武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第13回
 「関電ビル(関西電力本店)の設備・環境計画」  
平成19年12月20日(木)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月20日(木)関電ビル 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月20日(木)関電ビル
関電ビルの概要説明
窓周りの省エネルギーの考え方を聞く
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月20日(木)関電ビル
風揺れ対策制振装置の説明
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月20日(木)関電ビル 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月20日(木)関電ビル
夜間蓄熱システムの説明
蓄熱レンガを使用した給湯システムの説明
 大阪市北区の関電ビルディングを建築設備および環境の視点から見学しました。   関電ビルディングは日建設計・ニュージェック設計共同体による設計、竹中・大林・鴻池・淺沼・錢高・奥村共同企業体の施工により平成16年に竣工したオフィスビルで、関西電力の本店として使われています。
 関西電力お客さま本部の川端一郎課長、徳本有紀さん他からビルのコンセプトや概要について説明を受けた後、事務室、食堂、防災センター、機械室、電気室などを見学し、主な建築設備や最先端の組み込み技術について学習しました。
 見学終了後に質疑応答を行い、また関西電力の環境負荷削減に対する取組について説明を聞いて、実社会でおこなわれている環境問題への取組について認識を新たにしました。
■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第11回
  「伊勢神宮」見学  
平成19年12月19日(水)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮
外宮手水舎で手を清める 外宮神楽殿の説明を聞く
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮
御稲御倉の説明を聞く
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮
式年遷宮御敷地の説明を聞く
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮
御贄調舎をスケッチ
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年12月19日(水)伊勢神宮
神宮司廳舎の説明を聞く 神宮徴古館と収蔵庫
 朝8時に出発し伊勢神宮を訪問しました。古来からのならわしに従い外宮、内宮の順に参拝、見学しました。
 外宮に到着、表参道を通り手水の後御正殿へ向かい、外玉垣南御門内にて二礼二拍手一礼により参拝、その後外宮神楽殿において武庫川女子大学と建築学科の弥栄の繁栄と、建築学科学生の学業成就を祈念し御神楽を奉納してもらいました。神楽殿の前で施工を担当された清水建設の稲森利直氏に建築の概要や施工の苦労話を伺いました。
 その後、バスで手早く昼食を済ませ内宮へ、神宮司廳の西村勝典営繕・造営課長に案内をしていただき、宇治橋を渡り手水の後神楽殿、忌火屋殿、御稲御倉、御贄調舎についての説明を聞いた後、御正殿の外玉垣南御門内にて参拝しました。参拝後式年遷宮のおこなわれる御敷地、別宮の風日祈宮を見学し説明を伺いました。
 最後に、建築学科の大谷教授が副代表をつとめていた設計事務所ゲンプランが設計した神宮司廳舎、神宮徴古館収蔵庫(神宮徴古館は片山東熊設計)を見学し伊勢を後にしました。 
■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第9回
 「灘浜スポーツゾーンクラブハウス、神戸改革派神学校」見学  
平成19年11月27日(火)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)灘浜スポーツゾーンクラブハウス
灘浜スポーツゾーンクラブハウス 外観
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)灘浜スポーツゾーンクラブハウス 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)灘浜スポーツゾーンクラブハウス
灘浜スポーツゾーンクラブハウス
建物内外をスケッチ
灘浜スポーツゾーンクラブハウス
更衣室の説明
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)神戸改革派神学校
神戸改革派神学校 設計の考え方を聞く
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)神戸改革派神学校 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月27日(火)神戸改革派神学校
神戸改革派神学校 回廊のシークエンス
神戸改革派神学校 聖堂での質疑応答
 神戸製鋼所の灘浜スポーツゾーンに建てられたクラブハウスを見学しました。 この建物はコンクリート打ち放しの床・壁・屋根、無垢の鉄骨柱、ガラス、ルーバー、パンチングメタル、コンクリートブロックなどで構成されており、素材の構成や構造材をそのまま仕上材とした扱い、壁板と屋根板の接点の扱い、更衣室まわりの構成など、現在取組んでいる演習の参考となる点について設計を担当された竹中工務店本店設計部垣田博之主任から説明を伺い、建物のスケール感などを含めて「板」により構成された建物を体感しました。

 引き続き16世紀ヨーロッパの宗教改革家カルヴィンの流れを汲む神戸改革派神学校を見学しました。もみじが見事に色づいた中庭を眺めながら回廊を巡り、渡り廊下を通って建物を見学しながら、設計を担当された竹中工務店本店設計部酒井利行部長から深く思考する場にふさわしい建築として、「簡素のなかの豊かさ」と「ローテックなエコロジー」をテーマとした設計についての説明を伺い、建物の空間構成、自然の扱い方、素材の選択やエコロジーの考え方及び水の流れや木の葉を揺らす風音の変化など、自然との関係を主眼としたシークエンスの考え方そして次の演習課題「聖なる空間」の参考として簡素さのなかに宗教的精神性を持たせた聖堂の空間構成などについて学習しました。

■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第8回
 「大徳寺高桐院」見学   
平成19年11月24日(土)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月24日(土)大徳寺高桐院
本堂から庭園を見学
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月24日(土)大徳寺高桐院
楓の庭
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月24日(土)大徳寺高桐院スケッチ
学生のスケッチ
 京都の大徳寺にある塔頭のひとつ、高桐院を見学しました。もみじが散る石畳のアプローチは屈曲し、歩を進めるほどに訪れる者の気持ちを高揚させる空間構成となっています。内部空間から眺める庭は通称「楓の庭」と呼ばれています。多くの楓が自然風に植えられ赤や黄色の鮮やかな色彩と足元の苔の緑の対比が美しい、晩秋の京都の伝統的な空間を体験しました。
■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第6回
 ガラスの講義、ガラスの施工事例見学  
平成19年11月10日(土)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月10日(土)ガラスの講義
ガラスの講義
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月10日(土)兵庫県立芸術文化センター
兵庫県立芸術文化センター
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年11月10日(土)ガレリア亀岡
ガレリア亀岡
 今回のFWはガラスに関する知識を深めることを目的として全学年共通で行われました。講師としてAGC硝子建材エンジニアリングの高橋一教氏に参加していただき午前中は建築学科新校舎「建築スタジオ」の講評室でガラスの講義を受けました。ガラスの定義から始まり、有史以前から様々な形で用いられたガラスが本格的に建材として用いられるようになるまでの歴史、昔から現在に至るまでのガラスの製法の変遷、ガラスの種類とその特徴、最新の工法の紹介などの説明を聞きました。またフロートガラスと強化ガラスに鋼球を落下させて強さを比較したり、フロートガラスとペアガラスの熱伝導の度合いを体験したりといった実験も織り交ぜた興味深い講義でした。

 午後はガラスの施工事例を見学しました。兵庫県立芸術文化センターではブリッジの屋根に用いられたソーラー電池内蔵のペアガラスやエントランスホールテンポイント工法・メタルポイント工法を見学、ロビーでは柔らかな光がフレームレスのガラス天井から降り注ぐ空間を体感しました。 次にガレリア亀山に行きました。南北それぞれ長さ200mに及ぶガラスのファサードを用いたこの建物は、初期のテンポイント工法によって構成されています。4トンの力がかかったテンションワイヤートラスによる構造的な説明を聞きました。学生たちは今回得た知識を設計演習などで生かそうと熱心にメモを取っていました。

■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第5回
 建築設計特別演習II課題2敷地(芦屋マリンセンター)見学  
平成19年10月27日(土)
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年10月27日(土)芦屋マリンセンター 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年10月27日(土)芦屋マリンセンター
芦屋マリンセンター
芦屋マリンセンター
建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年10月27日(土)新西宮ヨットハーバー 建築学専攻修士1年生フィールドワーク:2007年10月27日(土)西宮市貝類博物館
新西宮ヨットハーバー
西宮市貝類博物館
 建築設計特別演習IIに関連して、課題敷地となる芦屋マリンセンターを見学しました。夙川河口に面した穏やかな湾内で、ヨット、ボート、カヌーが通年楽しめる総合マリンスポーツ基地。館長のはからいによりレスキュー艇で内海を案内してもらい、海からの眺望を体験しました。建て替えを計画する既存建物の内容を調査、水辺の風景を観察しスケッチしました。

 次に日本最大級のヨットハーバーである新西宮ヨットハーバーを見学しました。センターハウスはカーテンウォールの外壁と海に向かって翼を広げたような屋根を持つ、軽快で開放感のある建物。芝生広場や海沿いのボードウォークなどの開放的な外構計画により、海辺にふさわしいシンボル的な施設となっています。 施設課長の案内によりセンターハウス、ボードウォークを見学しスケッチしました。

 最後に見学した西宮市貝類博物館は、風をいっぱいに受ける帆をイメージしたデザインとコンクリート打ち放しの外観が特徴的です。隣接している西宮浜公民館との間にある中庭には「マーメイド4世号」が展示されています。博物館と公民館のそれぞれのエントランスを長さ60mのコロネードでつないでいます。 館内を見学し中庭まわりをスケッチしました。

■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第2回
 「木造のクラブハウス現場 」見学  
平成19年9月29日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
完成間近のクラブハウス外観
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
2階の廊下
室内
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月23日(土)
建物外周部のモルタル塗りを体験
 前期のFWに引き続き、竣工間近のクラブハウスの現場を見学しました。最初に、夏休み中に行われた仕上げ工事に関連して下見板張りや防腐剤などについての解説後、各自でクラブハウス内を自由に見学しました。後半では、クラブハウスの建物外周部にモルタルを塗るための墨付けの様子を見学し、学生はモルタル塗りを体験することができました。
■H19年度前期 建築学専攻修士1年生 フィールドワークVB 第1回
「建築設計特別演習II 課題1敷地 および 京町家」見学
平成19年9月22日(土)
建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土) 建築学科2年生フィールドワーク:2007年6月9日(土)
 12代続いた薬屋であり、表には屋根つきの看板を設けた風格のある秦家町家を見学。住まい手の秦さんから伝統的な木造建築と人とのお付き合いを大切にし、自然を取り入れた環境共生型の京都らしいくらしの様子をお聞きしました。その後、京都市が町家を借り受け、町家紹介のために公開している一列四室型の標準的な京町家を見学。通り庭の吹き抜け(火袋)や伝統構法による木造軸組みなどを見学しました。課題敷地までの移動途中、町家の残る街並みとギャラリーとして改装した町会所や飲食店舗に改装された大型の町家再生活用事例を訪問。京都都心部の町家が比較的残されている課題敷地と周辺町並みの様子を調査。木造建築現場では基礎、土台、柱、桁・梁、母屋、垂木など木造の基本的な構成を視察確認しました。
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