武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
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■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第13回新着
 「集成材工場」見学
平成22年8月4日(水) 11:00〜18:00
担当:福本教授
ご協力くださった企業の方(トリスミ集成材:奥田本部長ほか)
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ラミナーの品質管理手法 プレカット材の製作
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
グレーディングマシンによるラミナーの等級区分 湾曲材の製作
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
バイオマス発電
 集成材の製造工程,品質管理などについて学習するためにトリスミ集成材?の工場を見学しました。見学に先立って,会議室において構造用集成材の特徴,製造工程,品質管理手法,構造用集成材を用いた建物事例についてご説明を受けたあと,4班にわかれて,規格品・特注品対応の工場,プレカット工場などの生産ラインを見学しました。原材料の受け入れ,グレーディングマシンによるラミナーの等級区分,フィンガージョイントによるラミナーの接合,ラミナーの積層,湾曲材の製作について理解を深めることができました。見学後は,会議室において,質疑応答が行われ,学生からの数多くの質問に丁寧にお答え下さいました。工場において導入されているバイオマス発電とコージェネレーションの効果と位置づけについても合わせてご説明を受けました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第12回
 「新梅田シティ」見学
平成22年7月17日(土) 9:15〜12:00 担当:大井准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
梅田スカイビル 外観見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
梅田スカイビル 働く人が楽しめる色とりどりの機械室の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
空中庭園吹抜をスケッチ 2棟を連結するガラスチューブのエスカレーター
 JR大阪駅北側に位置し、梅田のランドマークであるスカイビルとその周辺を見学しました。完成から17年がたちますが、里山や鎮守の森をイメージした中自然など近年話題となっている環境について、いち早く取り入れながら、空中庭園幻想や宇宙基地といった近未来的な要素も取り込んだエリアです。ビル管理担当の小島氏(積水ハウスオペレーション)と直接工事に携わった井手技師長(竹中工務店)、本学非常勤講師の有岡先生(竹中工務店)にご案内していただきました。 始めにビル概要の説明を受けた後、空中庭園リフトアップの記録映像を視聴しました。その後、ビル周辺の中自然、地下の滝見小路などのパブリックゾーンをとおり、設備機器を動物に見立てたマシーンZOOという地下の機械室を見学しました。機械室では建築設備の講義を受けている学生たちは興味深く説明に耳を傾けたり、写真を撮ったりしていました。つづいて空中庭園に行き、記録映像で見た2棟の連結がどのようになっているのか実際に確認しました。梅雨明け初日となったこの日、屋上庭園からは遠くまで視界が開け、学生たちはスケッチをしたり、大阪の様々な建築物を眺めたりと眺望を楽しみました。子供のころから何気なく見ている建物ですが、工事について説明を聞いたあとは多くの学生から、2棟連結の構造的な疑問、機械のメンテナンス方法、ガラスの映りこみの調整方法など専門的な質問がでて、ひとつひとつに丁寧に答えていただき充実した見学となりました。 。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第10回
 「(株)アサヒファシリティズ技能研修センター、梅田センタービル」見学
平成22年7月3日(土) 9:00〜16:30 担当:杉浦修史先生、榊原教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
アサヒファシリティズ技能研修センターでスプリンクラーからの散水を体験する アサヒファシリティズ技能研修センターで煙感知器の作動試験を体験する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
アサヒファシリティズ技能研修センターで屋内消火栓からの放水を体験する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
梅田センタービル基準階の設備設計の考え方を聞く 梅田センタービル基準階「ロの字型システム天井」改修の説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
梅田センタービル防災センターで監視版の説明を聞く
 建築設備 I の参考建物見学として、建物に装備される基本設備機器とそ  の働きについて学習しました。最初に(株)アサヒファシリティズ技能研修センターを訪問。三浦 晋司取締役から建物の説明を受けた後、約15,000平米のオフィスビルが備える設備機器、システムを凝縮して実装した館内を見学し、冷熱源システム、空調システム、衛生設備、高圧受変電設備、排煙設備、消火栓設備、中央監視設備などの説明を聞き、火災時の煙感知器の作動と防煙垂壁の装備、スプリンクラーからの放水、屋内消火栓での放水など、日常は目にすることのない設備機器の裏まわり、火災発生時の対応、防災設備の作動や屋内消火栓からの放水体験などの貴重な見学、体験をさせていただきました。続いて竣工後20年以上経ち、順次設備の改修工事が行われている梅田センタービルを訪問。梅田センタービル塩谷吉隆管理課長のご案内で基準階オフィスを見学し、設備改修工事担当の(株)竹中工務店:大阪本店大阪北部地区FMセンター 高岸研一主任から、パンチングパネル全面からのやわらかな空気の吹き出し、資源再利用の段ボールダクト、省エネのための蛍光灯スリム管の採用などにより改修された「ロの字型システム天井」などについて説明を受けました。その後地下1階熱源機械室、電気室を見学、最後に防災センターで日常の設備機器の運転管理、防災、防犯管理などについて学びました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第9回新着
 駅における群集流動の調査
平成22年6月29日、30日 20:00〜22:00 担当:柳沢准教授、鈴木講師、田中講師
 トルコ・バフチェシヒル大学からの留学生4名も参加
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
ホームの群集密度や階段の流動係数を測定する
 建築設計演習 IIIの関連FWとして、野球の試合終了後の球場最寄り駅における群集流動の調査を行いました。大規模な群集を安全快適に誘導する駅の設計が今回のテーマなので、そのための現状把握を行いました。トルコ・バフチェシヒル大学からの留学生4名も参加しました。帰途に就く観客の方々は、駅舎の改札を通り、コンコース内を移動し、階段を上ってプラットホームに出て、そして車両に乗り込みます。その様子を観察させていただき、改札や階段における流動係数、ホームや車両における群集密度などを測定しました。普段は想像もつかない大群集の迫力に圧倒される貴重な体験となりました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第8回
 膜構造の講義と参考建物 見学
平成22年6月26日(土)10:00〜18:00 担当:柳沢准教授
 トルコ・バフチェシヒル大学からの留学生4名も参加
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
膜構造の講義の様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
膜構造の参考事例として明石大蔵海岸中央休憩所を見学する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
鶴林寺本堂を見学する
 建築設計演習 I の関連FWとして、太陽工業株式会社の方々のご協力のもと、膜構造の講義と参考建物の見学を行いました。トルコ・バフチェシヒル大学からの留学生4名も参加しました。
 まず午前中に太陽工業株式会社の野口氏より膜構造の講義をしていただきました。膜構造の歴史、膜の特性、構造形式、施工方法などの解説そして様々な最新事例の写真を見せていただき、膜構造に関する理解を深めました。その後、バスで移動し、太陽工業の野口氏、丸尾氏、西村氏の解説のもと、サスペンション膜構造の施工事例である明石大蔵海岸中央休憩所を見学しました。柱頭部や柱脚部、膜とケーブル、膜と膜など、写真ではわからない各部のディテールを自分の目で確かめることができ、膜構造の理解に役立つ見学でした。
 次に加古川にある鶴林寺を見学しました。国宝の本堂や太子堂などをスケッチし、その静寂、荘厳な佇まいを味わいました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第6回
 「智積院庭園、大仙院庭園 」見学
平成22年6月5日(土)9:30〜15:30 担当:榊原教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
智積院庭園
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
智積院庭園をスケッチ
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 智積院庭園
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 智積院庭園
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 大仙院庭園
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ 大仙院庭園
 各自が想定した海に面する急峻な傾斜地で、理想郷としての自然がより強調されるように建物や庭園を設計することを課題目標のひとつとした建築設計演習IIIの参考事例として、智積院庭園及び大仙院庭園を見学しました。 最初に智積院を訪問。築山林泉式の先駆をなした貴重な遺産といわれ、盧山を象って東山連峰の山麓の斜面を利用して築山を造り、その前面に池泉を設け、寝殿造りの泉殿や釣殿のように池畔が書院の縁の下に深く入り込んで、書院と庭園が一体となった形式で、築山の中央頂上から渓流が流れ落ち山腹から急転直下に滝水となって池中に落ちる構成の大書院庭園を鑑賞し、スケッチを行いました。
 続いて大仙院を訪問。禅院式枯山水庭園の最高傑作ともいわれ、きわめて狭い小庭に、蓬莱山から落ちる滝、堰を切って大海に流れ込む水をすべて砂と岩組で表し、深山から大海へ水の生々流転を小空間にあますところなく描きだした東北庭と、整然たる流波の白砂の大海と手前の一対の盛砂、南西隅の一本の沙羅双樹のみの簡素な構成が無限の広がりをかもし出す南庭を鑑賞し、スケッチを行いました。
 二つの庭園の見学を通じて、課題における滝と建物、建物と水面のあり方について思いを巡らせました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第5回
 「TOTOシーウィンド淡路、本福寺水御堂 」見学
平成22年5月29日(土)9:00〜16:00 担当:榊原教授、柳沢准教授
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
エントランスホールの大きな開口
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
EVにつながるブリッジより海を望む レストラン前のテラスを見学する
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
プールの詳細をスケッチする
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
本福寺水御堂のアプローチ空間をスケッチする
 建築設計演習IIIの参考建物として「TOTOシーウインド淡路」を見学しました。研修施設を備えた安藤忠雄氏設計の宿泊施設で、淡路島の東側に位置します。傾斜地の特性を生かした段状の構成で、屋上のほとんどが緑化され、周辺環境に馴染んだ佇まいを見せています。眼下には素晴らしい海の眺望が180度に広がり、諸室はその眺望に対して開かれます。まずは共用部門を自由に見学させていただきました。大きな開口が額縁となり海が一枚の絵のように見えるエントランスホールや海の上を歩くような感覚を覚えるブリッジをはじめ、EV、テラス、プール、レストラン、レクチャールームなどを見学させていただき、あわせてスケッチを行いました。その後3グループにわかれて、大浴室、メゾネットタイプの2種類の客室、ツインタイプの客室、バリアフリー対応の客室を順次見学させていただきました。あらゆる場所で海が見え、日光で植栽が輝き、テラスの日除けにより豊かな中間領域が形成されています。今回の課題に非常に参考となる体験をさせていただきました。
 次に本福寺水御堂を見学しました。安藤忠雄氏の設計で、池の間の階段をおりて、水の中に吸い込まれるように内部へと向かいます。自由にスケッチを行うとともに、今回の課題とも関連する「水」の意味について考えを巡らせました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第3回
 「INAX大阪ビル、田島大阪ビル 」見学
平成22年4月24日(土)担当:榊原教授、大井准教授、田中講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
INAX大阪ビルのテラコッタブロックカーテンウォールの説明を聞く
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
INAX大阪ビル2階のタイルショールームを見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
田島大阪ビルの外観を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
田島大阪ビル2階のショールームで床材の説明を聞く
 (株)日建設計が設計された大阪市内の2つの建物を見学し、両方の建物内に設けられたショールームで、仕上げ材料について学びました。
 最初に「INAX大阪ビル」を見学。13階大会議室で設計者の日建設計設計部門設計室 岡田泰典主管よりデザインの考え方や組込技術について、また(株)INAX関西統括支社営業管理部 増田雅樹部長よりINAXの歴史について説明を受けた後、タイルが「外壁」としての役割を担うテラコッタブロックカーテンウォール、無水小便器などのトイレ周りに採用されたINAXの技術商品、食堂を見学し、最後に2階のタイル展示ルームでタイルについての説明を受けて、さまざまなタイルについて学びました。 続いて「田島大阪ビル」を見学。1階玄関ホールで設計者の日建設計設計部門設計室 塚島 健担当よりデザインの考え方や建物を豊かに覆うバルコニー緑化について説明を受けた後、田島ルーフィング(株)大阪支店営業開発課 森山 充課長のご配慮でオフィススペースを含む建物全体を自由に見学しました。その後5階会議室で質疑応答を行い、最後に2階のショールームで、(株)タジマ営業本部西日本営業部大阪営業所 壽嵜善文担当より床材についての説明を受けて、多様な床仕上げ材について学びました。 どちらも比較的小規模の建物で、学生にも全体像が把握しやすいこともあり、熱心な見学と活発な質疑応答が行われました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第2回
 「目神山の家 」見学
平成22年4月17日(土)担当:榊原教授、大井准教授、田中講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
Dゲストハウス リビングの見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
Dゲストハウス リビングの見学 改修後、モダンに設えられたT邸 Iの座敷の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
深く影が落ちる軒を設けたT邸 IIIの外観を見学
 建築設計演習IIIの両親と共に住む三世代の家の参考として、目神山に建てられたゲストハウスと住宅4邸(T邸IIとN邸は外観のみ)を見学しました。 Dゲストハウスは、2階に玄関および南側テラスと一体となった開放的なリビングを取り、下階には庭に面して落ち着いたダイニングと寝室を設けています。家具、調度も設計者の石橋先生からクライアントに提案されています。学生たちからは「建築家というのは、建物を建てるだけでなく空間全体を作るために家具はもちろんのこと広い知識が必要なのですね。」といった声が聞かれました。
 T邸 I は畳敷きの和室をフローリングに改修した座敷と増築されたテラス、地下のパーティルームを見学させていただき、長く住むためには既成の概念にとらわれず、家族の状況に合わせて使いやすいように空間を変化させていくことも必要と気づきました。
 さらにT邸 II では広く張り出した軒下のテラスとガラス戸を全面開放できる南国風のゲストコーナーを見学させていただきました。当日は晴天でアップダウンの激しい地域を歩いたため、学生たちはくつろぎながら初夏を思わせる通風の心地よさを体感しました。
 一連の作品の見学を通し、石橋先生から「設計では美と(機能・構造などの)美以外がせめぎ合うこともあるが美だけをとることはしないで下さい。職人さんはじめ色々な人たちと会話し最善の回答を考えてください。」「(本に掲載するような)写真を撮る空間を設計するのではなく、使う人、訪れた人が楽しみ、癒され、また元気が得られる空間作りを心がけています。」「良い作品を作るにはクライアントと良い関係をつくってください。」など設計をする上での姿勢をお話いただき、有意義な見学となりました。
■H22年度前期 建築学科3年生 フィールドワークIIIA 第1回
 「住宅参考事例:T邸 I、II、III、Dゲストハウス、N邸 」見学
平成22年4月10日(土)担当:榊原教授、大井准教授、田中講師
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土) 建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
Dゲストハウス リビングの見学 改修後、モダンに設えられたT邸 Iの座敷の見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
深く影が落ちる軒を設けたT邸 IIIの外観を見学
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
T邸 IIIで中間領域の心地よさを体感する様子
建築学科3年生
 フィールドワーク:2008年4月12日(土)
学生のスケッチ
 建築設計演習IIIの両親と共に住む三世代の家の参考として、目神山に建てられたゲストハウスと住宅4邸(T邸IIとN邸は外観のみ)を見学しました。 Dゲストハウスは、2階に玄関および南側テラスと一体となった開放的なリビングを取り、下階には庭に面して落ち着いたダイニングと寝室を設けています。家具、調度も設計者の石橋先生からクライアントに提案されています。学生たちからは「建築家というのは、建物を建てるだけでなく空間全体を作るために家具はもちろんのこと広い知識が必要なのですね。」といった声が聞かれました。
 T邸 I は畳敷きの和室をフローリングに改修した座敷と増築されたテラス、地下のパーティルームを見学させていただき、長く住むためには既成の概念にとらわれず、家族の状況に合わせて使いやすいように空間を変化させていくことも必要と気づきました。
 さらにT邸 II では広く張り出した軒下のテラスとガラス戸を全面開放できる南国風のゲストコーナーを見学させていただきました。当日は晴天でアップダウンの激しい地域を歩いたため、学生たちはくつろぎながら初夏を思わせる通風の心地よさを体感しました。
 一連の作品の見学を通し、石橋先生から「設計では美と(機能・構造などの)美以外がせめぎ合うこともあるが美だけをとることはしないで下さい。職人さんはじめ色々な人たちと会話し最善の回答を考えてください。」「(本に掲載するような)写真を撮る空間を設計するのではなく、使う人、訪れた人が楽しみ、癒され、また元気が得られる空間作りを心がけています。」「良い作品を作るにはクライアントと良い関係をつくってください。」など設計をする上での姿勢をお話いただき、有意義な見学となりました。
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