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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第12回 |
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「伝統工法と素材」見学 |
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平成18年7月15日(土)
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(1)重森三玲旧宅、大工の作業場、銘木店 |
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庭園家、重森三玲の自宅と石庭、その建物を改築した大工棟梁の作業場と材料置き場、そして、銘木店を見学。木造の素材と実際の建築を見学しました。棟梁のお家では棟梁が自ら製作中の京町家の十分一模型を見せてもらい、その軸組構成が良く理解できました。その後、折からの祇園祭のお飾りをしている京都の代表的な町家を二軒巡り、充実した一日を過ごしました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第11回 |
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「京都駅ビル」見学 |
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平成18年7月8日(土)
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(1)京都駅ビル |
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京都駅ビルは、1991年世界の著名な建築家を迎えて国際コンペを行った結果、洗練された感覚とダイナミックな内部空間構成に秀でた原広司氏案が採用されました。長さ、約470mにも超高層駅ビルは、駅施設はもとより、ホテル、商業施設、文化施設、駐車場施設の機能を備えています。 フィールドワークにおいては、建物概要につづいて構造設計の概要についての説明を受け、長大な建物の耐震設計についての興味深い話を設計関係者からお聞きしました。また、この建物の特徴の一つと言える「マトリクス階」と呼ばれる人口地盤の内部も見学しました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第10回 |
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「川合町総合福祉会館 豆山の郷」見学 |
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平成18年7月1日(土)
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(1)川合町総合福祉会館 豆山の郷 |
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町のデイサービスの拠点となる複合施設で設計演習課題(高齢者のデイサービスセンターを設けた地域交流施設)の参考事例として見学しました。自然素材を豊富に使い、内部を開放的に計画し施設の利用者が年代を問わず自然にお互いの存在を認め合うことができる建物です。高齢者の施設とはどうあるべきか各自が考え作品に反映させました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第9回 |
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「西本願寺および建築設計特別演習?汢ロ題3参考施設見学」見学 |
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平成18年6月24日(土)
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(1)西本願寺 飛雲閣・書院 |
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飛雲閣 |
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書院 |
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飛雲閣
豊臣秀吉の建てた聚楽第の一部と伝えられています。3層で中心がズレながら唐破風や入母屋の屋根を配置し、左右非対称の美しさを見せています。本来は船で1階の舟入の間より出入りしました。軽快で奇抜な意匠が多い。2階は歌仙の間と呼ばれ、三十六歌仙の絵があります。
書院、白書院,北能舞台
本願寺書院は広大な対面所と、その背後の数室(白書院)からなります。対面所には、床、棚、書院などの座敷飾りは一応整っていますが、武家邸や寺院客殿に見られる通常の広間の形式とかなり趣がちがいます。即ち、正面に広く上段をとり、その奥に床、棚、帳台構を一直線に並べ、下段は2列に立ち並んだ柱によって3区画に分けられるなどの特徴があります。このような平面は、真宗寺院の本堂や御影堂の平面形式から出たものと考えられ、儀式上の要求によって生まれたものであると考えれられます。上段の脇に花頭窓を配した上上段を設けているのは、将軍を迎えるための施設で、背後の白書院はその控えの間と考えられいます。 能舞台は桃山時代にいたって画期的な発達を示した能舞台の典型的な形式を備えています。
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(2)ひと まち交流館 |
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建築設計特別演習?汢ロ題3の参考事例。市民とのパートナーシップによる市民参加型社会と、豊かで活力ある長寿社会の形成を目指した施設です。「市民活動総合」「福祉ボランティア」「長寿すこやか」及び「景観・まちづくり」の4センターの複合施設。パートナーシップによるまちづくりの推進のため、年中無休で夜間も9時30分まで開館するとともに会議室の使用料を無料にするなど、利便性の確保に努めています。 |
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第8回 |
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「京町家」見学 |
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平成18年6月17日(土)
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(1)吉田家・山田家 |
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歴史的な木造都市住居として今も生き続けている京都の町家二軒を訪れました。一軒は改変と傷みの激しかった町家を暮らしやすく改修し、表部分を時折開放的に活用しながらお年寄りと娘夫婦3人で町家くらしを楽しんでおられるお家。他の一軒は通り庭や中庭のある典型的な表家造りの町家です。自然と一体化し、落ち着きのある町家ならではの空間を体験し、それぞれのお家の主に町家のくらしぶりの話をお聞きしました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第7回 |
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「なにわの海の時空館、福崎立体広場」見学 |
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平成18年6月10日(土)
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(1)なにわの海の時空館 |
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ポール・アンドリューの設計。2000年竣工。DPG工法によるガラスのドームが特徴です。建築当時は、ドームは工場で組み立てられたものを海上で輸送するという、ユニークな施工方法でも話題になりました。構造そのものがデザインになっている事例として見学しました。
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(2)福崎空中広場
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隈研吾建築都市設計事務所の設計。スティールの格子梁を、鉄板でサンドイッチすることにより厚さ70mmの薄さを実現したスラブや耐震要素のブレースにかわるエキスパンド・メタルの活用などの構造デザインについて見学しました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第6回 |
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「グランキューブ大阪および国立国際美術館」見学 |
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平成18年6月3日(土)
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(1)グランキューブ大阪 |
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建物を支える構造の技術は日々進化しています。グランキューブ大阪は、大スパンのトラス梁を使用したメガストラクチャーと呼ばれる構造形式で建物が構成されています。構造の観点から建物を見学することにより、構造が建物全体の構成にどう影響与えているのかを学びました。
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(2)国立国際美術館
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国立国際美術館は、海外の建築家シーザー・ペリが設計した建物であり、建物の機能はすべて地下に埋められて、地上にはステンレス鋼管を使用したエントランスゲートのみが存在する特徴ある建築です。このような設計が訪れた人に与える演出効果を体感し、またステンレスのフレームをつくる技術について学びました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第5回 |
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「毎日新聞社大阪本社ビル第? 期工事現場」見学 |
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平成18年5月27日(土)
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(1)毎日新聞社大阪本社ビル第? 期工事現場 |
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平成4年に竣工した?汪?の超高層ビルの2階の公開空地部分に計画された地上21階の鉄骨造超高層ビル(? 期工事)の鉄骨建方の様子を見学しました。設計者、施工者から建築概要、構造概要の説明を受け、現場では、鉄骨構造の成り立ちからCFT柱、さまざまな種類の制震部材などの最新技術まで真近に触れることができました。
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(2)大阪弁護士新会館
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大版ガラスとせっき質パネルで構成される透明性の高いファサード、ソフトファーストストーリーと言う新しい構造システムについて設計者、施工者から説明をしていただきました。また、現場では、スクリーンレンガに代表されるようなレンガを用いたさまざまな内装を興味深く見学することができました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第4回 |
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「石切神社 曳屋工事」見学 |
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平成18年5月13日(土)
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(1)石切神社 お茶所 |
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昭和30年代に建設された木造建築物である石切神社の外壁のない休憩所を「お茶所」として利用するための改修現場です。この改修にあたって現行の建築基準法に合致した建物の強さを確保するための耐震補強を実施するために、既存の基礎を撤去し、新たに基礎を設けることになりました。そのための「曳屋工事」の現場を見学することができました。
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(2)中ノ島公会堂
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平成8年から14年にかけて免震構造の採用、屋根・外壁などの外観、あるいは、内部空間の改修設計と工事により、見事に甦った近代歴史的建築を見学しました。地下の免震ピットでは、積層ゴム、ダンパーなどの免震デバイスを真近に見ることができました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第3回 |
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「三条通り近代建築改修保全事例及び町家改修工事現場」見学 |
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平成18年5月6日(土)
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(1)三条通り |
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明治時代に建てられた多くの近代建築が存続利用されている京都三条通りの町並みを見学し、保存改修や増改築による洋館建築の改修活用の事例と保存改修手法を学びました。
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(2)荒木邸
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荒木邸は大徳寺道に沿う街道集落の面影を残す「摂丹型農家」です。活用保存のための改修工事現場を見学し、伝統木造の改修工法を学びました。
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■H18年度前期 大学院 建築学専攻 修士1年生 フィールドワーク第2回 |
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「奈良の寺院-東大寺・興福寺」見学 |
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平成18年4月22日(土)
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(1)東大寺 |
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聖武天皇の発願により創建された総国分寺です。二度の兵火を被るが今なお往時の威容を誇ります。天平17(745)年に着工し、中心伽藍に16年、僧坊の完成までに40年に近い歳月をかけた大工事によります。興福寺と似た伽藍配置です。 |
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法華堂
東大寺最古、天平19年(747)創建の本堂に鎌倉時代に前の礼堂を増築しています。前は入母屋屋根、後は寄棟屋根の棟続きで,双堂と呼ばれていますが、全体としてしっくり調和しています。正面5間、側面8間。(正堂4間、礼堂2間、その間の合いの間2間) 屋根は寄棟、本瓦葺き。内部は柱上部に出組をつけ、身舎の天井は折上格天井、庇部は化粧屋根裏。礼堂は大仏様を加味した様式です。柱上大斗の下部に挿肘木で出組を構成しています。
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鐘楼
大規模な四本柱の鐘楼です。大仏様に宋で主流をなしていた禅宗様が組み合わされています。大鐘を支えるための重厚な梁組や太い軸部と、逆に小さめの大陸風(禅宗様)の組物が対比的です。 |
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南大門
正治元年(1199)再建。俊乗坊重源が南宋からもたらした「大仏様(天竺様)」の手法になる現存最大の門です。正面五間、奥行三間。重層入母屋造、本瓦葺。長さ20mの柱をのばし、肘木を何段にも挿して(挿肘木)丸桁を持ち出し、通肘木で横に繋いでいます。その力強い構造美は見る者を圧倒します。その構造は単純明快で、合理的です。その他、大仏様細部の特徴としては、「貫で軸部を固める」、「組み物の間に遊離尾垂木を使う」、「軒は一軒で、垂木先に鼻隠板を打つ」、「隅は扇垂木」、「木鼻、かえる股などに特徴ある繰形」、「化粧屋根裏」、「虹梁は円形断面で太く、下面に釈杖彫」、「桟唐戸を用い、藁座で貫に釣る」などが挙げられます。 |
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(2)興福寺
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和銅3年(710)、藤原不比等が父鎌足の念持仏釈迦三尊像を本尊として創建しました。伽藍配置は唐の新しい文化を吸収した天平の伽藍形式です。特徴として、塔が回廊の外に出ていること、回廊が廊下を二列並べる複廊形式であることが挙げられます。自照4年(1180)の焼き討ちで焼失し、その後再建されています。 |
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興福寺東金堂 |
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興福寺三重塔 |
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東金堂
応永22年(1415)に再建。寄棟造、前面柱間1間をすべて吹き放しの平面は奈良時代からの伝統に従っています。内部の母屋、庇とも折上組入天井です。 |
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三重塔
全体に木割りが細かく、細部に平安時代の様式を残しています。 |
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