建築学部 建築学科 授業風景

建築学科1年生【建築フィールドワークⅠB】

対立による調和

2021年10月16日,23日

担当:鈴木教授、柳沢教授、猪股准教授

一人一人があらかじめ自分の好みの石を探すとともに、その石と対立するもう一方の素材も考えて準備しました。その上で、石ともう一つの素材が、ただ台の上に置かれた対立物ではなく、何らかの方法で一体となった彫刻のような統合体として作成することを目指しました。

石の硬さによる頑丈な素材感と、毛糸の柔らかさから感じる優しい素材感に着目した作品

光を発せず、見る角度を変えてもあまりその形が変化しない石と、光を反射し、見る角度によって形が大きく異なるアルミホイルを用いた作品

水のように流れる時間を表し、動きや水しぶきの勢い、波紋が広がる様子をイメージした「動」の針金と、時間が流れても変わらない個体、すなわち自分自身や、私たちが生きる地球などをイメージした「静」の石による作品

グーに象徴される石と、パーに象徴される紙が、二元的に対立しているにもかかわらず、我々にとって馴染み、調和していることを意図した作品