武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
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■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第11回新着
 「聴竹居」見学
平成21年12月23日(水) 担当:芳村先生、榊原教授
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
庭園で下岡さんの説明を聞く
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
居室周りの説明を受ける 冬の陽射しを受け止める縁側と寝室周り
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
床下への冷気導入口を見る 庭園から外観をスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
食事室を見学 客室をスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スケッチ
 建築環境IIIの関連フィールドワークとして、1928年に天王山麓の大山崎に建てられた、環境共生建築の原点といわれる藤井厚二(1888〜1938、竹中工務店設計部、京都帝国大学教授)設計の自邸「実験住宅」の第5棟「聴竹居」を見学しました。最初に聴竹居の庭園で管理ボランティアスタッフの下岡一雄さんより、科学的アプローチを駆使し、自然エネルギーを生かした建築、洋と和そしてモダンを統合したデザイン、住まいの「原型」となる居間中心のプラン、ライフスタイル全体のデザインなどについて説明を受けた後、2班に分れて建物内部と庭園を見学し、スケッチを行いました。現在でもまったく古さを感じさせない環境共生の考え方や取り組み姿勢、「設備」要素をうまく組み込んだ建築デザインなどについて学ぶことができました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第10回
 「倉敷美観地区、岡山後楽園」見学
平成21年12月19日(土) 担当:大井准教授
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
美観地区では伝統的建築物が作り出す賑わいある街並を見学
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
後楽園流店見学の様子
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
スケッチ
 設計演習IV課題3「歩いて楽しい商業空間」の参考として倉敷美観地区を訪ねました。かつて荷おろし場があった倉敷川を中心とした水辺の街並を訪ねました。伝統的街並のスケール感や建築的なボキャブラリーを確認しながら、紡績工場を宿泊施設として利用しているアイビースクエアまで見学しました。伝統的街並と明治以降の洋館やレンガ造りの建物が共存する、他のまちでは例のない倉敷独特の街並の構成を学びました。 岡山後楽園では岡山城を借景とした庭園の様子と、屋根の下に池の水を引き込みせせらぎを作り出した流店のユニークな空間構成を見学しました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第8回
 「Gravitecture 大阪城、ピースおおさか 大阪国際平和センター」見学
平成21年11月28日(土) 担当:萬田准教授
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
Gravitecture 大阪城((公衆トイレ)
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
Gravitecture 大阪城(レストハウス) ピースおおさか 大阪国際平和センター
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 大阪城公園内にある現代建築を見学しました。はじめに公園内に点在する「Gravitecture 大阪城」と名付けられたレストハウスおよび2つの公衆トイレの見学をしました。通常の建築は、屋根や床は変形しないような強度を持った部材で作られますが、これらの建築は全て薄い鉄板で作られています。薄い鉄板は重力によって大きく変形しますが、変形したままの形で、これらの建築の屋根は作られています。建物に働く力が見えるような美しい形が生み出され、構造の工夫が建築のデザインに生かされることを体験することができました。次に戦争と平和に関する資料館である「大阪国際平和センター」を見学しました。複雑な形の屋根と一体につながる内部空間は、混沌とした世界情勢の中で、宗教や思想の異なる者同士が手をとりあうことへの願いが表現されています。学生たちは空間の作り方を学ぶとともに、戦争に関する貴重な展示も興味津々と見学していました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第8回
 「大阪駅 アクティ大阪増築工事」見学
平成21年11月14日(土) 担当:宮川治雄先生、柳沢准教授
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
川嶋氏より工事概要の説明を受ける
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
工事現場外観 屋上のタワークレーンを見る
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
現場朝礼場 宮川治雄先生より説明を受ける
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
地下作業場の様子
 「建築生産」関連のFWとして「大阪駅 アクティ大阪増築工事」を見学しました。現在のアクティ大阪の南側に、既存建物に連結して作られる商業施設ビルです。最初に宮川非常勤講師より本日の流れについて案内を受けた後、竹中・大鉄特定建設工事共同企業体副所長 川嶋宏和氏より工事概要の説明を受けました。その後2班に分かれて現場見学を行い、タワークレーンの設置および解体方法、外装のPCやガラスやアルミパネル設置時の安全を考慮した無足場工法、朝礼場の様子、逆打ち工法による地下作業場の様子、地下水を引き上げる水中ポンプなどを見せていただきました。見学後の質疑応答の時間では、学生から「タワークレーンの台数はどうして4台なのか」「地下にある建設機械はどのようにして地下に入れるのか」などの質問がでて活発な議論が交わされました。既存建物を使いながらその横に建物を作っていくという、増築ならではの建築生産の難しさを垣間見る良い機会となりました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第7回新着
 「大阪ガス 実験集合住宅 NEXT21」見学
平成21年11月6日(金) 担当:柳沢准教授
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
NEXT21外観 NEXT21の概要説明
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
NEXT21 立体街路
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
緑化された立体街路を歩く 立体街路上で説明を受ける
 建築設計演習IVの課題2「集合住宅」の参考建物として、実験集合住宅NEXT21を見学しました。はじめに大阪ガスエネルギー・文化研究所主任研究員の加茂さんより、NEXT21に関する概要説明があり、これまでの経緯、スケルトン・インフィル方式、住戸ゾーンと設備ゾーンの考え方、フレキシブル配管システム、立体街路、スケルトンとインフィルとの間の中間概念であるクラディング(壁や階段や手すり等)、18戸のそれぞれ異なる住戸、リフォーム実験、環境保全や緑化、ヒートアイランド現象に対する対策などに関する説明を受けました。その後2班に分かれて見学を行い、緑豊かな立体街路や実験空間Glass Cubeなどを体験させていただきました。見学終了後は、住まい手と緑との関係や地域コミュニティとの関係など、活発な質疑が交わされ有意義な時間となりました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第4回
 「東福寺方丈八相庭園、白河院庭園、並河家庭園」見学
平成21年10月10日(土) 担当:榊原教授、吉田博宣先生
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「八相の庭」南庭で吉田先生の説明を聞く
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
「八相の庭」北庭をスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
白河院庭園で吉田先生の説明を聞く
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
並河家で平田学芸員の説明を聞く
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 学生のスケッチ
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 造園学の講義に関連して、明治および昭和を代表する作庭家、七代小川治兵衛(植治)および重森三玲の、京都にある作庭園を見学しました。
 最初に昭和13年(1938)に重森三玲により作庭された東福寺方丈の「八相の庭」を見学。「八相成道」に因み方丈の四周にそれぞれの方位で表情の違う庭が展開する庭園の構成について、吉田博宣先生(京都大学名誉教授)の説明を受けた後、スケッチをしました。
 次に大正8年(1919)に7代目小川治兵衛によって手がけられた「白河院庭園」を見学。南北に細長い園池を中心とし、園池の東半周を囲む築山上に群植されたアカマツやイロハモミジ越しに東山を望む、植治円熟期の庭園構成を体感しました。
 最後に同じく7代目小川治兵衛が手がけ、明治27年(1893)に完成した並河靖之七宝記念館の並河家庭園を見学。琵琶湖疏水を引き込んだ園池を中心として、座敷前に色とりどりの石を配し、石燈篭や手水鉢,井筒などを加えて構成された庭園を、並河靖之七宝記念館の平田景子学芸員にも説明をしていただき、見学しました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第3回
 「出石永楽館 西宮酒蔵ルネッサンス」見学
平成21年10月3日(土) 担当:大井准教授、
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
永楽館客席にて案内の方から説明を聞く
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
本町周辺の街並見学
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 永楽館は明治34年完成の近畿地方最古の芝居小屋です。昭和39年、娯楽の多様化により閉館しましたが昨年2年にわたる復元工事が完成し、大正時代の最も賑わった頃の様子が再現されています。学生たちは建物の歴史、概要などの説明を受けたのち舞台、楽屋、奈落、客席など見学しスケッチをしました。また建築設計演習IVでの劇場の検討が進むにつれて様々な部分の寸法が気になるのか、メジャーを片手にメモをとる姿が目立ちました。
 その後、永楽館に程近い宵田町から、町のシンボルでもある辰鼓楼が建つ本町までの地域を日本の伝統的空間と賑わいを創出する空間の参考として見学しました。
 最後に建築設計演習課題IVの敷地に向かいました。西宮えびすで催されている酒蔵ルネッサンスに訪れる人々で賑わう敷地周辺を見学し、普段と異なる様子を確認しました。また、西宮えびす境内の賑わいも見学し、計画敷地にもこの賑わいを取り入れることができないかと構想を膨らませていました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第2回
 「兵庫県立芸術文化センター」見学
平成21年9月25日(金) 担当:大井准教授、
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
演劇専用の中ホールを見学
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
大ホール4階席から客席を見渡す アリーナ形式の小ホールを見学
 劇場の参考建物として大、中、小の3つのホールとそれに付属する施設の見学をしました。学生たちにとって、客席やエントランスホールなどは観客の立場として体験している馴染み深い空間です。しかし舞台、楽屋など出演者のためのゾーンは初めて見る学生も多数います。客席からは隠れている奥舞台や袖舞台の広さにも驚きました。廊下の幅、楽屋の設え、搬出入スペースの計画の仕方などメジャーを使い、寸法を確認したり、なぜこのように計画されているのか、案内してくださる外嵜課長に質問する学生の姿が見られました。
■H21年度後期 建築学科3年生 フィールドワークIIIB 第1回
 「香川県庁、金丸座、金比羅宮参道」見学
平成21年9月14日(月)担当:大井准教授、
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
香川県庁舎の見学
建築学科2年生 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
金丸座の見学
 丹下健三設計の香川県庁舎は勾配屋根がついているわけではないのに、どこか日本的空間構成を感じる建物です。また竣工から51年という年月を感じさせない建物でもあります。見学では、香川県観光交流局 佐藤竜馬視と石原政季視に御説明いただきました。学生たちは説明を聞きながら外観、ロビー、屋上、県民ホールと見学し、日本の伝統的モチーフを現代建築に取り入れた良いお手本として見学しました。
 さらに琴平町まで足を伸ばし設計演習IVの課題1に関する参考建物として現存する日本で最古の芝居小屋である金丸座を見学しました。移動のバスの中では事前に、西宮市内で歌舞伎の魅力を語り伝えていらっしゃる前田泰司氏に歌舞伎の面白さや歌舞伎から生じた言葉についてご説明いただきました。客席や舞台だけでなく、楽屋や奈落なども見学し設計者の立場として劇場空間には何が必要なのか、理解を深めました。また非日常の空間であり、癒しの空間でもある劇場の魅力を感じ取ることもできました。
 その後、課題2,3での参考として、金丸座に程近い金比羅宮の参道を見学し、賑わいのある楽しい道の空間とはどのようなものか体感しました。
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