建設工事記録

武庫川女子大学 建築・都市デザインスタジオ(一級建築士事務所)

新校舎「東棟(仮称)」建設工事 / 2019年11月

2019年11月29日:基礎梁のコンクリート工事

建物の基礎梁のコンクリート打設を行いました。

周囲にある樹木を傷つけないように、 建物の基礎を東西に分けて、慎重に工事を進めています。西半分の地盤改良も完了しました。

大屋根の軒先部分のモックアップ(原寸大の模型)を作り、ディテールや色を検討します。

2019年11月19日:耐圧版のコンクリート工事

生コンクリートの受け入れ検査:スランプや、空気量、塩化物含有量試験、圧縮強度試験(試験体の採取)など、生コンクリートの性状を確認します。

コンクリートポンプ車:コンクリートミキサー車で運ばれてきたコンクリートをポンプ車によってポンプ圧送します。

コンクリートの打ち込み、締固め:棒状バイブレータを使って、鉄筋の間や型枠の隅までコンクリートが充填されるようにします。

コンクリートの仕上げ:コテ等を用いて表面をきれいにならします。

2019年11月14日:基礎梁の配筋工事

新校舎・東棟(仮称)の基礎配筋工事を建築学科・大学院建築学専攻の学生が見学しました。

鉄筋工の職人さんによる基礎梁鉄筋の組み立て。手際よく、梁の主筋と肋筋を結束線(針金)で緊桔していきます。

基礎工事の横では、鉄骨などを吊り上げるために必要なタワークレーンの組み立てが行われています。

2019年11月13日:瓦のデザイン

新校舎・東棟(仮称)の大屋根は、隣接する国登録有形文化財「甲子園会館」の緑釉瓦の宝形屋根を参考にしながらデザインを検討しています。

実際に屋根工事を担当していただく職人さんに、屋根の原寸模型を制作していただきました。その模型に、学生が制作した屋根頂部の露盤の模型を据えて、棟瓦や隅瓦とのバランスや取り合いを確認します。

新校舎・東棟(仮称)のために新しくデザインした隅瓦は、甲子園会館の屋根と比較しながらデザインや寸法を検討しています。

2019年11月9日:外壁の150角装飾タイル制作

新校舎・東棟(仮称)は、隣接する国登録有形文化財「甲子園会館」との調和を考えながらデザインされています。外壁に貼る150角装飾タイルを、建築学科・大学院建築学専攻の学生たちで制作しています。

制作した150角装飾タイル:昭和の名建築「甲子園会館」の外壁タイルを復元しています。

3~4週間ほど乾燥させてから、電気窯で焼成します。

2019年11月7日:地盤改良工事が完了しました!

景観建築学科のための新校舎・東棟(仮称)の工事が、本格的に始まりました。地盤改良工事が完了し、基礎地中梁の配筋のために均しコンクリートを打設しました。

工事の安全祈願のために鎮物を埋めました。

鎮物(しずめもの):土地の神様を鎮める御守

建物の位置や庇の出を確認しました。

2019年7月8日:地鎮祭

2019年7月8日に、建築学部 景観建築学科・大学院建築学研究科 景観建築学専攻の学舎となる「東棟(仮称)」の地鎮祭が行われ、関係者約100人が参加しました。

地鎮祭では、建築学科学生代表らが玉ぐしを捧げました。