武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 ■海外研修旅行 2010年 8/24(火)〜9/6(月)  
武庫川女子大学 建築学科
イタリア・パリ研修 14日間の旅
新着
 建築学科では2年生以上の夏休みの二週間を利用して海外研修旅行を実施しています。
 今年はイタリア・パリコースおよびフランス・バルセロナコースの2コースを実施します。学生たちは1年生の前期に日本建築史、後期に世界建築史、2年生の前期に近代建築史を履修し、それに加えて出発前に見学を予定している都市や建築について各自で調査した上で研修にのぞみました。
 ここでは、イタリア・パリコースの様子をお伝えします。建築学科の2,3年生29名が、8月24日(火)〜9月6日(月)の14日間、イタリアのローマまでミラノまでバスで、その後フランスのパリへ移動しながら、ヨーロッパを代表する歴史的建築の数々を見学し、その空間を肌で体験してきます。

  引率者:杉浦徳利講師、黒岩絵里子助手、JTB添乗員

フランス・バルセロナ研修

>>2009年度イタリア研修 >>2009年度スペイン・フランス研修
>>2008年度イタリア研修
  >>2007年度イタリア研修
イタリア・パリ研修 13・14日目「パリから日本へ」新着
2010年9月5日(日)・6日(月)
パリ シャルルドゴール空港を出発し、日本への帰路につく
 10日以上にわたるイタリアの各都市とパリでの研修を終え、いよいよ日本への帰路に着きました。パリ シャルルドゴール空港を、パリ時間9月5日の昼に出発し、14時間弱のフライトを経て、日本時間9月6日の朝に関西国際空港に到着しました。長旅の疲れは多少ありますが、皆無事に元気に戻ってくることができましした。歴史と芸術にあふれるヨーロッパの各都市を巡り、その文化と空気を肌で感じられたことは、これから建築を学んでいく上で大きな糧となることでしょう。
イタリア・パリ研修 12日目「パリ市内自由研修」新着
2010年9月4日(土)
 パリ最終日、そして研修旅行の最終日でもある本日は、自由研修です。事前に立てた計画をもとにパリ市内を班ごとに散策しました。ルーブルやオルセーなどの美術館やオペラ・ガルニエ(オペラ座)、エッフェル塔、凱旋門などの見学など、パリでの時間を満喫しました。長かったようで短かった研修旅行の日程をすべて終え、明日はいよいよ帰路につきます。
イタリア・パリ研修 11日目「パリ市内見学」新着
2010年9月3日(金)
スイス学生会館
サント・シャペル
サント・シャペル サント・シャペル
ノートルダム・ド・パリ正面 ノートルダム・ド・パリ内部
ラ・ロッシュ+ジャン・ヌレ邸 カステル・ベランジェ
ギマール邸
 はじめにパリ南端部、国際大学都市内にある、ル・コルビュジェ設計のスイス学生会館を見学しました。次にパリの中心付近、セーヌ川の中州の一つであるシテ島にある2つのゴシック建築、サント・シャペルとノートルダム大聖堂を訪れました。サント・シャペルの壁面を埋め尽くすステンドグラスは、息を飲む鮮やかさでした。ノートルダム大聖堂では、窓の大きさや、壁厚の違いなどの説明を受け、ゴシック建築発生期の試行錯誤の様子をうかがい知ることができました。その後、パリ西部に移動し、現在ル・コルビュジェ財団事務所として使われているラ・ロッシュ+ジャン・ヌレ邸を見学。さらにエクトル・ギマール設計のアールヌーボー様式の住宅建築、カステル・ベランジェおよびギマール邸を見学し、特徴的な有機的な形態や装飾をじっくり観察しました。
イタリア・パリ研修 10日目「ミラノからパリへ」新着
2010年9月2日(木)
飛行機でアルプス山脈を越え、フランスのパリへ
ノートルダム・デュ・ランシー
ノートルダム・デュ・ランシー
サヴォア邸
サヴォア邸
 名残惜しみつつイタリアを発ち、次の目的地であるフランスのパリへ向かいます。空路約1時間半の移動ですが、気候も言葉もがらりと変わります。パリ着後はまず、パリ北方郊外の街ランシーで、鉄筋コンクリート造の父と呼ばれるオーギュスト・ペレ設計の郊外のノートルダム・デュ・ランシーを見学しました。ステンドグラスが美しい、世界初の鉄筋コンクリート造打ち放し仕上げの教会です。これまでに見てきた、ロマネスクやゴシック様式の石造りの壮麗な教会建築と比較しながら見学できました。次に、パリ北西郊外の街ポワシーでは、最も有名な近代住宅建築といえる、ル・コルビュジエのサヴォア邸を見学。9月のパリの日差しは穏やかで、日陰は涼しく心地よく、学生たちは、芝生に座り気持ち良さそうにスケッチに取り組んでいました。
イタリア・パリ研修 9日目「ミラノ見学」新着
2010年9月1日(水)
モンダドーリ出版社本社
モンダドーリ出版社本社 サン・カルロ病院付属礼拝堂
ミラノ大聖堂
ミラノ大聖堂のステンドグラス
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア サン・サティーロ教会
 本日はファッションと商業の街、ミラノを見学しました。歴史的建築とともに多くの現代建築を見ることができる街です。午前中はブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤー設計のモンダドーリ出版社本社とジオ・ポンティ設計のサン・カルロ病院付属礼拝堂を訪れました。どちらもコンクリートの特性を活かした美しい現代建築です。午後はドゥオモ(ミラノ大聖堂)、ガラスのアーケードが美しく華やかな商業空間であるヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア、祭壇部の奥行感を表すために「だまし絵」の効果を巧みに用いた、ブラマンテ設計のサン・サティーロ教会などを見学しました。
イタリア・パリ研修 8日目「ヴィチェンツァ、ヴェローナ見学」新着
2010年8月31日(火)
ラ・ロトンダ
カステル・ヴェッキオ美術館 カステル・ヴェッキオ美術館
サン・ゼーノ・マッジョーレ教会 中庭
サン・ゼーノ・マッジョーレ教会
 ヴェネツィアを後にし、イタリアで訪問する最後の都市であるミラノへ向かいました。途中、ヴィチェンツァでは、パッラーディオの最も有名なヴィラ建築での一つであるラ・ロトンダを、ヴェローナでは14世紀の城塞建築がカルロ・スカルパによって改装され、新旧の素材とデザインが見事に調和したカステル・ヴェッキオ美術館、イタリアを代表するロマネスク建築であるサン・ゼーノ・マッジョーレ教会を見学しました。
イタリア・パリ研修 7日目「ヴェネツィア見学」新着
2010年8月30日(月)
サン・マルコ広場
ドゥカーレ宮殿
サン・マルコ寺院 国立マルチヤーナ図書館
ゴンドラに乗って運河に面した街並みを見学 水に浸り始めるサン・マルコ広場
 本日は水の都ヴェネツィアを見学しました。多数の運河が流れ、街の中では自動車は使われておらず、移動は船か徒歩で行います。町の中心にあるドゥカーレ宮殿やサン・マルコ大聖堂を見学したのち、ゴンドラと呼ばれる人力の小船に乗って市内を見学しました。ゴンドラに乗船した後は班ごとに自由研修としました。教会めぐりやヴィエンナーレの見学などをし、運河と細い道が入り組んでいる独特の町の構成を各自が歩いて体験しました。時折雨が降るなど、天候が優れませんでしたが、この季節には珍しいアクア・アルタによって水に浸ったサン・マルコ広場を見ることができました。
イタリア・パリ研修 6日目「ラヴェンナ、トレヴィソ見学」新着
2010年8月29日(日)
サン・ヴィターレ教会
サン・ヴィターレ教会 ガッラ・プレチナーディア サン・ヴィターレ教会 中庭
サン・ヴィターレ教会 内部の鮮やかなモザイク画
サンタポリナーレ・イン・クラッセ教会 ブリオン・ヴェガ墓地
ブリオン・ヴェガ墓地 併設教会堂 ブリオン・ヴェガ墓地 併設教会堂
 ラヴェンナでサン・ヴィターレ教会およびサンタポリナーレ・イン・グラッセ聖堂を見学しました。ヴィザンチン様式の2つの教会は、内部の壁面が鮮やかなモザイク画で埋め尽くされ荘厳な雰囲気です。1年生時の演習でモザイク画を制作した学生たちにとっては本場のモザイク画を体験する良い機会となったことでしょう。その後、トレヴィゾに移動し、カルロ・スカルパ設計のブリオン・ヴェガ墓地を見学しました。連日の猛暑も弱まり、過ごしやすい気候となってきました。さわやかな風が吹く中、ブリオン・ヴェガ墓地内でじっくりとスケッチに取り組みました。
イタリア・パリ研修 5日目「ピサ、リオーラ見学」新着
2010年8月28日(土)
洗礼堂 斜塔、洗礼堂、大聖堂が立ち並ぶ「奇跡の広場」
斜塔
洗礼堂内部
大聖堂内部 大聖堂
リオーラ教区センターと鐘楼 リオーラ教区センター 内部
 フィレンツェからピサまで移動し、有名なピサの斜塔、洗礼堂、大聖堂を見学しました。ピサ・ロマネスクというアラビア文化に影響を受けた独特の様式を学びました。その後、リオーラという町で、フィンランドの建築家アルヴァ・アールトがイタリアに残した唯一の教会であるリオーラ教区センターに立ち寄りました。再びバスに乗り込み、次の見学地であるラヴェンナへかいます。
イタリア・パリ研修 4日目「フィレンツェ見学」新着
2010年8月27日(金)
市内散策の様子 サン・ロレンツォ教会 中庭
オスペダーレ・デッリ・イノチェンティ
オスペダーレ・デッリ・イノチェンティ 中庭 オスペダーレ・デッリ・イノチェンティ
ドゥオモ(フィレンツェ大聖堂)
ドゥオモ(フィレンツェ大聖堂) 橋と建築が一体化したポンテ・ベッキオ
 本日はフィレンツェ市内の見学です。フィレンツェはメディチ家統治時代にルネサンス文化が花開いた街で、現代に至るまで伝統は引き継がれ、当時の建築や美術品が多数残る見所の多い都市です。午前中は町並みを散策しながら、サン・ロレンツォ教会や、ミケランジェロの傑作であるダヴィデ像を見ることができるアカデミア美術館を訪れました。つづいて、ドゥオモ(フィレンツェ大聖堂)、オスペダーレ・デッリ・イノチェンティなどのルネサンス建築や、橋と建築が一体化し金細工の店が立ち並ぶポンテ・ベッキオを見学しました。その後は自由研修の時間で、学生たちは、班ごとにフィレンツェの美しい街並みを散策したり、ショッピングを楽しんだりしました。
イタリア・パリ研修 3日目「ローマからフィレンツェへ」新着
2010年8月26日(木)
ヴァチカン美術館 サン・ピエトロ大聖堂
サン・ピエトロ大聖堂
サン・ピエトロ広場
アッシジの街を散策 サン・フランチェスコ修道院
ミケランジェロ広場より夕陽に染まるフィレンツェの街を展望
 ヴァチカン市国内のヴァチカン美術館およびミケランジェロが描いた創世記などの大天井画や最後の審判の壁画などのフレスコ画で有名なシスティーナ礼拝堂を見学し、次に、世界最大の教会であるサン・ピエトロ大聖堂の迫力ある祈りの空間を体験しました。
 その後、バスにてフィレンツェを目指します。途中、山間の田舎町アッシジに立ち寄り、ローマとはまた違ったのんびりとした町並みを散策し、サン・フランチェスコ修道院を見学しました。夕刻にはフィレンツェに到着し、街のはずれの小高い丘にあるミケランジェロ広場より夕日に染まる美しい街を眺めることができました。
イタリア・パリ研修 2日目「ローマ市内建築研修」新着
2010年8月25日(水)
コロッセウム
コロッセウム スケッチの様子
サン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネ聖堂 サン・カルロ・アッレ・クアトロ・フォンターネ聖堂内部
サン・タンドレア・アル・クイリナーレ聖堂 スケッチの様子
サン・タンドレア・アル・クイリナーレ聖堂内部 パンテオン スケッチの様子
パンテオン フォロ・ロマーノ
カンピドリオ広場で記念撮影
 いよいよ本日より本格的に見学旅行が始まりました。
 古代ローマ時代の円形闘技場であるコロッセオを見学し、次にバロック建築を代表する2つの教会、サン・カルロ・アッレ・クアットロ・フォンターネ聖堂とサン・タンドレア・アル・クイリナーレ聖堂にてスケッチを行いました。トレビの泉付近で各自昼食をとった後、午後はパンテオン、ナヴォーナ広場、フォロ・ロマーノおよびカンピドリオ広場を訪れました。ホテルに戻り、夕食までの自由時間にはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を見学したり、ホテル周辺を散歩したりして過ごしました。真夏の強い日差しの下、徒歩での移動が多い一日でしたが、学生たちは、時差ぼけもものともせず元気な様子です。
イタリア・パリ研修 1日目「 関西空港からローマへ」新着
2010年8月24日(火)
関西国際空港を出発 パリ シャルルドゴール空港に到着
パリ シャルルドゴール空港 出発ロビー
ローマ フィウミチーノ空港に到着
2010年の建築学科イタリア・フランス研修旅行が始まりました。
初日は、関西国際空港を出発、パリ・シャルルドゴール空港を経由して、無事ローマのホテルに到着しました。これから9月6日まで、ローマ、フィレンツェ、ピサ、ヴェネツィア、ミラノ等のイタリア各都市そして、フランスのパリを訪れ、建築や街並みを見学します。
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