武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第14回
 「竹中大工道具館、
  神戸メリケンパークオリエンタルホテルアクアホール 」見学 
平成23年7月23日(土)9:30〜14:00 
担当:田崎教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
竹中大工道具館地階のヴィデオシアター 研究員の坂本忠規氏から大工道具館の建設経緯や施設概要
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
3階展示室 古代の木材加工の方法について解説をうける
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
2階展示室 曲尺の使い方の解説をうける
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
神戸メリケンパークオリエンタルホテルのアクアホール
設計者である國本暁彦氏(竹中工務店設計部)からデザインプロセスや設計趣旨などを解説していただく
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
瞬間調光ガラスにより、まわりの神戸港の景観がホール内部に飛び込んできた瞬間
学生全員、驚きの声を上げて眺めている
 1年生前期の最終のフィールドワークとして、神戸の中山手にある竹中大工道具館を訪れ、竹中工務店が収集・保管してきた日本をはじめ世界各国の伝統的な大工道具の展示を見学し、研究員の坂本忠規氏はじめスタッフの方々から詳しい説明を伺いました。大工道具の移り変わりや、外国の道具との比較を通して、日本の木造建築の特徴や技術レベルの高さなどを実感することができました。午後からは神戸港に面した神戸メリケンパークオリエンタルホテルに2001年に増築されたアクアホールを見学し、設計者の竹中工務店、國本暁彦氏から計画プロセスや設計趣旨などを説明していただきました。またホテルのマーケティングを担当されている内匠陽子氏に、実際にホール周りの噴水やミストを噴出させ、また壁面の瞬間調光ガラスを人の歩行を合わせてコントロールしていただいて、シンプルなデザインでありながら、周囲の景観をも取り込む演出が可能な興味深い空間構成を実際に体験させていただき、設計への関心をさらに深めることができたと思います。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第13回
 「姫路城、浄土寺浄土堂 」見学 
平成23年7月16日(土)9:30〜17:20 
担当:田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
姫路市役所小林様の解説にメモをとる
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
解説をいただきながら姫路城大天守の破風を間近に見る
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
大仏様による浄土堂の細部に注目する
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
木陰にて浄土堂のスケッチをする
 日本建築史の授業に関連し、姫路城と浄土寺浄土堂を見学しました。姫路城は現在、屋根修理と漆喰塗り替えの改修中で、大天守が素屋根で覆われています。見学は姫路市商工観光局の小林様に解説をいただきました。修理見学施設「天空の白鷺」を案内していただき、城の歴史をはじめ、改修に関する専門的なことを詳しく教えていただきました。姫路城の次に浄土寺浄土堂を見学しました。そこでは大仏様(だいぶつよう)の細部を詳しく見ました。方形屋根の外観もスケッチしました。陽が少しだけ傾いて、堂内が赤くなりかける頃でした。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第12回
 藪内家お茶の会、西本願寺、京都駅 見学 
平成23年7月9日(土)10:00〜17:00 
担当:中村教授、田崎教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
夏の設えで開放的な薮内家広間 執事の石黒氏からお話を伺う
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
広間で全員がお手前の指導を受けながら、お薄を頂く
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
燕庵前の内露地にある腰掛待合
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
本願寺書院の南側に立つ豪華な唐門
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
京都駅ビルの大階段と中央コンコースの立体トラス
 三千家とともに京都を代表する薮内家で実際にお茶会を体験し、また茶室や露地をスケッチしながら見学させていただきました。広間で全員がお茶をいただきながら、薮内家執事の石黒正勝氏より千家と異なる薮内の特長についても丁寧にお話ししていただきました。 本願寺では国宝の白書院や能舞台、飛雲閣などを特別拝観させていただきました。本願寺の村上課長から障壁画や庭園などについても詳しくお話を伺いながら、対面所、白書院、北能舞台などを見学し、その後、豪華に装飾された唐門、桃山風の変化に富んだ外観を持つ飛雲閣についても説明を伺いながら見学することができました。 また現代建築を代表する京都駅ビルも、中央コンコースや大階段、屋上庭園などを回遊しながら見学して回り、各所でその特徴的な空間構成やデザインの工夫などをスケッチしました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第11回
 「蓮華王院 三十三間堂、智積院」見学 
平成23年7月2日(土)10:00〜12:40 
担当:田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
三十三間堂の説明
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
三十三間堂をスケッチする
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
智積院庭園をスケッチする
 空間表現基礎演習と日本建築史に関連して、蓮華王院の三十三間堂と智積院の庭園を見学しました。三十三間堂説明の後は、自由に見学をしました。建物の中に入り、千手観音像をひとつひとつながめたり、長大な外観をスケッチしたりしました。そこから歩いて智積院へ行き、お庭を眺めました。東山の裾にあるこのお庭は起伏に富んでいます。暑い日のさなか、建物をとおる風に涼みながらスケッチをしました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第10回
 「吉備津神社、閑谷学校」見学 
平成23年6月25日(土)8:50〜18:50 
担当:大谷教授、田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
吉備津神社本殿の解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
閑谷学校について説明する
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
閑谷学校をスケッチする
 日本建築史の授業に関連し、岡山県の吉備津神社と閑谷学校を見学しました。吉備津神社では本殿の特徴的な比翼入母屋造をスケッチしました。大きな境内を散策し、お竃殿も見学しました。吉備津神社を後にすると閑谷学校を訪れました。閑谷学校は静かな山間にあります。ここがかつて学ぶ場所だったことを考えながら、スケッチをしました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第9回
 「清水寺、上賀茂神社、西村家住宅」見学 
平成23年6月18日(土)9:00〜17:00 
担当:大谷教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
清水寺 本堂の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
上賀茂神社の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
西村家住宅 庭園をスケッチ
 知恩院三門、小川治平作庭の円山公園庭園、仏教建築の影響を受けた複雑な形態である八坂神社本殿を見学しました。その後、石塀小路、二年坂、産寧坂周辺の建築と石畳が織りなす風情を感じながら、清水寺まで移動。清水寺境内は自由行動とし、本堂前面にある懸造の舞台を中心に見学を行いました。舞台上だけでなく、舞台の下からも、舞台を支える139本の長い束柱と貫を確認した。午後は上賀茂神社と西村家住宅を見学しました。本殿参拝後、本殿・権殿と同じく流造であり、末社の形態を確認。「明神川」の川沿いに並ぶ、上賀茂神社に奉仕してきた神官らの屋敷群である上賀茂社家町の町並み、現存する最古の社家である西村家を見学しました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第8回
 「慈照寺、大覚寺、天竜寺」見学 
平成23年6月11日(土)9:00〜17:20 
担当:大谷教授、田中講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
慈照寺の境内へと進む
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
大覚寺ついて説明する
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
天龍寺の庭園をスケッチする
 日本建築史の授業に関連し、岡山県の吉備津神社と閑谷学校を見学しました。吉備津神社では本殿の特徴的な比翼入母屋造をスケッチしました。大きな境内を散策し、お竃殿も見学しました。吉備津神社を後にすると閑谷学校を訪れました。閑谷学校は静かな山間にあります。ここがかつて学ぶ場所だったことを考えながら、スケッチをしました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第7回
 「南禅寺、平安神宮」見学 
平成23年6月4日(土)10:45〜16:45 
担当:鈴木講師、笹岡隆甫先生(未生流笹岡次期家元)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
笹岡先生によるいけばなの説明(天授庵)
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
いけばなのスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
平安神宮額殿における大作いけばないけこみの見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
南禅寺方丈庭園におけるスケッチの様子
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
南禅寺水路閣見学の様子
 南禅寺平安女学院明治館を見学しました。
 まず「空間表現基礎演習」で6/21(火)から始まる「いけばな」の学習の一環として、6/5(日)に開催される未生流笹岡ガーデンパーティーの会場の1つ、南禅寺天授庵を見学しました。笹岡先生の解説を受けたのちいけばなを鑑賞するとともに、庭の見学も行いました。
 次に未生流笹岡ガーデンパーティーの会場である平安神宮額殿の前で、3作の大作いけばなをいけている様子を見学、スケッチしました。大作いけばなは、6/30(木)の授業において行う予定であり、実際にいけている様子がわかる、いい予習になりました。
 最後に「空間表現基礎演習」で7月に行う「対立における調和」の参考事例として、南禅寺の境内の庭園や建築の空間構成を、方丈庭園、南禅院、水路閣の順に、スケッチなどを通して確認しました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第6回
 「醍醐寺、法界寺」見学 
平成23年5月30日(土)10:30〜16:30 
担当:大谷教授、田崎教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
醍醐寺 金堂の解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
醍醐寺 五重塔をスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
法界寺 阿弥陀堂の見学
 全般に雨模様であったが醍醐寺の五重塔では時間を取ってスケッチを行ない、金堂を見学のあと三宝院に向かいました。表の唐門を見学の後、表書院に上がり、書院内部や秀吉自らが設計に係わったと言われる桃山時代の庭園を鑑賞、ゆっくりスケッチしました。法界寺へ移動。国宝建物の概要を説明した後、阿弥陀堂内に入り例年通りお寺のご住職にお話を聞かせていただきました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第5回
 「ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)」見学 
平成23年5月14日(土)10:00〜12:00 
担当:天畠講師
解説:ヨドコウ迎賓館 山元館長
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
ヨドコウ迎賓館 車寄せ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
3階和室 山元館長よりヨドコウ迎賓館の歴史を解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
2階応接室 天畠講師よりヨドコウ迎賓館の構造とデザインの関係について解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
4階食堂 空間をスケッチ
 20世紀の三大建築家の1人に数えられる、フランク・ロイド・ライト設計の旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)を訪れました。旧山邑邸はフランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工。日本で建築されたフランク・ロイド・ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。建築学科の校舎でもある甲子園会館とデザイン的に類似の特徴をもっています。
 3階和室では、山邑邸の来歴、保存修復工事について山元館長より解説をしていただきました。2階応接室では、山邑邸の設計時期、ライトの作品の中での位置づけ、帝国ホテルや甲子園会館との関連、山邑邸の空間の特徴や2階応接室の構造とデザインの工夫などについて天畠講師より説明がありました。その後、自由に館内を見学し、スケッチをしました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第4回
 「東大寺、興福寺」見学 
平成23年4月30日(土)10:30〜16:00 
担当:大谷教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
東大寺 南大門の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
東大寺 鐘楼をスケッチ
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
興福寺 三重塔をスケッチ
 古都奈良を訪問。東大寺では豪壮な大仏様建築の南大門と金堂(大仏殿)を見学しました。
 午後は正堂と礼堂という二つの建物が合体した面白い形態の法華堂へ入館。生憎、正殿が改修中で礼堂しか見学できなかったが優れた仏像群を鑑賞しました。その後、のんびりと鹿がたむろする奈良公園を興福寺へと移動。藤原不比等が創建した和様形式を伝える東金堂、五重塔、新和様の北円堂などを見学。木細く、優しい表情の三重の塔に感激、例年通りゆっくりと時間を取ってスケッチ。今回のフィールドワークの目標は授業で説明した平安時代から続く和様建築(興福寺)と新しく大陸から伝わった大仏様建築(東大寺)の建築様式の違いが確認できました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第3回
 「平等院鳳凰堂、宇治上神社、萬福寺」見学 
平成23年4月23日(土)9:00〜16:30 
担当:大谷教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
平等院 鳳凰堂の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
平等院 宝物館の解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
宇治上神社 拝殿の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
萬福寺 大雄宝殿の見学
 平等院鳳凰堂(阿弥陀堂)では華麗と荘厳が溶け合った質の高い建築表現を見学しました。宝物館( 鳳翔館)では鳳凰堂を中心に史跡名勝に指定されている庭園の風致と調和した外観を実現するランドスケープデザイン、歴史の堆積をイメージさせる杉板本実で凸凹をつけた型枠によるコンクリート打ち放し仕上げ、3層に重なる軽快なフラットルーフ、木造垂木を思わせる連続する鉄骨梁、格子戸、和紙スクリーンなど、現代的で抽象化された表現を見学しました。 宇治上神社では平安時代後期の本殿の小規模な1間社流造の三棟の内殿を一列に並べて、共通の覆い屋で覆った建物形式、平安時代の特徴が良く表れている蟇股や組み物を見学しました。拝殿では縋破風(すがるはふ)といわれる手法を用いた美しい屋根などを見学した。 萬福寺では一直線に並ぶ、左右相称に整然と配置されている明時代末期頃の様式の建物群、「卍字くずし」の高欄、「黄檗天井」と呼ばれるアーチ形の天井、円形の窓、扉に彫られた「桃符」と呼ばれる桃の実形の飾りなど、日本の他の寺院ではあまり見かけないデザインや技法を見学しました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第2回
 「法隆寺、法起寺、唐招提寺」見学 
平成23年4月16日(土)9:30〜17:30 
担当:大谷教授
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
法隆寺西院 五重塔、金堂の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
法隆寺西院 廻廊の特徴を解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
法起寺 三重塔の見学
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
唐招提寺 金堂の見学
 日本建築史の講義と関連して斑鳩から奈良西の京を訪れました。
 法隆寺西院では例年通り金堂、五重塔、中門の他、双蔵の網封蔵、三棟造の東大門などを見学、飛鳥様式の建物特徴を解説。大宝蔵院では玉虫厨子、解体修理時に取り外された実物の金堂の雲斗雲肘木などを見学。東院では八角円堂夢殿、伝法堂などを見学。法隆寺近くにある法起寺ではお寺の方が毎年訪問していることを覚えておられ、建築学科学生ということで三重塔の内部を見せていただきました。
 その後、途中の車窓から薬師寺の東・西の塔と金堂の伽藍を望みながら唐招提寺を訪問。天平様式の金堂、平城宮の朝集殿を移した講堂、校倉の経蔵、宝蔵などを見学。ここも境内がゆったりとした雰囲気で、おおらかな感じの寺院である。学生は地面に座り込んでスケッチに励みました。
 法隆寺、唐招提寺を同日に見ることで、飛鳥から天平へと変化する建築様式が実物を目にしながら理解きました。
■H23年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA 第1回
 「博物館明治村 旧帝国ホテル中央玄関ほか」見学 
平成23年4月9日(土)9:00〜18:40 
担当:鈴木講師
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
旧帝国ホテル中央玄関外観 明治村学芸員 田口様による解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
田口様による玄関ホールの解説
建築学科1年生 フィールドワークIA:博物館明治村見学2010年4月10日(土)
菊の世酒造 見学
 新入生の初めてのフィールドワークとして、建築学科の学舎である甲子園会館との関連の深い、フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル中央玄関を見学するため、桜が満開の博物館明治村を訪れました。  
 皇居を正面にして建てられた旧帝国ホテルは総面積34,000平米余の大建築でしたが、1967年に解体され、明治村に中央玄関部分だけが移築・保存されています。中心軸上に玄関、大食堂、劇場などの公共部分が列ねられ、左右に客室棟が配されていました。中央玄関では、軒や手摺の白い大谷石の帯が水平線を強調し、またその帯が奥へ幾段にも重なって、内部空間の複雑さを予想させます。大谷石には幾何学模様の彫刻を施し、レンガには櫛目を入れて、柔らかで華麗な外観を現出しています。 まず2グループに分かれ、それぞれ明治村学芸員の井上様、田口様の案内により、その特徴的な空間構成を実際に歩いたのち、実際のその空間をスケッチし、理解を深めました。 その他の木造建築の見学では、木造の基本的な構造や小屋組について実際に見てスケッチすることで理解を深めました。
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