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毎週土曜日はフィールドワーク |
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第12回 |
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木造講義および組立実習、クラブハウス現場見学 |
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平成19年7月11日(水)
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クラブハウス現場見学 |
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柱と梁の組立 |
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空間表現基礎演習の木工の実習でも指導していただいている町家大工の荒木棟梁にお招きし、現在施工中の木造のクラブハウスを教材として木造の講義および組立実習を行いました。
午前は、木材を適材適所に使うことの重要性について、材料の用途ごとにどんな材種が使われるのか、それぞれの木がどんんな特性を持つのかを解説していただきました。午後は、最初にクラブハウスの施工現場を見学し、コンクリートの打設が完了した基礎の様子を見学しました。次に、荒木棟梁が制作した実物大の見本を使って仕口や継ぎ手の解説や、町家の模型を使って大工が「板図」と「杖」のみで木造の建築を造ることや町家の構造について解説をしていただきました。最後に、施工実習室に移動し、木造の継ぎ手や梁と柱の組み立てを体験したり、木材を鉋で仕上げた場合がヤスリで仕上げた場合よりも木材の導管を破壊しないということを実際に実験して確かめることで、木造に対する理解をより深めることができました。
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第11回 |
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藪内家お茶会 |
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平成19年7月7日(土)
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藪内家 茶法体験
※写真の無断転載は固く禁じます。 |
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学生のスケッチ |
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京都の藪内家を訪問し、お茶会を体験すると共に、露地と茶室を見学しました。 家元の主座敷である緝き堂(「き」は、にすいに熈)でお茶会を体験しました。緝き堂は丸太長押に丸太柱が特徴の十一畳半の広間で、当日は7月7日ということで七夕にちなんだお軸が掛けられた床を拝見しました。 また露地とお茶室の見学では、藪内家を象徴する茅葺屋根入母屋造りの燕庵、織部床を更に簡略化した軽妙な床の形式が見られる談古堂や、流祖藪中斎剣仲が利休から贈られたという雲脚、織部好みの腰掛待合、豊かな丸みを帯びた形状の手水鉢が印象的な燕庵内露地、藪内家とゆかりが深い西本願寺から移築した須弥蔵などを見せていただきました。藪内家執事の石黒氏から「皆さんが歩いた露地をかつては利休や織部や剣仲が歩いたのだと想像することが大切です。」と伺い改めて貴重な体験をしていることを実感しました。 |
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第7回 |
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「司馬遼太郎記念館、近つ飛鳥博物館、狭山池博物館」見学 |
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平成19年6月9日(土)
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近つ飛鳥美術館 |
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司馬遼太郎記念館 |
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狭山池美術館 |
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学生のスケッチ |
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今回は現代を代表する建築家の1人である安藤忠雄が設計した建築作品を3箇所見学しました。
司馬遼太郎記念館では、コンクリート打ち放しを主体とした素材、幾何学をもちいた空間構成といった、安藤忠雄の建築作品の特徴について理解を深めました。
大阪府立近つ飛鳥博物館では、駐車場への視線を完全にさえぎるアプローチ、丘の地形に沿った階段状の広場、そこに完全に埋没された暗い展示空間とトップライトによる明るい吹き抜けなど、ダイナミックな空間構成を体験し、理解しました。
大阪府立狭山池博物館では、大掛かりな滝面をもつ水庭、円形の空庭といった、近つ飛鳥博物館とはまた違った、ダイナミックな空間構成を体験しました。
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第6回 |
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「天龍寺、大河内山荘、いけばなのいけこみ」見学 |
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平成19年6月2日(土)
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上七軒のお茶屋「中里」 いけばな見学 |
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北野天満宮神楽殿 大作いけばな「末広」見学 |
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学生のスケッチ 大作いけばな「末広」 |
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今回のフィールドワークは来週から空間表現基礎演習で始まるいけばなの演習に先立ち、実際のいけばなのいけこみの見学に行きました。また、天龍寺と大河内山荘の見学も行いました。
天龍寺では、最初に大方丈から嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた曹源池庭園を見学した。その後、回遊式庭園では、歩くにつれて変化するシークエンス、望京の丘から眺めることのできる比叡山、東山三十六峰、双ヶ丘の借景を見学しました。
大河内山荘では、最初に山荘の中心になる大乗閣を見学した。寝殿造、書院造、数寄屋造、それに民家という日本の全住宅様式を網羅した建造物をスケッチし理解した。回遊式庭園では、歩いていくにつれて嵐山、比叡山、東山三十六峰、双ヶ丘などの周囲の山並みが巧みに借景として取り入られているシークエンスを体験して理解しました。
北野天満宮と上七軒では、6/3(日)に開催される「未生流笹岡ガーデンパーティー」の作品いけ込み風景を見学しました。未生流笹岡次期家元の笹岡隆甫氏の解説により、北野天満宮界隈に因んだいけばな作品に触れる中で、日本人が古来研究を重ねて培ってきたいけばな技法や型を学びました。
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第5回 |
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「平等院鳳凰堂、宇治上神社」見学 |
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平成19年5月12日(土)
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宇治平等院鳳凰堂 |
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宇治上神社 |
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学生のスケッチ 宇治上神社 |
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今回のフィールドワークは日本建築史の講義と関連して宇治の平等院鳳凰堂と宇治上神社の見学を行いました。
平等院では平安時代の浄土庭園に配置された阿弥陀堂(鳳凰堂)を拝観。まず、阿字池を巡りながら、三間×二間の身舎の正側面に木細い裳階が付いた中堂と、そこから高欄・床を高く構えて軽やかに左右に延びる翼廊・隅楼、背面の尾廊によって翼を広げた鳳凰の形に構成される浄土教建築の構成美を目の当たりに見た。鳳凰堂の内部拝観では定朝作の丈六阿弥陀堂と浄土を再現した華麗な荘厳空間を体験しました。
同じ境内にある建築家栗生明氏の設計による平等院の宝物館・鳳翔館を見学。建築ボリュームの大半を小高い丘に埋め込み、史跡名勝に指定されている平等院庭園の風致との調和を計った現代建築。地下入口の暗い通路の正面に上部から差し込む光、地下展示室から上階へ移動する際の明るさの変化。歴史の積層を表現したという一枚ごとに凹凸のある横縞状の杉板型枠コンクリート打放し仕上げ、木造の垂木を思わせる軽やかに並列したスチール製屋根版、一部には和紙を挟み込んだ透明リブガラス面、その他、歴史的な環境との調和を追及した現代建築のデザインを学習することができました。
宇治川の対岸にある宇治上神社は桧皮葺きの屋根が美しい国宝建築であり現存する神社建築としては最古の本殿、及び、拝殿を拝観しました。
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第4回 |
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「博物館明治村(旧帝国ホテル中央玄関 他)」見学 |
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平成19年5月12日(土)
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第3回 |
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「旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)」見学 |
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平成19年4月28日(土)
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旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)3階和室 柴田館長の説明 |
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旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)玄関 スケッチにはげむ学生 |
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学生のスケッチ |
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今回のフィールドワークは現代建築論の講義と関連して、建築学科の学舎である甲子園会館との関連の深いフランク・ロイド・ライト設計の旧山邑邸(ヨドコウ迎賓館)の見学を行いました。
旧山邑邸はフランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工。日本で建築されたフランク・ロイド・ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。
建築史的意義を評価され、大正期の建造物として、また鉄筋コンクリート造の建造物として、1974年に国の重要文化財に指定され、1985年から 1988年にかけて、淀川製鋼所が保存修理の事業者になり、国・兵庫県・芦屋市からの補助を合わせて抜本的な修理を施した。1989年からは一般公開されています。 建物は緑に囲まれた小高い丘の斜面を利用したRC造4階建て。外観は大谷石を使った意匠が中心となっています。建物入口はピロティになっていて、玄関まで歩みを進める間に、建物の景観が印象づけられています。自然光を取り入れた2階の応接間、欄間を銅板で装飾した3階の和室、暖炉を中心にペントハウス調の最上階等で構成されています。
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■H19年度前期 建築学科1年生 フィールドワークIA第2回 |
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「飛鳥時代の古建築、法隆寺、薬師寺」見学 |
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平成19年4月21日(土)
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法隆寺西院 金堂、五重塔 |
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薬師寺金堂・東塔 |
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学生のスケッチ 左:薬師寺金堂 右:薬師寺西塔 |
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今回のフィールドワークは日本建築史の講義と関連して飛鳥時代の古建築である法隆寺、薬師寺の見学を行いました。
法隆寺は世界最古の木造寺院建築です。607年に建てられたとされていますが、その後一度消失し、現在の寺観は711年に整いました。 国宝に指定されている金堂、五重塔、中門、廻廊の建築様式は飛鳥様式と呼ばれるものであること、またその飛鳥様式の特徴として雲形の組み物、卍崩し高欄、人字形割束、一軒の反りのない垂木、膨らみの強い円柱などが挙げられることなどを日本建築史の講義で学んだ学生たちは実際にそれらの特徴を確認し、スケッチをすることで理解を深めました。
薬師寺は、天武天皇の発願により698年に藤原京で竣工されましたが、その後の平城遷都にともない718年に平城京に移築されました。唐様式の影響を受けた白鳳時代の様式です。 国宝に指定されている東塔は、三重塔ですが各層に裳階がついているため六重塔のような外観となっています。東塔と姿を並べる西塔は1981年に復興され、鮮やかな色に目を奪われます。午前中に見学した法隆寺の金堂や五重塔との違いを確認しながら見学、スケッチをしました。法隆寺と薬師寺を比較することによってより一層理解が深まりました。
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