武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 毎週土曜日はフィールドワーク
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第12回新着
 「国立国会図書館 関西館」見学
平成27年1月22日(木)9:00〜16:00
担当:大井准教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
玄関床下内蔵の傘立てを見学
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
施設係山崎氏の案内で地下の書庫を見学
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
特別に無水消火のための窒素ボンベ室を見学
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
建築的特徴が記された学生のメモ
 国立国会図書館は国内で発行されたすべての書籍が納められています。今回見学した国立国会図書館関西館は地上4階、地下4階です。閲覧室、カフェなどのブリックゾーンと、特別に地下の収蔵庫や機械室を見学させていただきました。館内はシンプルな中にもディテールが良く検討され、閲覧室への自然光の取入れ、ダブルスキンによる空調負荷の軽減など説明を受けながら見学することで、環境に配慮した計画の重要性も実感できました。ほかにも、風除室床下に収納された傘立て、閲覧室上部のこぎり屋根上部の芝のための芝刈り機、収蔵庫の書籍搬送システムなど説明を聞いては驚いたり、メモをとったりしていました。また、工事の様子を記録したDVDを視聴し、ウェイクアップ工法などこの建物ならではの施工の様子を知ることができました。600万冊収蔵可能ですが、手狭になった東京の国会図書館の資料も移動するため、建物南側の収蔵庫増築計画が進められ、敷地も見せていただきました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第11回新着
 「竹中大工道具館新館」見学
平成26年12月20日(土)13:00〜15:00
担当:本城邦彦先生、杉本正顕先生、田川准教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
六甲山麓にある竹中大工道具館新館の入口に向かう
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
竹中大工道具館の研究員の方から解説を頂きながら、展示物を一通り見学する
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
地下でも緑や自然光が感じられるよう設けられた立体的な中庭
 建築設計演習IIの課題3「レストハウス」に関連して、竹中大工道具館新館を見学しました。竹中大工道具館は、消えてゆく大工道具を民族遺産として収集・保存し、研究・展示を通じて後世に伝えていくことを目的に1984年、神戸市中山手に設立されましたが、今秋、新神戸近くに移転されました。竹中大工道具館の研究員の方々から解説を頂きながら、大工道具をはじめとする館内の展示物を一通り見学した後、建築設計の立場で建物内部を見学しました。地上1階・地下2階の3層構成となっており、地下2階にわたる展示空間では地下でも緑や自然光が感じられるよう、立体的な中庭が設けられていました。多目的ホールはエントランスロビーも兼用し、六甲山を望む敷地南北の視線の抜けを確保した開放的な一つの空間となっていることを把握しました。合掌造りのように左右から組み合わせた勾配つき天井、屋根の荷重を建物の両側のRC壁に伝達するために天井裏に仕込まれたアーチ架構などを確認しました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第10回新着
 「六甲枝垂れ、河野記念アルモニホール」見学
平成26年12月6日(土)10:00〜15:00
担当:本城邦彦先生、杉本正顕先生、田川准教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
六甲山上の自然体感展望台・六甲枝垂れに向かう
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
ヒノキと鉄のフレーム越しに外を眺め、風景を切り取る手法を確かめる
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
神戸国際中学校・高等学校「河野記念アルモニホール」に入る
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
長大スパン20mの木架構、北側の大きな開口、北側以外の3方向のRC壁を見学する
 建築設計演習IIの課題3「レストハウス」に関連して、自然体感展望台・六甲枝垂れと神戸国際中学校・高等学校「河野記念アルモニホール」を見学しました。六甲枝垂れは三分一博志氏の設計で六甲山上に建設された展望台です。展望回廊から枝垂れをイメージしたヒノキと鉄のフレーム越しに瀬戸内海から大阪湾、阪神間の街並みを眺め、風景を切り取る手法を把握しました。大きな幹のような中央の建物に入り、天井の円孔から柔らかい光が降り注ぐ神秘的な空間を体験しました。神戸国際中学校・高等学校「河野記念アルモニホール」は長大スパン20mの木架構による大空間ホールであり、設計者である中西正佳氏(竹中工務店)の解説を頂きながら見学しました。里山の斜面に面する北側を開放するために、北面を除く三方にコンクリート壁を配置して全ての水平荷重を負担し、北面の柱材は鉛直荷重のみを負担するように設計されています。また、壁の開口を通して北側の里山の法面で反射した自然光をホール内に採り入れるなど、精密な環境や構造のシミュレーションによって設計が進められたことなどを把握しました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第6回新着
 「廣誠院」見学
平成26年11月15日(土)9:40〜12:00
担当:田中講師
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
建物の解説をいただく
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
お庭の見学の様子
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
お庭をスケッチ
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
学生のスケッチ
 建築設計演習II 第2課題との関連で、廣誠院を見学し、主に建築室内と庭の関係について学びました。廣誠院は京都の市街地にありますが、中に入るとそうした喧騒からは隔絶した環境でした。開け放たれた書院からは、庭の木々が近く、池の水紋が軒裏に反射していました。お庭も歩かせていただきました。学生たちはいただけた解説にメモをとり、中からの様子を熱心にスケッチしました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第5回新着
 「大和ハウス総合技術研究所、セキスイハイムの家づくり工場」見学
平成26年11月1日(土)8:50〜17:30
担当:宇野講師
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
大和ハウス総合技術研究所:真冬の環境に設定されている実験室内で、実際に行われている実験の説明を聞く。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
大和ハウス総合技術研究所:断熱性の違いによる住宅の温熱環境の違いを体感。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
セキスイハイム家づくり工場:工場のラインの見学 使われる材料はホルムアルデヒドなどの放散がない材料(F☆☆☆☆)であること、とくに気密住宅では重要だとを教えていただいた。
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
セキスイハイム家づくり工場:実際のフレームに配置される換気システムについてご説明をいただいた。
 建築環境工学IIの講義に関連して、住まいと熱環境について学ぶために大和ハウス総合技術研究所とセキスイハイムの家づくり工場を見学しました。
 午前中は、大和ハウス総合技術研究所では、ダイワハウスの基本理念についてご紹介を受けました。その後、2グループに分かれ、テクノギャラリー、D’ミュージアム、石橋記念館、熱環境の研究施設などを見学しました。テクノギャラリーでは防音計画や吸音材による室内の音響コントロール、最新の窓システム、断熱気密住宅と従来の住宅との熱環境の違いなどを実際に体感しました。D’ミュージアムでは世界の環境共生建築や大和ハウス工業が取り組んできたプレハブ住宅の変遷を見学しました。また、実大の温熱環境試験室を見学し、大和ハウス技術研究所で日々研究をされている研究員の方々から、本格的な実験施設での環境計測や実験の内容をご説明いただきました。授業で習っていることを実際に体感することができ、より理解が深まりました。
 午後は、セキスイハイムの家づくり工場「住まいのなるほど見聞館NARA」を見学しました。はじめに橋本館長より、最新のエネルギー自給自足の住宅などセキスイハイムの目指す家づくりについてご紹介いただきました。続いて、太陽光発電・蓄電池・HEMSを備えたスマートハウスなどのモデルハウス、そして、工場見学を行いました。現在授業で学習している、住宅の断熱性能や気密性能への配慮した工程を含め、一本のフレームから住宅ができあがる一連の行程をじっくりと見学することができました。
 これらの施設の見学を通して、これまで授業で学んできた内容と現実の建物とをつなげて考えることができました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第4回新着
 「建築設計演習II 課題2敷地(京都岡崎公園)、京都国立近代美術館」見学
平成26年10月28日(火)12:30〜18:15
担当:鈴木准教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
平安神宮の應天門から課題敷地の見え方を確認
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
平安神宮の参道を歩いて確認
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
各自で課題敷地の状況や周囲の景観を確認
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
京都国立近代美術館の見学の様子
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
講堂での質疑応答の様子
 建築設計演習IIの課題2「美術館」と関連して、課題敷地および周辺の街並みと美術館の参考事例を見学しました。計画敷地は歴史、文化施設が集積する京都岡崎地区の、神宮道に面し京都会館の東に隣接する「岡崎公園」です。
 まず平安神宮應天門からの課題敷地の見え方を確認した後、京都府立図書館、京都国立近代美術館の前を歩いて疏水をわたり、京都市美術館の南側、東側を回って周辺の建物を確認し、その後課題敷地に入りました。課題敷地である岡崎公園グラウンドでは、まず1塁側スタンドに上がって、周囲の建物や東山の見え方を確認しました。その後西側に移動し、地上レベルからの東山の見え方や、参道との関係を確認して一旦解散しました。各自グランド以外の部分や周辺道路を歩きながら敷地の状況、既存樹木の状況、東山の見え方などについて確認しました。
 次に美術館の参考事例として、京都国立近代美術館を見学しました。まず3階で、企画展(ホイッスラー展)を見学しました。その後2班に分かれて、バックヤードツアーと、4階常設展(コレクション・ギャラリー)の見学を2交代で行いました。バックヤードツアーでは、研究員の牧口氏の解説のもと、搬入口、荷卸室、貨物用エレベーター、3階企画展示室のバックヤード、収蔵庫前室、機械室などを見学しました。企画展、常設展では、展示を見学しながら、美術館の展示室の空間構成、展示品に合わせた照明や展示方法などについて理解しました。最後に講堂に集合し、美術館について活発な質疑応答を行いました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第3回
 「富田林じないまち、グランフロント大阪」見学 
平成26年10月11日(土)8:55〜16:35
担当:田崎教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
富田林のじないまち交流館で、最初に、2階広間で富田林の歴史やじないまちの特徴などについて、パワーポイントを使って具体的に解説していただいた。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
3グループに分かれて、ボランティア・ガイドの方々の楽しい説明を聞きながら、じないまちの特徴的な空間構成や建物のデザインなどについても詳しく理解することができた。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
文化財にも指定されている旧杉山家住宅でもスタッフから説明を伺った後、各自でスケッチを行った。
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
グランフロント大阪7階のナレッジサロンで、開発設計を担当された竹中工務店の水方氏からプロジェクト全体に関わるさまざまな説明を伺い、パンフレットなどにも頂戴した。
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB

水方氏に案内していただき、ナレッジキャピタルの「ザ・ラボ」などでもそこでのアクティビティを具体的に経験することができた。

 「都市計画・デザイン論」の授業の参考事例として、歴史的な町並みの保全に取り組まれている富田林の旧市街地、興正寺別院の周辺に形成された「じないまち」の様子をボランティア・ガイドの方々の解説を伺いながら見学し、その後、大阪梅田に移動し、グランフロント大阪の開発に携わってこられた竹中工務店の設計者から、ナレッジキャピタルの一室で、大規模開発に伴うさまざまなお話を伺った後、屋上庭園からナレッジプラザの主要なブースまで見学させていただいた。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第2回
 「居初氏庭園、園城寺光浄院」見学 
平成26年10月4日(土)9:40〜16:00
担当:鈴木准教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
居初氏庭園見学の様子
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
琵琶湖の借景が見える茶室「天然図画亭」でスケッチ
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
園城寺光浄院を見学
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
学生のスケッチ  居初氏庭園
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB

学生のスケッチ  園城寺光浄院

 建築設計演習II 第1課題「幼稚園」の参考事例として、湖を借景とした庭園で知られる居初氏庭園と、近世の書院建築を代表する園城寺光浄院を見学しました。 居初氏庭園では、天然図画亭と呼ばれている茶室と、茶室の東側と北側に広がる庭園を見学しました。庭園東側の石垣が琵琶湖に接しているため、サザンカ・モッコク・マキ・サツキなどの刈り込みの向こうに、雄大な湖の借景を眺めることができました。 園城寺光浄院では、建物の歴史、寝殿造から書院造に移行する時期の建物としての特徴、付書院、狩野山楽による障壁画と襖絵、庭園と広縁、海外における評価などについて解説いただきました。照明を消して、薄明かりの中でかつての屋内空間を体感しました。見学終了後は各自が園城寺境内に点在する文化財を見学して回りました。
 
■H26年度後期 建築学科2年生 フィールドワークIIB 第1回
 「南越特別支援学校、草の実保育園」見学 
平成26年9月20日(土)8:55〜18:15
担当:田崎教授
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
低学年の教室の様子を教頭先生から詳しく説明していただき、細部の寸法なども実測し、記録していった。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
教室から開放的な庇部分を介して連続する専用庭の様子やそこでの児童の遊び方なども具体的にお話を伺った。
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
途中、サンドーム福井に立ち寄り、パンタド−ムで構築された大きな格子状の屋根や瓦など地元の建材を生かしたデザインを見て回った。
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB
草の実保育園では保育室の様子を細かく見て回り、家具や扉の大きさなども丁寧に実測して、課題の設計に生かすよう努めた。
 
建築学科2年生
 フィールドワークIIB

保育室南側の縁側部分では、遊び庭に面した明るい中間領域の雰囲気を体験し、保育室と外部空間の連結の工夫を学ぶことができた。

 「建築設計演習II」第1課題「幼稚園の設計」の参考事例として、教室と外部空間のつながりに配慮された福井県越前市の南越特別支援学校を見学し、小八木教頭先生から建物の使われ方などを詳しく説明を伺った。その後、鯖江市の草の実保育園では、保育室の雰囲気を具体的に体験し、廊下や縁側、外部の遊び庭や運動場との関わりなどについても具体的に学ぶことができた。
 
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