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毎週土曜日はフィールドワーク |
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第13回 |
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「学術研究交流館、マルチメディア館」見学 |
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平成18年7月15日(土)
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(1)学術研究交流館 |
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学術研究交流館は、地上5階建ての研究施設である。1階には伝統的な石組の庭「竹堂庭」に面して大会議室があり、研究集会などが行われる。1階は廊下も含めて展示空間としても利用できる。形態は全て900mm×1800mmの基準寸法にもとづいて決められている。
建築法規Iの授業で学習した「延焼のおそれのある部分」「建築物の高さ」「階段や手摺の構造」「高さ制限」「防火区画」「防火設備」「避難施設」「外壁の後退」などの実例を見ながら、建築法規の制約が実際の設計にどのように反映しているか、制約と折り合いを付けながら、いかにしてデザインするのかを学びました。 また1800mm×900mmの基準寸法に支配された空間を体験し、その空間デザイン手法について学びました。
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(2)日下記念マルチメディア館 |
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マルチメディア館は、地上8階、地下1階の大型情報教育施設である。マルチメディア教室や260型マルチビジョンなど導入したメディアホール(374人収容)を備える。
学術研究交流館と比較して上記の法規を再確認した他、規模の大きい建築を計画するときに必要になる「面積区画」や消防法についても学びました。 |
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第12回 |
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「京都駅ビル」見学 |
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平成18年7月8日(土)
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(1)京都駅ビル |
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京都駅ビルは、1991年世界の著名な建築家を迎えて国際コンペを行った結果、洗練された感覚とダイナミックな内部空間構成に秀でた原広司氏案が採用されました。長さ、約470mにも超高層駅ビルは、駅施設はもとより、ホテル、商業施設、文化施設、駐車場施設の機能を備えています。 フィールドワークにおいては、建物概要につづいて構造設計の概要についての説明を受け、長大な建物の耐震設計についての興味深い話を設計関係者からお聞きしました。また、この建物の特徴の一つと言える「マトリクス階」と呼ばれる人口地盤の内部も見学しました。
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第11回 |
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「梅田センタービル」見学 |
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平成18年7月1日(土)
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(1)梅田センタービル |
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梅田センタービルは、日本で初めての本格的インテリジェントビルとして、大阪・北のビジネスの中心地・梅田に建設され、低層階はクリスタル広場を介して、コンベンションホール、展示ホール、ショッピングアーケードなどが配され、都市のアメニティの提供にも貢献しています。フィールドワークでは、主として設備設計の観点から高層オフィスビルの設計に必要な考え方を解説していただきました。基準階では特徴的なロの字型の設備ユニット、地下1階では機械室内の電気設備、ビル全体の管理を司る中央監視室を見学しました。
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第10回 |
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「京都の薮内家 お茶会」 |
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平成18年6月24日(土)
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(1)西本願寺 飛雲閣・書院 |
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飛雲閣 |
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書院 |
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飛雲閣
豊臣秀吉の建てた聚楽第の一部と伝えられています。3層で中心がズレながら唐破風や入母屋の屋根を配置し、左右非対称の美しさを見せています。本来は船で1階の舟入の間より出入りしました。軽快で奇抜な意匠が多い。2階は歌仙の間と呼ばれ、三十六歌仙の絵があります。
書院、白書院,北能舞台
本願寺書院は広大な対面所と、その背後の数室(白書院)からなります。対面所には、床、棚、書院などの座敷飾りは一応整っていますが、武家邸や寺院客殿に見られる通常の広間の形式とかなり趣がちがいます。即ち、正面に広く上段をとり、その奥に床、棚、帳台構を一直線に並べ、下段は2列に立ち並んだ柱によって3区画に分けられるなどの特徴があります。このような平面は、真宗寺院の本堂や御影堂の平面形式から出たものと考えられ、儀式上の要求によって生まれたものであると考えれられます。上段の脇に花頭窓を配した上上段を設けているのは、将軍を迎えるための施設で、背後の白書院はその控えの間と考えられいます。 能舞台は桃山時代にいたって画期的な発達を示した能舞台の典型的な形式を備えています。
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(2)薮内家 燕庵・雲脚の見学および作法体験 |
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京都七条西洞院御前にある茶家、薮内宗家。薮内宗家は薮ノ内流家元で、表千家、裏千家、武者小路千家の三千家と共に今日でも茶家として大きな存在となっています。初代薮内紹智は茶道を千利休に相伝された後、京都聚楽第に召出された茶道家であり、薮内紹智の婦人が古田織部の娘であったことから、織部邸にあった燕庵を二代目が譲り受けたものです。 茶室燕庵の平面は織部好みの代表的な形式です。三畳大目に相伴席を付け、にじりぐちの前に土間庇を設けています。相伴席は貴人を招いた時、ここの畳を取り去り円座を敷いて相伴者の席とし、三畳を上段に見立てるという工夫によります。
古田織部
利休の没後に急速に茶人としての名声を獲得した織部であったが、利休から学び取った侘茶を軸として、さらに武家社会に適応する茶の湯の形式を工夫し、新鮮な侘びの造形を展開していった人物。織部の考案した相伴席付三畳台目は、好評となり武家社会はもちろん民間にも普及していった。燕庵形式と呼ばれる型で、京都薮ノ内宗家燕庵にちなむ呼称で、織部の意図はほとんどこの中に盛り込まれているとされる。三畳の客畳に相伴畳が付くことで柔軟な機能性を得ることができたのがその特徴。
利休と織部の作風の違いとして利休は「渡を六ふん景気を四ふん」としたの対し、織部は「渡を四ふん景気を六ふん」としたとされています。「渡り」とは歩きやすさを指し、「景気」とは配置の美しさを指す。織部は露地に景を導入して二重露地や、視覚的効果、豊かな茶苑を意図し、石の並べ方や素材の組み合わせを工夫しました。 織部灯篭はそうした工夫の中から生み出されたもので、灯篭を単なる照明装置としてではなく、景として役立たせた。様式的な社寺灯篭と違う、露地に適した灯篭を作り出しました。これ以後、露地の構成には石灯篭は不可欠なものとなっていきました。
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第8回 |
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「なにわの海の時空館」見学 |
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平成18年6月10日(土)
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(1)なにわの海の時空館 |
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ポール・アンドリューの設計。2000年竣工。DPG工法によるガラスのドームが特徴です。建築当時は、ドームは工場で組み立てられたものを海上で輸送するという、ユニークな施工方法でも話題になりました。構造そのものがデザインになっている事例として見学しました。
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第6回 |
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「三木家住宅、姫路城、浄土寺」見学 |
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平成18年5月27日(土)
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(1)三木家住宅 |
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三木家は、英賀城主ゆかりのある旧家で、天正8年(1580年)の英賀城落城に際して、一族のひとりが林田に帰農したと伝えられています。 その屋敷は、窪山城跡にあったが、元和3年(1617年)林田藩主建部氏の入部の際に居を移し、3代家久(1603年〜1675年)の代に現在地に転居したといわれています。江戸時代を通して大庄屋をつとめ、「一万石の大庄屋」といわれるほどに繁栄しました。屋敷構えは、道路に沿って長屋と長屋門を矩折れに建て、他は土塀を巡らせて、約5,000Fにおよぶ敷地を区画してます。内部には、主屋とその付属屋、土蔵など江戸時代の建物が並び、当時の大庄屋の姿を今に伝えています。特に、主屋は大庄屋層の建築として、県下では年代が推定できる最古の遺構であり、全国的にもこの時代の例はきわめて少なく、民家史上重要な建造物です。この三木家住宅は、平成2年3月20日に県指定文化財に指定され、平成10年度より保存修理工事を実施しており、工事完了後は歴史資料館として公開を予定してます。
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(2)姫路城
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姫路城は慶長6年池田輝政によって工事が開始され、同14年に完成。播州平野に並ぶ小丘をたくみに利用して構築された平山城で、意匠的にも極めて優れた、城郭建築最盛期の代表的な遺構。天守の他に本丸、二の丸、三の丸、西の丸に分かれており、広い地域に櫓、渡櫓、櫓門、土塀などを配置し、土地の起伏に伴って展開する建築群の変化は、これまでの建築になかった新しい構成美といえます。
5重6階の大天守と3つの小天守が渡櫓(わたりやぐら)でつながり、幾重にも重なる屋根、千鳥破風(はふ)や唐(から)破風が、白漆喰総塗籠造の外装と相まって、華やかな構成美をつくっている。構造的にも新しい創意が見られ、中心の二つの大柱は地下から6階床下まで通すが、周囲の柱は地価・一階、1・2階、5・6階の間を通し柱とし、上部と下部を別々に一体化して大柱で上下をつなぐ構造を示しています。
2本の大柱があり、東西にそれぞれ高さ24.6m、根元直径95cm、末口42cmと大きな柱で、3階で西の大柱が2本接ぎ合わされているが、これは昭和の大改修(姫路城を一度解体し、もう一度組み上げたという大改修)の際、これほど大きな木材が見つからず、日本各地を探し回り、ようやく木曽国有林の樹齢780年の檜と地元神埼郡笠型神社の樹齢670年の檜を3階で継ぎ合わせて再現されました。東の大柱は根本の補強だけで、現在も古い柱が使われています。 |
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(3)浄土寺浄土堂、鐘楼修復工事現場 |
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浄土堂
東大寺南大門を造った重源による大仏様の建築。建久3年(1192)創建。畿内や中国地方に建てられた専修念仏道場の一つです。3間(一間6m)四方、軒反りのない方形屋根建築。単純明快で合理的な構造。天井を張らず、屋根下まで太い虹梁と束を積み重ねた構造美を見せる豪壮な内部空間となっています。仏像の背面(西側)からの夕日により空間が演出されます。
鐘楼
現存の「鐘楼」は寛永9年(1632年)に建立されたものといわれています。現在修復工事中。兵庫県文化財。
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第5回 |
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「淡路島の現代建築」見学 |
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平成18年5月13日(土)
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(1)真言宗本福寺水御堂 |
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■H18年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第4回 |
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「旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)」見学 |
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平成18年5月6日(土)
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(1)旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館) |
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旧山邑邸はF.L.ライト旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工。日本で建築されたF.L.ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。
建築史的意義を評価され、大正期の建造物として、また鉄筋コンクリート造の建造物として、1974年に国の重要文化財に指定され、1985年から1988年にかけて、淀川製鋼所が保存修理の事業者になり、国・兵庫県・芦屋市からの補助を合わせて抜本的な修理を施した。1989年からは一般公開されています。
建物は緑に囲まれた小高い丘の斜面を利用したRC造4階建て。外観は大谷石を使った意匠が中心となっています。建物入口はピロティになっていて、玄関まで歩みを進める間に、建物の景観が印象づけられています。自然光を取り入れた2階の応接間、欄間を銅板で装飾した3階の和室、暖炉を中心にペントハウス調の最上階等で構成されています。
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■フィールドワークの概要 |
建築の設計をするためには机上の学習だけではなく、建築に関わる様々な分野を実際に知る必要があります。そこで本学科では、設計演習や理論科目と並行した、建築に関係するあらゆる分野を体験できるフィールドワークを行います。具体的には、敷地調査(建築設計演習I〜Vなど)、ガラスやタイルカーペットなどの建築材料をテーマとした建物見学(建築設計演習I〜V、建築材料、建築施工など)、奈良や京都の伝統建築や町家の見学(日本建築史)、日本の伝統的工法を学習する大工や左官工事の実習や見学(日本建築史、建築材料、建築施工など)、高層ビルの管理システムや機械設備の見学(建築環境I〜IIIなど)、建築現場での測量実習などを行い、現場に赴き実践的に体験することで、建築への理解を深め、技術を身につけ、感性を磨きます。担任教員と各科目の担当教員が同行します。 |
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