武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第12回新着
 「伊勢神宮」見学 
平成22年12月18日(土)7:45〜20:00 
担当:榊原教授、田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
外宮手水舎で手水の後、第一鳥居をくぐる 外宮神楽殿を見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
外宮御正殿の説明を聞く
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
宇治橋を渡る
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
別宮風日祈宮をスケッチ 内宮御正殿に向かう
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
御稲御倉の説明を聞く
 平成25年の第62回式年遷宮に向けた造営工事などが佳境を迎えつつある、伊勢神宮を訪問しました。例年通りまず豐受大神宮(外宮)を訪問、手水舎で心身を清めて外宮御正殿へ向かい外玉垣南御門内にて参拝、板塀で囲われた御正殿新御敷地を見学した後、神楽殿で御神楽の奉奏を体験しました。その後バスで皇大神宮(内宮)に移動し、西村勝典神宮技師(神宮司廳 営繕部営繕課長、神宮式年造営廳 造宮課長)から内宮および昨年架け替えられた宇治橋について説明を受け、宇治橋を渡り手水舎で心身を清めた後、五十鈴川御手洗場を経て今年架け替えられた風日祈宮御橋を渡り、別宮風日祈宮を見学しスケッチを行いました。その後忌火屋殿、御贄調舎を見学して内宮御正殿へ向かい外玉垣南御門内にて参拝、引き続き御正殿新御敷地、御稲御倉、神楽殿、別宮荒祭宮、御厩などを見学し、無事伊勢神宮の訪問を終えました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第8回
 「なにわの海の時空館」見学 
平成22年11月20日(土)13:00〜16:00 
担当:福本教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
ドーム全景
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土) 建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
会議室にてPPTによる建物概要説明を聴く 海中道を経てドームに向かう
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
ドーム内見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
ドーム内でスケッチする学生
 大阪港の誕生から現在に至るまでを展示説明した博物館「なにわの時空館」(ガラスドーム)を見学しました。まず,会議室にて,設計者の一員として参画された東畑建築事務所の岡本茂氏より,建物の建築計画,構造計画,設備計画,防災計画などについてPPTと配布資料に基づいて説明を受けました。同時にガラスの外皮を建物に使用するためには,日射などに対する様々な配慮が必要なことを知ることができました。海中道を経て博物館棟に入り,直径70mのガラスで覆われた空間を体験しました。ガラスドームがラチスシェル,リングビーム,張弦梁からなるキャップの3つの部位から構成されていること,ラチスシェル部分の外装は日射制御のためパンチングメタルを挟んだ合わせガラスでできていること,直径70mの大空間の空調計画の一つとして採用された床吹出し空調,放水型スプリンクラー,ガラスドームの外部に沿って配置されたクリーニング装置などについてもその場で確認し学習した後,ドーム内でスケッチをしました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第6回
 「関西国際空港旅客ターミナルビル」見学 
平成22年11月5日(金)12:00〜17:00 
担当:福本教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
国際線出発ロビー4階から1階の到着ロビーを俯瞰する
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
不同沈下対策として導入された地下のジャッキアップシステム
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
国際線搭乗ロビーの構造,防災計画について説明を聴く
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
AGTに乗車して移動
 本旅客ターミナルビルは,1986年に始まった基本構想以来,国際コンペを経て、レンゾピアノビルディングワークショップ+パリ空港公団+日建設計+日本空港コンサルタンツの国際設計企業体によって実施設計された全長約1.7kmと言う長大な建物です。会議室で日建設計の方から,関西国際空港ターミナルビルの概要,企画から空港島,ターミナルビル建設にいたる経緯について当時の苦労話などをまじえて伺ったあと,見学に赴きました。国際線の出発ロビーの構造体がそのままデザイン要素となっている3次元曲線を描く逆三角形断面のワーレントラス(ライズ10m),MTBの妻面を構成している弓状のメンバー(フランス製)と熱線吸収強化合わせガラス(ベルギー製)で構成されているエンドウォール,屋根トラスに吊り下げられたオープンダクト,様々な工夫がなされた照明器具,1階のキャニオンの構成など学んだ後、施工時から現在に至るまで地盤の不同沈下による建物の傾斜などの不具合への対策として導入されている柱下部のジャッキアップシステムを見学しました。壁,扉もジャッキアップに対応できるように工夫されていることがわかりました。さらに,関西国際空港株式会社の方のご配慮で普段は見学できない国外エリアへもご案内下さいました。AGTに乗ってウィング部分まで進み,その屋根の構造,防災計画などについて学ぶことができました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第5回
 「大阪市立鶴見スポーツセンター(旧国際展示水の館)」
 「大阪市立環境学習センター 生き生き地球館(旧国際展示陳列館」見学 
平成22年10月30日(土)10:00〜12:00 
担当:萬田准教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
「大阪市立鶴見スポーツセンター」見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
引張材と圧縮材による屋根の構造の説明を聞く
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
大阪市立環境学習センター生き生き地球館」見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)  建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
学生のスケッチ
 鶴見緑地公園内にある「大阪市立鶴見スポーツセンター」および「大阪市立環境学習センター 生き生き地球館」を見学しました。双方とも1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」のパビリオンとして建設されたものであり、日本を代表する建築家である磯崎新氏による設計です。大阪市立鶴見スポーツセンターは当時は「国際展示水の館」というパビリオンであり、4つの円形の屋根で覆われた大きな空間が特徴です。現在は市民に開放されたスポーツ施設となっていて、卓球やバドミントンが楽しめます。大阪市立環境学習センターは当時は「国際展示陳列館」というパビリオンでしたが、現在は環境をテーマとした学習センターに生まれ変わり、様々な環境問題をとり扱っています。
 今回の見学のテーマは構造であり、大阪市立鶴見スポーツセンターでは、空間表現応用演習「引張と圧縮」の参考事例として、引張材と圧縮材を使い分けた空間の構成を学びました。大阪市立環境学習センター」では、トラス構造により、豪快に跳ねだした建物の構造を見学しました。また環境に関する展示も興味深く見学することができました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第4回
 「なみはやドーム」見学 
平成22年10月16日(土)12:45〜16:00 
担当:三宗司郎先生、福本教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
三宗先生からなみはやドームのご説明を受ける
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
エントランスの構成について学ぶ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
プッシュアップ工法について学ぶ
 1996年,大阪府門真市に建設され,1997年のなみはや国体のメーン会場として使用された大阪府立門真スポーツセンター(通称なみはやドーム)を見学しました。夏季はプール,冬季はアイススケートリンクとしても使用されるスポーツ,興行施設であり,メーンアリーナのほかサブアリーナ,サブプールを有しています。当時,昭和設計の常務取締役として,なみはやドームの設計に従事された三宗先生から,建物の設計コンセプト,建物概要,プッシュアップ工法などについてご説明を受け,さらに,建設記録DVDから「プッシュアップ工法」を中心とする施工プロセスを学ぶことができました。メーンアリーナ,エントランスと外観,サブプールの順に施設を見学し,大空間を構成する立体トラス構造、エントランスの構成について理解を深めることができました。見学後,三宗先生は,学生からの質問に対しても,丁寧に熱意を持ってお答え下さいました。また,建築家とエンジニアとの協働作業のすばらしさ,設計の面白さについての先生のお話も強く印象に残りました。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第3回
 「三木家・箱木家」見学 
平成22年10月9日(土)9:00〜16:00 
担当:田崎教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
雨の中、三木家住宅の主屋へ向かう
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
主屋表庭での井上氏による説明
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
箱木家離れで茅葺の軒先などをスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
箱木家の母屋(手前)と離れ(奥)]
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
箱木家の模型を見ながら移築前の様子の解説
 雨の降りしきる中、建築研究協会の井上年和氏に同行していただき、姫路の三木家住宅(兵庫県指定有形文化財)と神戸の箱木家住宅(重要文化財)を訪れ、日本の民家の空間構成や建物の変遷、またその保存修復活動についても、より深く学ぶことができました。  平成10年度より保存修復工事が進められてきた三木家住宅では、主屋表庭で井上氏から平面構成や構造、使用されている建材など、さらに保存修復方針などについて専門的な解説を受け、その後、3グループに分かれて、主屋、長屋、長屋門、内蔵、新蔵などを見て回り、土間上部の小屋組みや座敷のディテールなどをスケッチしました。  午後から訪れた箱木千年家では、母屋、離れで当主の箱木勇氏から説明があり、移築修復工事や保存活動などについて、井上氏により専門的な補足解説をしていただいた。 時代も様式も異なるこれらの民家を、現地解説やスケッチなどを通して、より具体的に理解でき、また住宅をはじめとした建造物の保存修復についても、設計との関わりをも含めて、井上氏からお話いただけたことは大変、有意義でした。
■H22年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIB 第2回
 「智積院・三十三間堂・南禅寺」見学 
平成22年10月2日(土)9:00〜17:00 
担当:田崎教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
智積院庭園に面した座敷からの眺めをスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
南禅寺三門を通り抜けて、方丈へ向かう
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
南禅寺方丈の広縁に並んで枯山水庭園をスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
南禅院前の水路閣をさまざまな場所からスケッチ
 京都・東山の智積院、三十三間堂と南禅寺方丈、南禅院、さらに境内の琵琶湖疏水の水路閣をめぐり、1年後期の空間表現応用演習の課題「対立における調和」の参考事例として、これらの寺院の庭園造形や空間構成などをスケッチを通して確認することを目的の一つとして、現地見学を行いました。 智積院の中国・魯山を模した築山庭園では池と植込み、石組みの洗練された美しさを実感し、また南禅寺方丈でも縁側でのスケッチを許可していただけたこともあり、その枯山水庭園の砂利と石組みによる空間構成の美しさを十分に味わうことができました。 最後に南禅寺境内の水路閣周辺でもスケッチを行い、伝統的な禅宗寺院の中で、明治期に建設された煉瓦造の洋風建造物が景観にしっくりと溶け込み、重要な構成要素となっていることも認識でき、今回のフィールドワークの経験を今後の設計演習などにも生かしてくれることを期待しています。
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