回
 「宇治平等院、宇治上神社 」見学  
平成20年6月21日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
宇治平等院鳳凰堂の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
宝物館鳳翔館の見学
宇治上神社の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
  日本建築史の講義と関連して、宇治平等院と宇治上神社を見学しました。阿字池を前にし、中堂から左右に高欄と床を高く構えて軽快に翼楼が伸びる平安時代の浄土教建築鳳凰堂を見学。定朝作の丈六阿弥陀像や金色の台座、天蓋、白い古壁で楽器を奏でる小菩薩などあらゆる造形美を一堂に集約し、極楽浄土を表現した堂内の空間を体験した。同じ境内にある現代建築である宝物館鳳翔館では、歴史的建築と現代建築の景観に配慮した共存のあり方、歴史的建築の要素を現代的に表現した各部のデザインや空間構成を学ぶことができた。その後、宇治川対岸の宇治上神社を参拝。本殿と拝殿が並列する日本の現存最古の神社建築をゆっくりと時間を取ってスケッチした。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第8回
 「博物館明治村(帝国ホテル中央玄関 ほか) 」見学  
平成20年6月7日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
帝国ホテル正面玄関 外観の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
帝国ホテル正面玄関 テラスの見学
現地ボランティアガイドの方の解説
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
菊の世酒造 見学
菊の世酒造 木造の骨組みの解説
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
左:東松家住宅 右:中井酒造
左:東松家住宅 通り庭
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
  今回のフィールドワークは先週の旧山邑邸の見学に引き続き現代建築論の講義と関連して、建築学科の学舎である甲子園会館との関連の深いフランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル中央玄関の見学を行いました。 その他に初期演習や来年の木造建築の設計に関連して、博物館明治村にある木造建築の見学も行いました。
 旧帝国ホテルは1967年に解体され、明治村に中央玄関部分だけが移築・保存されています。 皇居を正面にして建てられた帝国ホテルは総面積34,000平米余の大建築で、中心軸上に玄関、大食堂、劇場などの公共部分が列ねられ、左右に客室棟が配されていました。中央玄関では、軒や手摺の白い大谷石の帯が水平線を強調し、またその帯が奥へ幾段にも重なって、内部空間の複雑さを予想させます。大谷石には幾何学模様の彫刻を施し、レンガには櫛目を入れて、柔らかで華麗な外観を現出しています。その特徴的な空間構成を実際に歩きながら体験し、甲子園会館との関連を解説することで理解を深めました。ボランティアの方の説明では、帝国ホテルの沿革や建築材料などを中心に説明していただきました。その他の木造建築の見学では、木造の基本的な構造や小屋組について実際に見てスケッチすることで理解を深めました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第7回
 「未生流笹岡 家元邸 」見学  
平成20年5月31日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
未生流笹岡 家元邸 座敷の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
いけばなの作品 見学
稽古場でのいけこみ作業の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
未生流笹岡 家元邸 庭園の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
  6月2日からはじまる空間表現基礎演習のいけばなの演習に先立ち、いけばなについて理解を深めるために未生流笹岡家元邸を見学しました。見学では3つのグループに別れて、1.稽古場での作品見学、2.家元邸および庭園の見学、3.稽古場でのいけこみ風景の見学を行いました。演習を担当する笹岡隆甫先生、笹岡冷奈甫先生、芦原千鶴甫先生に案内していただきました。作品の見学では、翌日に嵐山で行われる「未生流笹岡ガーデンパーティー」に出展される小倉百人一首にちなんだいけばなを見学し、いけなばの三角形やアシンメトリーの構成について理解を深めました。家元邸および庭園の見学では、主に奥座敷を見学し、書院が向かって左手にある下座床でのいけばなをいけるときの規則や庭園にあるそれぞれ形の違う石は天、地、人になぞらえられており、それがいけばなの空間構成にも活かされていることを学びました。稽古場でのいけこみ風景の見学では、未生流の花でもあるかきつばたの花の紫色が太陽と月に同時に照らされた時の色であることから尊ばれていることや花が水を吸い上げやすくするために根元を焼いておく技術などについて学んびました。最後に、笹岡先生から、いけばなをするということは地球環境問題を考えることでもあると締めくくられました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第6回
 「東大寺・興福寺 」見学  
平成20年5月24日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
東大寺法華堂
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
東大寺鐘楼
東大寺南大門
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
興福寺 三重塔
  日本建築史の講義と関連して、奈良の寺院を見学しました。東大寺ではまず俊乗坊重源が南宋からもたらした大仏様(天竺様)の手法になる現存最大の南大門を見学。正面五間・奥行三間、重層入母屋造、本瓦葺。その単純明快で力強い構造美を体感しスケッチをしました。天候が怪しく、金堂(大仏殿)は外観のみ視察。大鐘を支えるための重厚な梁組や太い軸部を持つ鐘楼で時間を取ってスケッチ。そして、東大寺最古、天平創建の本堂に鎌倉時代に礼堂を合体、増築した法華堂へ。ここでは受付のお坊さんが我々建築学科を覚えていてくださり、建物、仏像について丁寧な説明をしてくださった。興福寺では木割りが細かく、優しい平安時代の様式を残している三重塔を時スケッチ。国宝の北円堂、東金堂などを見学しました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第5回
 「関西国際空港旅客ターミナルビル 」見学  
平成20年5月15日(木)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
MTB南面
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
出発ロビーガラス壁面 
屋根トラスとオープンエアダクトの説明
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ジャッキアップ対応柱脚
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 
 関西国際空港旅客ターミナルビルは、1986年に始まった基本構想以来、国際コンペを経て、レンゾピアノビルディングワークショップ+パリ空港公団+日建設計+日本空港コンサルタンツの国際設計企業体によって実施設計された全長約1.7kmと言う長大な建物です。
 本建物の実施設計・現場監理に従事された日建設計の多賀副代表から建物概要、構造概要についてお話を伺いました。メーンターミナル(MTB)部分の屋根鉄骨は3次元曲線を描く逆三角形断面のワーレントラス(ライズ10m)で、この屋根トラスに吊り下げられたオープンエアーダクトは、キャニオン側に設けられたジェットノズルからの毎秒7mの風を受け、これを膜面に添って乱れずに流すよう形状が決められ、空気がエアサイド側に流れ拡散し、エアサイド側のリターンシャフトに吸収され、大空間の空調が可能になっています。MTB屋根のみならず、ウィング部分屋根、ガラス面などを構成する構造体がそのままデザイン要素となっていることを知ることができました。また、本敷地が埋め立て後の若材令の地盤であるため、施工時、竣工後の地盤の不同沈下による建物の傾斜などの不具合への対策として導入・運用されている柱下部のジャッキアップシステムについても見学し、その仕組みを学習できました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第4回
 「旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館) 」見学  
平成20年5月10日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)3階和室 柴田館長の説明
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)2階応接室 
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 
 現代建築論の講義と関連して、建築学科の学舎である甲子園会館との関連の深いフランク・ロイド・ライト設計の旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)の見学を行いました。3階和室では、山邑邸の来歴、保存修復工事について柴田館長より解説をしていただきました。2階応接室では、山邑邸の設計時期、ライトの作品の中での位置づけ、帝国ホテルや甲子園会館との関連、山邑邸の空間の特徴について天畠講師より説明がありました。
 旧山邑邸はフランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工。日本で建築されたフランク・ロイド・ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第3回
 「醍醐寺・法界寺・石清水八幡宮 」見学  
平成20年4月26日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
醍醐寺 五重塔
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
法界寺阿弥陀堂
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
石清水八幡宮
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 日本建築史に関連して、醍醐寺、法界寺、石清水八幡宮を見学しました。醍醐寺では勇壮な組物の国宝五重塔を見学しスケッチ。三宝院では桃山時代の華やかな唐門や書院を視察。書院の縁から調査・補修工事を終わった庭園をゆっくり鑑賞しました。その後、日野の法界寺、宝形造の四面阿弥陀堂を訪れ、静かな雰囲気の中でスケッチ。ご住職からは建物や仏像のお話をいただきました。最後は、八幡の男山石清水八幡宮へ息を切らしながらも歩いて上がり、八幡造の社殿を参拝しました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第2回
 「法隆寺・法起寺・薬師寺 」見学  
平成20年4月19日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
法隆寺 金堂・五重塔
法隆寺 三重塔
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
法隆寺 夢殿
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
薬師寺 東塔 三重塔
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 飛鳥の法隆寺、法起寺と西の京の薬師寺を訪れ、古代日本建築の美と技をじっくりと体験しました。法隆寺は現存する日本最古の寺院であり、西院の安定感のあ る金堂、五重塔、東院の八角円堂の夢殿を拝観。法起寺は観光客も少なく、時間を取って美しい三重塔をスケッチ。薬師寺では大きく庇を広げ、その見え方が場所によって変化する裳階付きの優美な三重塔の姿、そして鎌倉 時代の国宝、東院堂を見学しました。
■H20年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第1回
 「東本願寺御影堂改修工事現場 」見学  
平成20年4月12日(土)
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
仮設の素屋根に覆われている御影堂
御影堂の歴史と概要の説明
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
堂内の見学
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
最頂部の獅子口瓦の見学
建築学科1年生
フィールドワーク:2007年6月23日(土)
大屋根をスケッチ
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 
建築学科1年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 真宗大谷派(東本願寺)では、2011年に迎える親鸞聖人七百五十回御遠忌の特別記念事業として、明治の再建(1885年)以来、百余年を経た真宗本廟両堂等の御修復という歴史的事業に取り組んでいおり、現在、2008年末の完了に向けて進められています。一昨年度に2度、昨年度に1度訪問させていただいたご縁で、日建設計と大林組の東本願寺工事事務所のご好意により、今年も1年生の最初のフィールドワークとして御影堂の改修工事現場を見学しました。
 最初に、現場事務所で日建設計田代靖彦氏より御影堂の概要および今回の改修工事について説明をしていただきました。その後、田代氏と日建設計の滝川伸一氏、足立修一郎氏の案内により、堂内、屋根を順番に見学しました。堂内では施工が完了した土壁パネルや内陣の柱の補強の様子、屋根の改修現場ではほぼ完了した瓦工事の仕上がりの様子を見学し、見学の最後には大屋根周りの仮設ステージでスケッチを行いました。
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