武庫川女子大学 建築学科 1年生
「空間表現演習 I」
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H28年度1年生前期
空間表現演習 I「平面の構成による設計」
2016年6月23日 3〜5限 7月 8日 3・4限 7月12日 3・4限
7月14日 3〜5限 7月19日 3・4限 7月21日 3〜5限
7月26日 3・4限 7月28日 3〜5限
担当:清澤先生、杉浦(徳)准教授、鈴木准教授
演習の様子 ダンボールによる空間構成体験
演習の様子 教員との対話を通してスタディを重ねる
講評会の様子
学生の作品
学生の作品
学生の作品
学生の作品
学生の作品
入学して初めての設計課題として、平面の構成による、庭園に建つ休憩所の設計に取り組みました。6/23は課題説明の後、班ごとにダンボールで実際に平面の構成による空間をつくり、光と影の様子、外部からの見え方と内部からの見え方、空間の雰囲気などを体験しました。7/2のフィールドワークIAでは、参考作品としてスキュルチュール江坂を見学し、隣接するリーニュ・ブランシュの庭の一部を選んで、休憩所の敷地を設定しました。ダンボールによる空間構成体験をもとにスタディを行い、各自の案を決定した後、スチレンボードを用いた50分の1の模型を制作し、配置図・平面図・立面図・断面図を描きました。7/28には講評会を行い、全員が自分の案についてプレゼンテーションし、教員から講評を受けました。保護者の方にも多数ご出席いただき、前期で学んだ成果を確認してもらうことができました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「いけばな」
2016年6月28日、30日、7月5日、7日
担当:笹岡隆甫先生、笹岡令奈甫先生、鈴木准教授、宇野講師
いけばなの演習の様子。トルコからの留学生も学生に混じって体験しました。
演習の様子。ハゼの枝ぶりと対話しながら、いけていきます。
演習の様子
陶芸で制作した花器に作品を生け、甲子園会館の空間を演出しました。
建築スタジオに演出した、大作いけばな。発表の様子。
未生流笹岡家元である笹岡隆甫先生のご指導により、4回にわたって「いけばな」を学びました。この演習にはトルコからの留学生も参加し、日本の伝統文化を学ぶ機会となりました。
第1回の授業では、いけばなとは何かを学習し、グラジオラスとバラを用いて盛花(直立態と半傾斜態)に、また、第2回の授業では、夏はぜとしゃくやくを用いて盛花(半傾斜態)に取り組みました。第3回の授業では、前回までに習った技法を用い、陶芸の授業で制作した花器に紅花とすぐりをいけました。また、いけた花を甲子園会館の好きな空間に飾り、空間の印象の変化を体験しました。
第4回の授業では、大型の花器を用いた大作いけばなに取り組みました。上甲子園の建築スタジオや庭園に、花器にあわせて季節の花を生けました。6つの班に分かれて大作いけばなを完成させた後、班ごとに作品のプレゼンテーションを行い、笹岡先生から講評をいただきました。最後に、それぞれの作品のスケッチを行いました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「甲子園会館の実測と図面化」
2016年6月14日 13:05〜16:20、16日 13:05〜18:00、21日 13:05〜16:20
担当:柳沢教授、鈴木准教授、田中講師
甲子園会館 実測の様子
甲子園会館 実測の様子
演習の様子
RC造の学術交流館の実測・図面化に引き続き、かつての甲子園ホテルであった甲子園会館の南側テラス廻りをグループで実測し、そのデータをもとにして全員が平面図・立面図と装飾タイルと石材の水滴様の装飾の詳細図を描きました。床のタイル割りや壁面の装飾タイル、装飾文様などの細かなデザインを、丁寧に図面に書き込み、密度の濃い作品に仕上がりました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「水彩画とデッサン」
2016年6月7日 3・4限 9日 3〜5限
担当:麻生秀穂先生(東京藝術大学名誉教授)、森和正先生、鈴木准教授
水彩画 演習の様子
水彩画 講評の様子
デッサン 演習の様子
デッサン 講評の様子
学生の作品
学生の作品
東京藝術大学名誉教授の麻生先生と、画家の森先生のご指導により、水彩画と石膏デッサンの演習に取り組みました。
水彩画の演習では、透明水彩と水と紙を用い「自分の内面」を表現しました。できあがった全員の作品を床に並べ、先生の講評をいただきました。
石膏デッサンでは、ただ見て描くだけでなく、麻生先生、森先生のアドバイスにより、実際に手で触ってみて形を確認したりしながら、石膏像から各自が読み取ったデッサンを描き上げました。描いた全員のデッサンを並べ、先生の講評をいただきました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「学術研究交流館の実測と図面化」
2016年5月17日 13:05〜16:20 / 5月24日 13:05〜16:20
5月31日 13:05〜16:20 / 6月4日 10:45〜16:20
担当:柳沢教授、鈴木准教授、田中講師
学術研究交流館の実測の様子
スタジオにおける製図の様子
本課題では、現代建築の一例として、中央キャンパスにある学術研究交流館を実測し、その立面図、断面図を描くことを目的とします。
まずグループにわかれて、学術研究交流館の実測を行いました。この建築は基準寸法が900mmでできています。そのことを念頭におきながら、まず実測部分のスケッチを描き、その後コンベックス等を用いて実測部分を測っていきました。
その後、スタジオにて図面を描きました。製図道具の使い方や、図面表現の基礎に関する講義を受けたのち、はじめて建築図面を描くことに取り組みました。建築空間を実測して紙に描くことは、その空間を学び取る上で極めて有効です。本課題を通じて、学術研究交流館の空間の特性を体験的に学ぶことができました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I
陶芸:「手びねり」による四角筒の制作とその再構成」
2016年5月17日 3〜5限 19日 3・4限 / 5月24日 3〜5限 26日 3・4限
担当:上南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師)
作品制作の様子
講評会の様子
学生の作品
非常勤講師の南野先生のご指導により、土を使った作品の制作に取り組みました。
瓦やタイルなど建築の素材としても使用される土は、自分の手で直接触れて形をつくり出せること、紙や木などの素材に比べて比重が重く、かつ乾燥、焼成前は非常にやわらかいことが大きな特徴です。どんな形でも自由につくれそうに見えますが、逆に形が定まりにくく、重さとやわらかさですぐつぶれたり、崩れたりします。
1日目はまず自分で粘土を練った後、手びねりにより四角筒をつくりました。2日目はその四角筒を、底を残しながら10個前後のパーツに切り分けて、これらを組み合わせ、空間を構成しました。瓦の製作とは異なり、型のない状態で四角筒をつくる作業に悪戦苦闘しながらも、土という素材がもつ特性を、じかに肌で感じ取ることができたと思います。
作品は自然乾燥の後、アトリエの窯で焼成し、6月のいけばなの授業において花器として使用します。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「瓦の制作」
2016年4月21日 、28日 3〜5限 13:05〜18:00
担当:晶久先生(浅田製瓦工場 代表)、田中講師、天畠講師
1日目 浅田先生によるタタラ盛りの実演
1日目 タタラ盛りの様子
1日目 荒地取りの様子 タタラを瓦1枚分の大きさに小引きで切る
1日目 ヘラで荒地を整える
1日目 完成した荒地
2日目 荒地切りの実演 瓦の形に荒地を切る
2日目 荒地切りの様子
2日目 形が整えられた瓦
浅田晶久先生(京都の浅田製瓦工場 代表)を講師にお招きし、瓦の制作実習を行いました。本実習は甲子園会館の瓦を当初の素材、焼成方法によって再現することを目的とした保存修復実習です。瓦の製造方法は、現在では機械化されていますが、今回はタタラ盛りという、大正時代まで一般的だった方法で行いました。
21日は「タタラ盛り・荒地取り」です。まずは土を足で踏みながらタタラ盛りを行い、土を羊羹状に整えました。その後、瓦一枚大の荒地を取り、ヘラで形を整えました。
28日は「荒地切り・水撫ぜ」です。荒地を荒地型に載せタタキで叩き、形を整えます。その後、整えた荒地を切り型に載せ、タタキや撫板を使って形を整えながら、大鎌で切り取りました。仕上げは、水に濡らした撫板や鹿皮で表面や小口をきれいに整えました。
今回製作した瓦はしばらく乾燥させた後、釉薬をかけ、窯で焼成します。最終的には甲子園会館の葺き替えを行う予定です。土を直に触れながら伝統的な方法を体験することができました。
なお、この演習風景の一部は、BS朝日の「オトナの社会科見学」における浅田先生を特集したコーナーで紹介されました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「透視体と鏡面による構成」
2016年4月19日 、26日 3・4限 13:05〜16:20
担当:清澤先生、鈴木准教授、天畠講師
作品制作の様子
講評会の様子
学生の作品
学生の作品
学生の作品
学生の作品
「透視体と鏡面による構成」の課題に取り組みました。前回の「平面による構成」の手法を用いながら、透明、半透明、不透明、鏡面の素材を使って、意外性のある不思議な空間を制作します。さらには完成作品を庭園内に置いて、屋外空間と調和し、それぞれの材料の特質が十分に生かされている作品写真の撮影を目指します。21日には課題説明がありました。28日には講評会が行われ、完成作品と写真を使って、自分の作品について一人ずつ発表を行っていきました。
H28年度1年生前期
空間表現演習 I「平面による構成」
2016年4月12日 3・4限 13:05〜16:20、14日 3〜5限 13:05〜18:00
担当:上田先生、清澤先生、天畠講師
作品制作の様子
講評会の様子
学生の作品
学生の作品
1年生最初の課題として「平面による構成」に取り組みました。12日にはまず課題説明がありました。諸条件が提示されるとともに、モンドリアンによる絵画、リートフェルトによるシュレーダー邸、ミース・ファン・デル・ローエによるバルセロナ・パビリオン等の参考事例を踏まえながら、空間構成の原理について学びました。その後、各自が平面を組み合わせた立体作品を制作していきました。14日には講評会が行われました。一人一人、自分の作品について発表を行い、それに対して教員から講評を受けました。建築学科における最初の作品が完成しました。
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