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2018年度 トルコ文化研究センター研究会 第1回

『風土・材料・工法:モンゴルの都市と建築』

講師
包 慕萍 氏(東京大学 生産技術研究所 協力研究員)

会場の様子

 2018年度第1回トルコ文化研究センター研究会が2019年3月7日(木)に甲子園会館にて行われました。今回は東京大学生産技術研究所協力研究員の包慕萍氏をお招きして「風土・材料・工法:モンゴルの都市と建築」というタイトルでご講演をいただきました。
 包慕萍先生には、今年度2回の研究会でご講演をいただきます。今回は第1回目として、モンゴルの伝統的住居建築であるゲルと、都市、仏教寺院の空間構成についてご説明いただきました。前半では、モンゴル民族の遊牧スタイルに適した住居と都市形成のあり方についてご教示いただき、ゲルの工法や材料、施工方法についても詳しくお話いただきました。後半では、日本との比較を踏まえながら、モンゴルの16世紀以降の仏教建築について、解説いただきました。
 日本とモンゴルという同じアジア圏内の国であり、建築や宗教にも共通点があることから、講演後の質疑においても、会場から多くの質問がありました。議論は尽きませんでしたが、来週3月13日(水)の第2回を前に、第1回目の研究会は盛況の内に幕を閉じました。


 

■日時:

2019/3/7(木) 13:30~16:00

■講師

包 慕萍 氏 (東京大学 生産技術研究所 協力研究員)

プロフィール
アジア都市史、建築史専門。中国上海・同済大学建築と城市規劃学院修士修了、東京大学工学系研究科博士課程修了、博士論文は第2回井植記念「アジア太平洋研究賞」受賞(神戸)。日本学術振興会外国人特別研究員を経て、現在は東京大学生産技術研究所協力研究員、法政大学デザイン工学部兼任講師。単著『モンゴルにおける都市建築史研究』(東方書店)、共著『アジアからみる日本都市史』(山川出版社),『近代建築のアジア』(2巻、柏書房)など。

■会場:

上甲子園キャンパス 甲子園会館 西ホール

西宮市戸崎町1-13 (JR「甲子園口」駅下車徒歩10分)

>>甲子園会館へのアクセス

■参加対象者:

入場無料・事前申込不要 (学外の一般の方も参加可能です) 

■問い合わせ先:

武庫川女子学トルコ文化研究センター
TEL: 0798-67-4501