武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学 建築学科 1年生
授業風景紹介「空間表現応用演習」
建築学科の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2009/12/27)
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「小規模建築空間の設計」 講評会新着
(2010年1月12,14日)
担当:福本教授、大井准教授、柳沢准教授、鈴木講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
講評会 学生の発表の様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
講評会 学生の発表の様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
講評会 会場の様子 多数の保護者の方々もご出席
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
 1年生にとって、初めての建築設計の講評会です。11月下旬から様々なプロセスを経て、無事作品提出を済ませ、ほっとする暇もなく緊張した面持ちで講評の場に臨みます。 はじめに学科長から「プレゼンテーションの場に立ったら、役者になったつもりで(自分の計画案の良さを伝えるために)堂々と振舞ってください」とアドバイスをいただきました。発表では冬休みもスタジオに通いつめ精一杯取り組んだ成果を必死で説明しようとする学生もいれば、初めての経験に緊張のあまり途中で言葉がつまってしまう学生もいました。
 2日間で多数の保護者の皆様にも同席いただきました。保護者の方々からは、「入学から8ヶ月ほどでこんなにいろいろなことができるようになったのかと驚き喜びばかりです。」「普段、家庭では見られない姿が見られたことが良かったです。」などの声が聞かれました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「小規模建築空間の設計 第3週」
(2009年12月15,18日)
担当:福本教授、大井准教授、柳沢准教授、鈴木講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
スタジオでの演習の様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
構造計画についての解説 教員との対話
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
模型を見ながら敷地の外構計画を検討 ケント紙に敷地周辺状況をトレース
 先週の宿題はトイレの検討でした。それをもとにトイレのスケッチと模型を見ながら、建物にきちんと入るかどうか模型を見直しました。 また検討した建物スケッチを下敷きにして透視図も書きました。図学の復習も兼ねて透視図の制作方法の説明を聞き、緑豊かな甲子園会館の敷地に建つ建物なので、木や人などの添景も必ず入れるようにとの指導も受けました。実際に書いてみると階段の表現が難しく苦労している学生もいれば、選んだアングルが思い通りの効果が見られず複数のアングルを書いて最もよいものを丁寧に制作しようと製図台に向かう学生も見られました。
 構造担当の教員からは壁による構成の基本的な考え方の説明を聞き、壁と壁の距離が遠くないか、周辺の景色を見せたいのでどのように壁を配置したらよいのかなど模型を修正しては教員に確認しました。 週の終わりには過去の先輩たちの図面を見ながら、プレゼンテーションの説明を受けました。それぞれの図面の表現方法の注意事項など熱心にメモを取る学生の姿が見られました。一方こんなにたくさんの提出物を本当に仕上げることができるのだろうかと不安げな表情の学生も見られましたが、教員の「全ての図面をそろえることが大切」という言葉に真剣な目でうなずく姿が印象的でした。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「小規模建築空間の設計 第2週」
(2009年12月8,12日)
担当:福本教授、大井准教授、柳沢准教授、杉浦講師、鈴木講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
教員と対話しながら検討案を製作する 検討中模型
 バルセロナパビリオンの空間分析したことを思い出し、自分の案を検討してゆきます。まず、矩形に切ったダンボールで、4月に取り組んだ平面構成のように自分がカッコイイ、美しいと思う形を作ります。さらに訪れた人が建物近づき、建物に入り、談話室にたどりつくまでに何が見えて、何を隠すのか、各自が創造しながら壁や屋根を配置したり池や植栽を計画します。頭で考えるより手を動かすことで作品を作ることが習慣となるように、学生たちは先生方に相談しながら形を作ってゆきます。 模型を作ったところで、平面、断面、立面の検討スケッチの描き方の説明を受け、トレーシングペーパーに影を付けながらスケッチしてゆきます。 また談話室は吹き抜けとし階段を設けることも条件となっているので、学生たちは階段の平面図、姿図、断面図を作成し、計画した空間のどこに階段を置くべきなのか検討をしました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「小規模建築空間の設計 第1週」
(2009年11月26日〜12月4日)
担当:福本教授、大井准教授、杉浦講師、天畠講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
現地調査 配布された敷地図に情報を書き込む バルセロナパビリオンの模型制作の様子
 1年生がいよいよ建築空間の設計に挑戦します。 課題は甲子園会館北東側に建つ、談話室がある小規模な学生会館の設計です。課題説明では4月から今まで取り組んできた課題は平面による構成、いけばな、光と影、対立と調和など、いずれの課題も今回の設計の基礎となるものであることを教員から説明を受け、その後、敷地図を手に現地調査を実施しました。 また、参考建物としてミースのバルセロナパビリオンの縮尺1/100模型を各自が作り、外部に建ったとき、内部に入ったときを創造しながら空間分析を行いました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「引張と圧縮」
(2009年11月5,10日)
担当:福本教授、萬田准教授、杉浦講師、天畠講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
演習の様子 演習の様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品 学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品 学生の作品
 前週に引き続き、構造を考えながら作品を製作する課題です。今回は「引張と圧縮」というテーマであり、体育館のような大きな空間をイメージしながら、木の角材と糸を使って作品を製作しました。糸は引張の力に対しては強いですが、それ以外の力を伝えることができず、ピンと張った状態でないと形状が安定しません。木の角材は、周囲を糸で引っ張らないと自立できずに倒れてしまいます。力のつりあいを考えながらの製作は、最初は戸惑いもありましたが、コツが分かってくると、自分のイメージを作品に表現することができるようになりました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「紙と力」
(2009年10月27,29日)
担当:福本教授、萬田准教授、杉浦講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
コピー用紙を使ったスタディ スタディの後、いよいよケント紙で折り上げる
建築学科1年生 空間表現基礎演習
講評会
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品 学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品 学生の作品
 薄い紙も、折りたたむことによって強さと剛さが生まれ、空間を覆うことができます。どうすれば、薄い紙の強さと剛さを増しながら、自分の意図した造形ができるか、まずは、A3サイズのコピー用紙を使って試行錯誤を繰り返しながら、形態創造に挑戦しました。あれこれと悩みながらも、スタディを繰り返し、大きなケント紙を使ってほぼ20cm×20cm×20cmの空間を覆うさまざまな形態を、大空間を覆う建築をイメージしながら最終作品として作り上げることができました。出来上がった作品を並べ、講評会を行いました。さらに、折ることから生まれる陰影をうまく活かした写真をとることによって、折ることの意義をまたひとつ見つけることができました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「陶芸:テラコッタタイルの制作」
(2009年10月22日)
担当:南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師)
建築学科1年生 空間表現基礎演習
石膏型の仕上げの実演
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
型つめの様子 仕上げの様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
左が焼成前のテラコッタタイル、右は実物
建築学科1年生 空間表現基礎演習
テラコッタタイルが貼られた甲子園会館の壁面
 非常勤講師の南野先生のご指導により、建築学科の学舎である甲子園会館(旧甲子園ホテル)のテラコッタタイルの復元に取り組んでいます。 甲子園会館のテラコッタタイルは、一つ一つの模様は単純ですが、組み合わせることで美しい壁面を構成しています。
 今回は、前期に制作し、夏休みの間に乾燥させた型を使い、陶土を「型」につめ、形を抜き出しました。作品は自然乾燥の後、アトリエの窯で焼成し、完成させる予定です。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「光と陰影」
(2009年9月29日、10月1日 10月13,15日)
担当:杉浦講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
照明の当て方とその効果の説明 演習風景
建築学科1年生 空間表現基礎演習
演習風景
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品
 人は、光と陰影があって、はじめて空間を見ることができます。よって建築の設計は、光と陰影の設計であるといっても過言ではありません。この光と陰影に焦点をあてた演習に挑戦しました。 まず、スチレンボードを用いて 30cm×30cm×40cm の直方体の箱を作成しました。外側は厚紙を貼って遮光しますが、内側は白色です。この箱に穴を開け、外から白色の光をあてると、穴から差し込む光が当たる面は白色の光面、光に面しない裏側は陰(shade)になり、反対側の面には影(shadow)が落ちます。箱の内部に別の立体を入れると、これら光面と陰影が複雑に重なり合いながら、不思議な世界を演出します。試行錯誤を繰り返したのち、最後にデジタルカメラで写真を撮影しました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「対立による調和」
(2009年10月6,8日)
担当:柳沢准教授、杉浦講師、鈴木講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
演習風景 演習風景
建築学科1年生 空間表現基礎演習
講評会風景
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
学生の作品 学生の作品
 互いに別世界と思われるほど異なる表情を持つ二つを「対立」させることにより、新たな「調和」を創造する課題に取り組みました。まず、事前に自分の好みの石を探し出し、石の素材感、形、大きさなどの特徴をよく分析した上で、それに対立させる適当な素材を各自が選定し、それらを統合して造形作品としてまとめした。対立しながらも融合しバランスがとれているという、一見矛盾ともとれるような、しかし人間の感情そのもののことでもあるような有様を、それぞれが深く思索し、試行錯誤を重ねました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「陶芸:卵の絵付け」
(2009年9月17日/10月20日)
担当:南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師)
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
絵付けの実演 絵付けの様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
施釉の様子 窯入れの様子
 前期の「空間表現基礎演習」の授業で制作した「卵」をモチーフとした陶器の表面に絵付けを行いました。 「卵」は、形態をよく観察し、それに基づき自らの手で形態を再構成するという点において格好の題材です。前期の授業では、各自が鶏卵をよく観察してスケッチを行い、その観察に基づき、手びねりで高さ25〜30cmの「卵」を制作しました。夏休みに乾燥、素焼きを行った「卵」を今回の授業で窯から出し、仕上げとして絵付けを行いました。 絵付けに先だち海の動物の映像を40分ほど見て、そこから各自がイメージを膨らませながら、2色の顔料を使い、筆で絵付けを行いました。絵付けが済んだら、各自作品に釉薬をつけ、窯に入れました。
H21年度1年生後期
空間表現応用演習「甲子園会館の実測と平面図」
(2009年9月17日/10月1日)
担当:大谷教授、鈴木講師
建築学科1年生 空間表現基礎演習
建築学科1年生 空間表現基礎演習
テラスの実測の様子 ラウンジの実測の様子
建築学科1年生 空間表現基礎演習
製図の方法の説明]
建築学科1年生 空間表現基礎演習
面図作成の様子
 建築学科の校舎である甲子園会館(旧甲子園ホテル)のラウンジと庭園に面したテラスを実測し、手描きで平面図(縮尺1/100)を作成する課題に取り組みました。今回の課題で、初めて建築図面の製図に挑戦します。まず学生が分担して、館内を実測しました。実測の際には、細部のおさまりも注意して観察し、スケッチしました。一通り実測ができたら次は、スタジオで、製図道具の使い方や、建築図面の表現手法などについて、教員から説明を受けました。その後、各自の製図机で図面の作成に取りかかりました。
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