大学院 建築学研究科 建築学専攻 授業風景
建築学専攻修士1年生【建築設計総合演習B+技術演習B】
足場板・茅壁の茶室「籠趣庵」
課題期間: 2022年10月25日〜2023年1月23日
総合演習 担当: 岡﨑教授、鳥巣教授、天畠准教授
技術演習 担当: 田川教授、池澤先生、渡辺先生
建築設計総合演習B+技術演習Bの第2課題では、2グループに別れて「地球環境に配慮した組立解体が可能な茶室」をテーマとして小規模な原寸大の空間を設計・制作しました。建築設計総合演習Bと技術演習Bが一体となり、意匠、計画、構造、環境・設備、施工の各面から設計案を検討し、学生同士の共同作業により、原寸大の空間の施工まで行いました。
グループBは、自然素材をテーマとし、足場板によるサス構造の主要構造部と妻面の茅壁で構成した「籠趣庵(ろうしゅあん)」を制作しました。丁番で接続し折り曲げた足場板のユニットの端部を、床面に載せることで三角形の空間を形成しました。妻側の壁面は、再利用した竹材を骨組みとし、ススキや藁による茅で仕上げました。床柱・巾木・足場板の接合部などには化粧材として半割の竹を用いて趣のある内部空間としました。