武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
武庫川女子大学 建築学科 2年生
授業風景紹介 「建築設計演習I」
建築学科の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2010/8/5)
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題3:幼稚園」講評会
2010年7月22、23日 13:05〜20:00
担当:榊原教授、本城邦彦先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
発表の様子
学生の質疑応答の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
本城先生による講評の様子
講評会の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 部分模型
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 全体模型
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 CADによる透視図
 前期の木造建築の設計演習の集大成として、最終課題「幼稚園」の講評会を2日かけて行いました。今回も、1人が発表の後、学生1人と質疑応答を行い、その後教員2人の講評を受けるという流れで進めました。教員の講評は、木造の架構、幼稚園としての使いやすさ、美しさ、外構計画から、図面や透視図等のプレゼンテーション、設計演習の心構えに至るまで多岐にわたり、他の学生に対する講評を聞いても大いに勉強になったと思います。
 最後に総評として、本課題を非常勤講師として担当された本城先生から、大学において疑問を持ち、自分で調べることの重要性、まず自分で考えてみることの大切さ、図面や模型を作成する上でのさまざまな道具の工夫についてお話いただきました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題3:幼稚園」第4週
2010年7月13日 3〜5限, 7月16日3・4限
担当:榊原教授、本城邦彦先生、田崎教授、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
 13日・16日は、講評会に向けて各自が提出図面、模型の作成に取り組みました。並行して、担当教員の個別指導を受けました。来週はいよいよ、前期最後の講評会です。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題3:幼稚園」第3週
2010年7月6日 3〜5限, 7月9日3・4限
担当:榊原教授、本城邦彦先生、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I
小屋組の考え方を再確認
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
 6日は、提出物の説明などを行った後、一人ひとりが教員のチェックを受け、幼稚園の機能と木造の軸組、屋根との関係を確認しました。
 9日は、遊戯室、保育室の小屋組の考え方を再度確認したのち、教員の個人指導を受け、案が決まった学生からプレゼンテーションに着手しました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題3:幼稚園」第2週
2010年6月29日 3〜5限, 7月2日3・4限
担当:榊原教授、本城邦彦先生、上田信也先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
保育室の小屋組に関する説明の様子
演習の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
教員の講評の様子
屋根を含めた平面計画の検討の様子
 29日は、保育室の小屋組に関する説明を受けた後、スタジオに戻り、配置検討スタディのチェックを受けました。その結果を踏まえて、段ボールで模型を製作しながら、上にかかる屋根の検討と平面の検討を並行しながら進めました。
 7月2日は、3グループに分かれて各自の案を発表し、教員の講評を受けました。その結果を踏まえて、屋根の構成と柱の配置も含めて案を検討し、平面計画をつめていきました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題3:幼稚園」第1週
2010年6月22日 3〜5限, 24日3限, 25日3・4限
担当:榊原教授、本城邦彦先生、鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
課題説明の様子
敷地調査の様子
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
附属幼稚園の見学
副園長の岩野先生による幼稚園の家具の説明
建築学科2年生 建築設計演習I
配置検討スタディの発表の様子
 建築設計演習Iの第3課題のテーマは「空間の連結・均質空間・空間の階層化」です。勾配屋根を持つ幼稚園の設計を通して、多様な活動が行われるが全体が均質なひとつの空間である保育室の構成方法、複数の保育室や遊戯室などを連結する方法、幼児の身体寸法と空間寸法の理解、複雑に折れ曲がりながら形成される木造屋根の構成と平面構成を関係付けながら設計する能力、そのための伝統的木構造の軸組みや小屋組みの構成手法などを学びます。
 22日は、課題説明の後、バスで潮芦屋地区の想定敷地(芦屋市海洋町)を訪れ、周辺環境や敷地の状況などを調査しました。最後に、スタジオ自席で必要な諸室、屋外施設の大きさの把握と機能的なつながりや全体配置の検討のための、色分けした配置検討スタディの作成を開始しました。
 24日は、中央キャンパスにある本学附属幼稚園を見学しました。平日に、実際に使われている幼稚園を見学することが大きな目的です。まず遊戯室で、副園長の岩野先生から幼稚園の概要の説明を受けた後、7つの教室に分かれて、それぞれ子どもの生活の様子を見学しました。また、建物や家具などの寸法の実測も行いました。その後再び遊戯室に集合し、子どものために設計された家具などについて説明を受けた後、園児の日ごろの生活や、幼稚園のもつさまざまな建築的特徴などについて、学生と活発な質疑応答を行いました。
 25日は、配置検討スタディの結果を全員が発表し、講評を受けました。そして、講評の結果を踏まえて案を修正しました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題2:両親の家」講評会
2010年6月17日、18日 13:00〜20:00
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、大井准教授、
   田中講師
建築学科2年生 建築設計演習I
講評会の様子 学生の発表
建築学科2年生 建築設計演習I
講評会の様子 2日間で30組43名のご家族が参加
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 模型写真
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 模型写真
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 内観透視図
学生の作品 内観透視図
 学生たちは、生活の基本行為に関する寸法の把握、一つの屋根の下の多義的な空間の計画、軒と縁による中間領域の計画による内部と屋外空間の連結などの課題趣旨を把握し、親から要望を聞き計画を進めました。
 2日間にわたる講評会では30組43名と多くのご家族も参加されました。 講評の先生方や参加した保護者の皆様からは、1年生での最終課題や前回の課題と比べて発表の様子や図面表現など格段に成長しているのが見て取れるという感想をいただきました。 講評された先生方からは「建築とは決して難しいものではない。経験が大切なので生活そのものを勉強してほしい。既成概念にとらわれた思い込みをやめて、積極的に提案してほしい。」「親の要望や課題条件などを自分なりに読み取って計画することに、皆さんの内面が現れるのでこれからも楽しんで取り組んでください。」などの指導をいただきました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題2:両親の家」第3週
2010年6月8、11日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、大井准教授
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
軸組みの検討模型を見ながら学生同士で議論する
曖昧な点は授業中に教員と話し、決定する
建築学科2年生 建築設計演習I
軸組みの検討模型
 この課題では、室内と庭園の間に軒と縁で構成される中間領域を設け、内部と屋外が密接に繋がる日本的な空間構成を計画するというテーマが設定されています。 よって建物の平面計画だけではなく、内部空間から庭園やその先の海が見える眺望の検討も必要です。教員から提示された中間領域の事例を参考にしたり、各自が気に入っている庭の写真を参考にイメージを膨らませながら庭園のスケッチを行います。 また、平面スケッチを前に教員と対話しながら、親の要望や自分がやってみたいこと、未確定なことなどを決定し、より良い案となるように検討します。 断面スケッチを描き始めると、軒先の高さや垂木の断面を見せるかどうか、また軸組みや小屋組みを模型を作りながら検討していきます。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題2:両親の家」第1、2週
2010年5月18日、28日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、大井准教授
建築学科2年生 建築設計演習I
課題説明
建築学科2年生 建築設計演習I
平面の検討と同時に屋根の検討も行う
 前回に引き続き木造建築の課題で、平屋の住宅を計画します。 課題の説明では、日本の伝統的民家の田の字型プランはふすまの着脱で平面が自在に変化すること、またミースのファンズワース邸のプランは一続きの空間にリビング、ダイニング、寝室など複数の機能があることなどの説明を受けました。
 学生達が計画する住宅は親が住むことを想定して、敷地は水平線が見える高台を各自で選定します。さらに選定した敷地の気候条件や太陽高度、風向などを調べ、親からの要望を聞き平面を計画し、屋根の形状をスタディします。 また、住宅を設計するのは初めてなので、寝、食、団欒など家での基本動作を行うために必要な空間の寸法なども自宅で調査します。普段何気なく過ごす生活空間でも、設計者の立場からスケッチに起こそうとすると寸法を把握していないことに気づくこともあり、今回の課題は一人ひとりが改めて生活空間を意識する貴重な機会として取り組んでいます。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題1:木造のクラブハウス」講評会
2010年5月13日、14日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、杉浦講師
建築学科2年生 建築設計演習I
講評会の様子 学生の発表
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 軸組模型
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 軸組模型
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 軸組模型
建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 CG透視図
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
学生の作品 CG透視図
学生の作品 CG透視図
 「木造のクラブハウス」の課題の講評会を行いました。5月13日、14日の2日間かけて、学生全員が作品の発表をしました。教員からは、垂木から母屋、束、梁そして柱へという力の流れを想像しながらデザインする事の大切さとおもしろさ、立面図に現れない部分もしっかりとデザインすることの重要さ、自己の内面に「こういう空間を作りたいんだ」という理想をしっかり持ち続けることの大切さなどの講評がありました。また学生の保護者22組が講評会に出席され、学生たちの日頃の成果をご覧いただきました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題1:木造のクラブハウス」第5週
2010年5月7日、11日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、杉浦講師
   鈴木講師
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
軸組模型の制作
プレゼンテーション用の図面の制作
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
建築学科 建築設計演習I 課題説明
CADソフトを使って透視図の制作
 「木造のクラブハウス」の課題もいよいよ最終週です。教員との相談を重ね、平面図、立面図、断面図、床伏図、小屋伏図、軸組図の案を確定させ、課題の総仕上げ、プレゼンテーションの作業にとりかかりました。図面および縮尺1/30の軸組模型の作成に力を注ぎます。軸組模型は苦労の末、その全容が見えてきました。また、5/6、5/8のCAD・CG演習IIIで、自分のクラブハウスの案を、CADを用いて3次元モデルリングし、CG透視図の作成方法を学びました。5/13、5/14には講評会が実施されます。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題1:木造のクラブハウス」第3,4週
2010年4月20日、23日、27日、30日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、杉浦講師
建築学科 建築設計演習I 課題説明
縮尺1/5の模型を参照しながら、伏せ図や軸組図の描き方の説明
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子
建築学科 建築設計演習I 課題説明
演習の様子 伏せ図や軸組図のチェック
 第3周目は、前回の演習で学んだ耐力壁の計画法を応用して、自分の案に必要な強度と量の筋違(すじかい)を配置しました。また、梁などの横架材の断面寸法を、それを支える柱の間隔(スパン)と横架材の間隔(ピッチ)に基づいて求める方法や、木造軸組構法独特の「軸組図」や「伏せ図」の描き方について学びました。その後、各部材の寸法や組み方を考慮して、自分の案の軸組図や基礎伏せ図、床伏せ図、小屋伏せ図(縮尺1:30)の作成に取り組みました。
 第4周目は、木材の寸法や組み方などの構造計画がほぼ固まり、軸組図や伏せ図が出来上がってきました。それをふまえて、改めてもう一度、立面図や平面図を調整・修正し、デザインを確定させる作業に取りかかりました。木材を使って縮尺1/30の軸組模型の作成にも取りかかりました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題1:木造のクラブハウス」第2週
2010年4月13日、16日
担当:大谷教授、田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、杉浦講師
建築学科 建築設計演習I 課題説明
模型を使って木造軸組構法の説明
建築学科2年生 建築設計演習I 建築学科2年生 建築設計演習I
演習の様子
演習の様子 教員と学生一対一の対話
 「木造のクラブハウス」の課題の2週目です。13日には、木造軸組在来工法の建て方手順や部材名称などについて、縮尺1/5の模型を用いた解説を受けました。その後、間取りや立面、 断面のスケッチおよび段ボールでスタディ模型の制作に取り組みました。  
 続いて16日には、地震の揺れや台風などの風圧に耐えるための「耐力壁」の計画方法や階段の計画方法について説明を受けた後、縮尺1/100で平面図、立面図、断面図のスケッチを重ね、デザインの方針を概ね決定させました。デザイン方針が決定したら、1/50の軸組模型(軸組:柱や梁などの部材の構成による建物の骨組み)を作成しながら、木造でいかにして形づくるかを立体的に検討し始めました。  4/17(土)のフィールドワークでは、本課題に関連して、兵庫県篠山市にある木造軸組在来工法による住宅の新築工事現場と古民家の再生工事現場を見学して回りました。
H22年度2年生前期
建築設計演習 I  「課題1:木造のクラブハウス」第1週
2010年4月9日
担当:田崎教授、宇澤 善一郎先生(一級建築士事務所アトリエ・ユウ代表)、杉浦講師
建築学科 建築設計演習I 課題説明
講義室での課題説明の様子
 2年生の最初の課題は、「木造のクラブハウス」です。日本の伝統的な木造構法を身につけるとともに、一つの屋根の下にある大空間の分割手法を学びます。敷地は、武庫川学院のグラウンドに2007年に竣工した木造クラブハウスと同じ場所です。このクラブハウスの建設は本学科の授業と連動して行われ、設計には本学科の教員が、そして木材の加工などには本学科の1期生が参加しました。第1回目の授業では、杉浦講師より、設計条件、屋根の象徴性、屋根の形態や構法とその歴史的変遷、屋根や軸組みの架構形式、木造の部材名称などについて説明がありました。その後、スタディ模型をつくりながらアイデアスケッチに取り組みました。
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