武庫川女子大学建築学科・大学院建築学専攻/建築学科1年生 /フィールドワークIA/H25前期

　毎週土曜日はフィールドワーク

>>H24年度前期　　>>H24年度後期
>>H23年度前期　　>>H23年度後期　　>>H22年度前期　　>>H22年度後期
>>H21年度前期　　>>H21年度後期　　>>H20年度前期　　>>H20年度後期
　　>>H19年度前期　　>>H19年度後期　　>>H18年度前期　　>>H18年度後期

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第14回

　「彦根城、御上神社、日吉大社」見学

平成25年7月27日（土）9:00～17:40　
担当：田中講師

彦根城天守のスケッチ

御上神社本殿の見学

日吉大社の見学

本殿の背後に回る

　今回のフィールドワークは滋賀県を巡りました。まずは彦根城を訪れると、本丸まで上がり天守を見学しました。その後、城を下り玄宮園なども見学しました。彦根の後は野洲の御上神社へ行きました。入母屋造国宝の本殿を見学し、境内前からは三上山を望みました。最後は坂本の日吉大社で、西本宮、東本宮それぞれの日吉造本殿を見学しました。境内には小川が流れ、とても美しい場所でした。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第13回

　「藪内家お茶会、西本願寺、京都駅」見学

平成25年7月20日（土）10:00～17:00　
担当：田中講師

藪内家でのお茶の会

燕庵の見学

京都駅ビルの見学

西本願寺の見学

　三千家とともに京都を代表する薮内家で実際にお茶会を体験し、また茶室や露地をスケッチしながら見学させていただきました。広間で全員がお茶をいただきながら、薮内の特長について丁寧なお話しをいただきました。本願寺では国宝の白書院や能舞台、飛雲閣などを特別拝観させていただきました。障壁画や庭園などについて詳しくお話を伺いながら、対面所、白書院、北能舞台などを見学し、その後、豪華に装飾された唐門、桃山風の変化に富んだ外観を持つ飛雲閣も見学することができました。また現代建築を代表する京都駅ビルも、中央コンコースや大階段、屋上庭園などを回遊しながら見学して回り、各所でその特徴的な空間構成やデザインの工夫などをスケッチしました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第12回

　「浄土寺、鶴林寺」見学

平成25年7月13日（土）9:30～16:30　
担当：田中講師

浄土寺浄土堂の見学

浄土寺浄土堂をスケッチ

鶴林寺本堂の見学

学生のスケッチ

　今回のフィールドワークは日本建築史授業との関連で浄土寺と鶴林寺を見学しました。浄土寺浄土堂は大仏様の貴重な遺構です。以前、東大寺南大門の見学を行いましたが、今回は間近で建物の詳細を確認することができました。またその後訪れた鶴林寺では折衷様の本堂をはじめ、太子堂や常行堂など、大変興味深い建築を見学することができました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第11回

　「スキュルチュール江坂」見学

平成25年7月6日（土）10:00～12:10　
担当：杉浦准教授、西野助教

平面の構成による設計の実例　スキュルチュール江坂

設計者である竹中工務店の内海慎介氏に解説していただく

スキュルチュール江坂の館内で空間をスケッチする

リーニュ・ブランシュの庭で各自の敷地を選ぶ

　１年生の最初の設計課題である「平面の構成による設計」の参考作品として、設計者の竹中工務店・内海慎介氏に解説をいただき、スキュルチュール江坂を見学した。同施設は小規模美術館として多彩な空間的工夫がなされており、野外彫刻が置かれたリーニュ・ブランシュの庭と展示室との関係を含め、平面の構成による設計を体感することができた。見学時は内海氏より、アメニティ江坂という複合施設をなす周辺施設との関係、収蔵作品の選定を含めた設計の経緯、内部空間の構成や寸法体系、また建物の内外の連続感を強調するためのさまざまな設計上の工夫について説明していただいた後、館内を見学し、各自でスケッチに取り組んだ。また「平面の構成による設計」として休憩所を設計する際の敷地とするため、敷地見学を兼ねてリーニュ・ブランシュの庭を散策し、各自の敷地を選定した。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第10回

　「東大寺、興福寺」見学

平成25年6月29日（土）10:30～16:00　
担当：田中講師

東大寺南大門の見学

東大寺法華堂の見学

興福寺でスケッチ

学生のスケッチ

　日本建築史の講義との関連で東大寺と興福寺を見学しました。東大寺ではまず南大門を見学し、大仏様の特徴的な細部を確認しました。また法華堂では側面から正堂・礼堂の接続を観察し、内部も見学しました。昼食後、興福寺を訪れ建築を観察し、国宝館を訪れました。国宝館では各時代の彫刻を鑑賞し、時代のもつ雰囲気とその相貌の印象について考えました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第9回

　「慈照寺東求堂、大覚寺」見学

平成25年6月22日（土）9:30～17:00　
担当：田中講師

慈照寺方丈から銀閣を望む

大覚寺の見学

大沢池を望む

学生のスケッチ

　日本建築史の講義との関連で慈照寺東求堂と大覚寺を見学しました。東求堂ではお寺の方々にご案内をしていただき、書院造の要素を有した東求堂について実際に観察することができました。また大覚寺では御所移築の雄大な建築や優美な廊下、離宮由来のすばらしいロケーションなどを体験することができました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第8回

　「ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)」見学

平成25年6月15日（土）9:45～12:15　
担当：天畠講師
解説：ヨドコウ迎賓館山元館長

ヨドコウ迎賓館　外観をスケッチ

ヨドコウ迎賓館 3階和室　山元館長よりヨドコウ迎賓館の歴史を解説していただく

ヨドコウ迎賓館 2階応接室で天畠講師がデザインの特徴を解説


4階食堂		屋上

学生のスケッチ

　現代建築論の講義と関連して、20世紀の三大建築家の１人に数えられる、フランク・ロイド・ライト設計の旧山邑邸（ヨドコウ迎賓館）を訪れました。旧山邑邸はフランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテル建築のために来日していた際、灘の酒造家・山邑太左衛門の別邸として設計され、1924年に竣工しました。日本で建築されたフランク・ロイド・ライト設計の住宅の中で、建築当初の姿をそのまま保っているただ一つの作品です。建築学科の校舎でもある甲子園会館とデザイン的に類似の特徴をもっています。
　3階和室では、山邑邸の来歴、保存修復工事について山元館長より解説をしていただきました。2階応接室では、山邑邸の設計時期、ライトの作品の中での位置づけ、帝国ホテルや甲子園会館との関連、山邑邸の空間の特徴や2階応接室の構造とデザインの工夫などについて天畠講師より説明がありました。
　その後、自由に館内を見学し、スケッチをしました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第7回

　「平等院、宇治上神社」見学

平成25年6月8日（土）9:30～15:30　
担当：田中講師

鳳翔館の解説

宇治上神社本殿の見学

　今回のフィールドワークは日本建築史の講義との関連で平等院と宇治上神社を見学しました。鳳凰堂は工事中ですので浄土教寺院の庭園構成を体験し、鳳翔館をゆっくり見学しました。昼食をはさんだ後、宇治上神社を見学し、流造の本殿を見学しました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第6回

　「伏見の町家、いけばなほか」見学

平成25年6月1日（土）10:50～16:00　
担当：鈴木准教授

笹岡先生によるいけばなの講義（宮川町歌舞練場）

宮川町でお茶屋などをまわりいけこみ風景の見学

宮川町のワインバーにいけられたいけばなのスケッチ

石塀小路の見学

　「空間表現演習Ⅰ」と「日本建築史」の関連で、宮川町、産寧坂、清水寺を訪れ、いけばなや町並みなどを見学しました。
　まず宮川町歌舞練場において、「空間表現演習Ⅰ」で6/25(火)から始まる「いけばな」の学習の一環として、6/2(日)に開催される未生流笹岡ガーデンパーティーの会場、宮川町歌舞練場を訪れ、未生流笹岡家元で非常勤講師の笹岡先生の講義を受けました。そののち、歌舞練場の舞台や玄関に飾られたいけばなを観賞、スケッチしました。
　午後は、同様にガーデンパーティーの会場となる宮川町のお茶屋、ワインバー、和文具屋を順にまわり、いけばなのいけこみ風景を見学しました。次に徒歩で、産寧坂伝統的建造物群保存地区に移動しました。石塀小路では明治時代から大正時代初期にかけての和風住宅群の町並み、二年坂では大正時代に建てられた数寄屋風の町家を、産寧坂では江戸時代に建てられた厨子二階の町家、および石段沿いの明治時代に建てられた本二階建の家屋による町並みを見学しました。最後に、意匠的にすぐれた江戸時代初期の代表的な和様建築として知られる清水寺を見学し、スケッチしました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第5回

　「住吉大社」見学

平成25年5月25日（土）11:00～12:30　
担当：田中講師

住吉大社鳥居前での解説

手水舎の見学

　今回のフィールドワークは日本建築史授業との関連で住吉大社を見学しました。住吉大社本殿は住吉造の貴重な遺構で、直線形の檜皮葺切妻屋根や丹塗の部材が明快で鮮やかでした。また摂社の手水舎などに禅宗様のモチーフが散見されて、興味深く見学しました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第3回

　「醍醐寺、法界寺」見学

平成25年4月27日（土）9:30～15:30　
担当：田中講師

醍醐寺　五重塔の説明

法界寺　阿弥陀堂のスケッチ

学生のスケッチ

　今回のフィールドワークでは日本建築史授業との関連で醍醐寺と法界寺を見学しました。醍醐寺では先ず三宝院を見学し、古式を残す書院から庭園をのぞみました。また金堂、五重塔の見学では、先週見学した法隆寺、唐招提寺との違いを確認しました。つぎに法界寺へ行き阿弥陀堂を見学しました。お堂内部ではお寺の方に解説をいただき、身舎に残る美しい彩色や庇の軽快な化粧垂木を教えていただきました。明るい陽ざしのもと阿弥陀堂の外観をスケッチしました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第2回

　「法隆寺、法起寺、唐招提寺」見学

平成25年4月20日（土）9:20～16:15　
担当：田中講師

法隆寺　五重塔の説明

法隆寺　伝法堂の説明

法起寺　三重塔のスケッチ

唐招提寺　金堂の説明

学生のスケッチ

　今回のフィールドワークは日本建築史授業との関連で、法隆寺、法起寺、唐招提寺と古代の寺院建築を見学しました。法隆寺ではその独特な伽藍配置や建築の雰囲気、飛鳥の様式を伝える組物などを理解しました。また玉虫厨子や百済観音などの見学後、夢殿、伝法堂を確認しました。つづく法起寺では長閑な田園風景のなか三重塔をスケッチしました。最後に訪れた唐招提寺では金堂の詳細を詳しく観察し、先に訪れた法隆寺などとの違いについて理解しました。

■H25年度前期建築学科1年生フィールドワークIA 第1回

　「博物館明治村　旧帝国ホテル中央玄関ほか」見学

平成25年4月13日（土）11:10～20:10　
担当：鈴木准教授

旧帝国ホテル中央玄関外観　見学の様子

旧帝国ホテル中央玄関内でスケッチ

京都中井酒造見学の様子

学生のスケッチ


学生のスケッチ		学生のスケッチ

　新入生の初めてのフィールドワークとして、建築学科の学舎である甲子園会館と関連の深い旧帝国ホテル中央玄関を見学するため、愛知県にある博物館明治村を訪れました。
　フランク・ロイド・ライト設計により、皇居に面して建てられた旧帝国ホテルは、愛弟子遠藤新に大きな影響を与え、その意匠は７年後に建てられた旧甲子園ホテル（現甲子園会館）に継承されています。旧帝国ホテルは惜しまれつつも1967年に解体され、現在は明治村に中央玄関部分だけが移築・保存されています。まず玄関前で、明治村、および旧帝国ホテルの概要、歴史を理解したのち、内外を見学しながら、大谷石やスクラッチタイルなどといった材料の特徴だけでなく、階段による目線の高さの変化、天井や壁等による遮蔽縁などといった空間構成の特徴を学びました。その後実際に内外をスケッチし、特徴的な空間構成の理解を深めました。
　その他の木造建築の見学では、木造の基本的な構造や小屋組、町家建築の特徴などについて理解を深めました。

>>建築学科TOPページ