武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学 建築学科 2年生
授業風景紹介「建築設計演習II」
建築学科の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2010/1/25)
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」講評会
(2009年1月15,19日)
担当:大谷教授、三宗先生、福本教授、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I
教員の講評の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生同士の質疑応答の様子
発表の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 模型写真
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 模型写真
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 透視図(室内から甲山をのぞむ)
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 透視図(室内から甲山をのぞむ)
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 透視図(外観)
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 透視図(外観夜景)
 建築設計演習IIの課題3「レストハウスの設計による自然景観の風景化」の講評会を1月15日(金)、19日(火)の2日間にわたっておこないました。
 講評会は、一人の学生が作品の発表するごとに、別の学生1人と質疑応答を行い、その後、教員が講評するという形式で行われました。教員から、利用者の意識を甲山に集中させるための空間構成、周辺の自然環境との調和、スケール感を考慮したデザイン、利用者の行動や場面のシークエンスを考慮した建築計画、風景を効果的に切り取る開口部の形状、透視図の効果的な構図など多方面からアドバイスがあり、学生は自分の設計案の長所や問題点やその解決の糸口案を読み取った様子でした。
 一部の作品は建築学科作品展(2/23〜2/28 西宮市立市民ギャラリーにて開催)に出展されます。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」第5週
(2010年1月8,12日)
担当:大谷教授、三宗先生、福本教授、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子 構造担当の教員による構造の最終チェック
演習の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
 設計案がほぼ固まり、細部の調整および講評会に向けてプレゼンテーションの準備に集中して取り組みました。各種図面・模型・透視図の作成に加えて、今回の課題では、設計案の空間構成の特徴や意図などを簡潔に説明するための模式図「ダイアグラム」の作成が課せられています。自分の設計案の特徴は何か、そしてそれを説明するのにふさわしい表現はどのようなのもか、悩みながら試行錯誤を重ねました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」第4週
(2009年12月19,22日)
担当:大谷教授、三宗先生、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I
相互講評会の様子 
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子  演習の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
 先週の作業で平面・立面・断面・外構図のスケッチやスタディ模型を作成に取り組み、風景を創造するための建築物や庭園の構成や室配置計画の方針がほぼ固まってきました。12月19日の演習のはじめに、その成果のまとめとして第2回目の相互講評会を実施しました。前回の相互講評会と合わせて、クラスメートのデザインの思考プロセスを垣間みることにより、お互いによい刺激になり、また自分の案を客観的に見つめるよい機会になりました。  平面、立面、断面の方針が固まったところで、次は、最終提出物と同じ縮尺1:100で案を図面化しながら、各部材の寸法やとりあいなどを考慮して案を煮詰める段階に入りました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」第3週
(2009年12月15,18日)
担当:大谷教授、三宗先生、福本教授、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
相互講評会の様子
室配置や動線計画方法の解説
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
室内から見る美しい風景だけでなく、建物と周囲の環境との調和も考える
機能的な室配置を検討
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子 構造担当の教員から構造形式について指導を受ける
演習の様子
 先週の作業で、甲山の見せ方や建物配置など、全体的なコンセプトやイメージがほぼ固まってきました。12月15日の演習のはじめに、その成果のまとめとして相互講評会を実施しました。 学生は各自の案の図面およびスタディ模型を展示。展示されたすべての案をお互いに見て回り、案の特徴、良い点、問題点、疑問点などを読み取って所定の講評シートに記入しました。コメントを記入した講評シートは自由に閲覧できるようにスタジオに掲示されました。
 今週からは、建物および庭園の具体的な計画に取り組みます。これに先立ち、グラフ理論を応用した、室配置や動線の計画方法について解説を受けました。その後、相互講評会で指摘された内容も考慮しながら、室配置、動線、立面、断面、外構、構造の検討を重ねました。
 また、12月17日のCAD・CG演習IVでは、本課題と連携して、美しいCG透視図を作成するために効果的な光源の設定方法や夜景の作成方法などを学習しました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」第2週
(2009年12月8,9日)
担当:大谷教授、三宗先生、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I
全員でブレインストーミングを行い、課題テーマと作業内容の確認
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
中間発表の様子 甲山の風景の見せ方のイメージスケッチやスタディ模型を発表。
教員から講評を受け、各自の案を見て互いに参考にします。
 先週のフィールドワークで課題敷地および周辺の地形や気候、植生、甲山の見え方などをじっくりと観察・分析してきました。それらをふまえて、いよいよ本格的に案の作成に取りかかります。今週の目標は「基本コンセプト、空間イメージの模索・確立」です。はじめに全員でブレインストーミングを行い、今週の目標を達成するためにどのような作業をするべきかを確認しました。その後、外観、内観、ゾーニングなどのイメージスケッチ、イメージ模型を作成して案を検討しました。12月8日には、3つのグループに分かれて、各自の敷地調査・分析結果と設計案の中間発表を行いました。  また、12月10日のCAD・CG演習IVでは、本課題と連携して、CADを用いて仮想空間に敷地と甲山および周辺地形の3次元モデルを作成し、その上で建物と周囲の自然景観が一体となった風景を検討しました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 
「課題3:レストハウスの設計による自然景観の風景化」第1週
(2009年12月4日)
担当:大谷教授、三宗先生、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
課題説明の様子 内部と外部が一体的にデザインされた作品例の解説
模型を使った風景の検討方法の解説
建築学科2年生 建築設計演習I
課題説明の様子  浮世絵に見る日本的風景の構図の解説
 2年生最後の建築設計演習II 第3課題では、西宮市のシンボルと言われる甲山(かぶとやま)の傾斜地に広がる自然豊かな土地に、食堂や会議室、大浴場をもつレストハウスを設計します。この課題を通じて、敷地の自然景観を、単なる自然景観から美しい「風景」に変貌させる方法を修得することが目標です。  始めに、土地の場所性(地形・風景・気候・歴史など)と無関係に建設される近代建築の問題点、山国である日本の自然景観の特徴、日本における山と信仰との関係、京都の円通寺や桂離宮の空間構成を参照しながら、建物内部外と外部の庭や自然景観が一体となったデザイン手法などについて解説を受けました。次に、地形図と写真を見ながら候補敷地の説明がありました。  その後、各自が幅8cm、高さ6cm、奥行き8〜15cmに伸縮する四角い筒を作成しました。これをレストハウスの一室と見立てて、筒を覗き込んで向こうの景観を眺めることにより、室内から開口部越しに見える風景を疑似体験できます。この模型を12月5日に実施される敷地見学のフィールドワークに持参し、敷地内の各所から、模型の開口部越しに甲山や周囲の自然景観を眺め、室内から甲山を如何に美しい風景として見せるかを検討する予定です。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題2:歴史都市に建つ美術館」講評会
(2009年12月1日、3日)
担当:榊原教授、福本教授、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I
学生のプレゼンテーションの様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
講評の様子 周囲で見学しているのは1年生
講評の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
講評の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
上田先生による全体総評
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
 建築設計演習II、第2課題の講評会を2日間にわたっておこないました。今回の講評会は、試行的にこれまでとは異なる形式で進めました。2日間かけて全員が発表するのは従来通りですが、担当教員だけでなく、授業等他の用務がない学科の専任教員は全員参加し講評すること、学生も質問者として議論に参加することが、従来と異なる点です。1人が発表の後、学生1人と質疑応答を行い、その後専任・非常勤教員のうち2人の講評を受けるという流れで進めました。教員の講評内容は、デザイン、建築・都市計画、構造計画、プレゼンテーションから、設計演習の心構えに至るまで多岐にわたり、他の学生に対する講評を聞いても大いに勉強になったと思います。最後に、本課題の非常勤講師である上田先生から総評として、建築設計における敷地を読むことの重要性について改めてお話いただきました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題2:歴史都市に建つ美術館」第5週
(2009年11月24日、27日)
担当:榊原教授、福本教授、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
 11月24日,27日は、プレゼンテーションに入りながら、わからないところ、迷っているところが出てきたら、教員に相談しながら案を固めました。提出、講評会に向けて追い込みです。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題2:歴史都市に建つ美術館」第4週
(2009年11月17日、20日)
担当:榊原教授、福本教授、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
CADによる案の検討
構造計画のアドバイスの様子
 11月17日は、美術館の機能、美しさの側面から教員のアドバイスを受け、模型、平面、立面などを修正しました。11月20日は、構造を専門とする教員も演習に参加し、構造計画のアドバイスも受けられるようにしました。そして、案がある程度決まった学生からプレゼンテーションに着手しました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題2:歴史都市に建つ美術館」第3週
(2009年11月10日、13日)
担当:榊原教授、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
スケッチや模型で発表し、教員の講評を受ける
スケッチや模型で発表し、教員の講評を受ける
建築学科2年生 建築設計演習I
検討中のスタディ模型
 11月10日は、各自の美術館の案を、展示空間、アプローチ空間、平面計画を中心に3つのグループに分かれて発表し、教員の講評を受けました。最後に、美術館計画の基礎についての説明を行いました。
 11月13日は、前回の講評をもとに修正した案を、3つのグループに分かれて再び発表し、前回とは別の教員の講評を受けました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題2:歴史都市に建つ美術館」第1・2週
(2009年10月30日、11月6日)
担当:榊原教授、上田信也先生、鈴木講師、天畠講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
課題説明
アイデアスケッチの発表
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
スタディ模型の発表
総評
 建築設計演習IIの第2課題は「歴史都市に建つ美術館」です。歴史都市において、既存の建築と対峙しながら、新たな都市景観を創生する美術館を設計します。敷地は日本を代表する歴史都市である京都の岡崎公園です。単に建築単体として美しく、所要の機能を満たす美術館を設計するだけでなく、平安神宮、京都会館、京都市美術館別館(旧京都市公会堂)など、さまざまな時代に建てられ、さまざまな様式をもつ建築との調和が大きな課題になります。  10月27日のフィールドワークで課題説明、敷地見学を行った後、10月30日の1回目の授業ではまず課題の補足説明、参考事例の紹介を行いました。次に、先日のフィールドワークにおける敷地見学の後に各自が考えた美術館のアイデアスケッチを発表しました。最後に、班ごとに作成した應天門、京都府立図書館、京都市美術館、京都国立近代美術館、大鳥居の模型を確認しました。 その後各自が京都会館、京都市美術館別館、自分自身の案のスタディ模型を作成したのち、11月6日の授業では、3つのグループに分かれて案を発表し、教員の講評を受けました。
H21年度2年生後期
建築設計演習 II 「課題1:祈りの空間」講評会
(2009年10月20日、22日)
担当:大谷教授、清澤 悟先生(真宗大谷派願得寺住職)、天畠講師
外部講師:1日目 國府 理先生(芸術家)
     2日目 河合隆三先生
建築学科2年生 建築設計演習I
学生のプレゼンテーションの様子
建築学科2年生 建築設計演習I
國府理先生の講評
建築学科2年生 建築設計演習I
河合隆三先生の講評
建築学科2年生 建築設計演習I
清澤悟先生の全体講評
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品
学生の作品
 建築設計演習IIIの課題1「祈りの空間」の講評会です。外部講師として、1日目は芸術家の國府理先生、2日目は彫刻家の河合隆三先生に参加していただきました。2日間に渡って全員がプレゼンテーションを行い、それに対してさまざまな講評がありました。國府理先生からは、「場をどのようにいかすのかをもっと考えるべきである。京都市内からの見え方と祈りの空間の周辺しか考えられていない。大文字山に登っていくという行為も含めた感情の変化も活かすべきある。また造形を決めるときの理由が曖昧な提案が多い。なぜその形になるのか説明できるようにすべきである」。と厳しい講評をいただきました。河合隆三先生からは「言葉は全て抽象概念にすぎない。形のある建築は具象である。言葉だけで考えるのではなく、形あるものをありのままにみることが大事である。ありのままに見ようという努力が大事である。君たちは若いから希望を持っていこう。」と激励のお言葉をいただきました。課題を通じて担当していただいた清澤悟先生の全体講評では、「建築は実学である以上、期限の中でまとまるように進めて行く必要がある。試行錯誤することは大事で、粘り強さも必要である。」との講評をいただき講評会が締めくくられました。
>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2009 Mukogawa Mowen's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。