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武庫川女子大学 建築学科 1年生
授業風景紹介「空間表現基礎演習」 |
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建築学科の授業の様子を写真で紹介します
(最終更新 2010/8/5)
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H22年度1年生前期
2010年7月20・22日 3・4限
担当:吉村篤一 先生(建築環境研究所 代表)、杉浦講師 |
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演習の様子 多面体の作成 |
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完成した多面体 |
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演習の様子 多面体を加工して作品をつくる |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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正多面体はシンメトリーを豊富に含み、球に内接するという幾何学的秩序を持ち、ゆえに均整のとれた美しさを持ちます。また、これらの形を基にして他のよい形を導きだすことも容易です。本課題では、多面体の一部を切断することによる形の変貌を通して、各種の多面体相互の関係を学ぶとともに、正多面体を加工して変化に富んだ新たな形をつくり出す可能性を探求することを目指しました。 まず、正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の5種類の正多面体を作成し、次に、これらの立体をもとに加工して、変化に富んだ新たな形の作品を作成しました。最後に講評会では、1人1人が自分の作品について発表をし、教員と意見を交換しました。 |
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H22年度1年生前期
2010年7月20日 3・4限
担当:光本大助先生(光本瓦店有限会社 代表取締役) |
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光本先生による瓦の説明 |
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光本先生による安全帯の使い方の説明 |
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瓦の葺替の様子 |
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瓦の葺替の様子 |
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4月22日(木)の「タタラ盛りおよび荒地取り」から始まり、5月1日(土)に「荒地切り・水撫ぜ」、その後しばらく乾燥のあと7月9日(金)に「施釉・窯詰め」、焼成ののち、今年も甲子園会館の瓦が完成しました。4月から続いた一連の演習の最後として、復元した瓦を使い、甲子園会館の屋根瓦の葺替を行いました。
瓦の葺替の指導は、京都の光本瓦店有限会社取締役である光本大助先生にしていただきました。最初に、瓦の「頭」と「尻」など部分の名称、瓦の葺き方、安全帯の使い方などの安全確保について説明していただいた後に、実際に瓦の葺き替えに挑戦しました。
今年は、梅雨明け後連日の猛暑に見舞われ、この日も大変暑い一日でしたが、無事瓦の葺き替えを完了することが出来ました。学生たちは、自分の葺き替えた瓦がこれから何十年も残っていくことに充実感を感じてたようです。学生たちは瓦の制作から葺替にいたるまで一連の流れを経験し、保存修復の現場を身をもって体感することができました。 |
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H22年度1年生前期
2010年7月6日3・4限, 8日3〜5限/13日3・4限, 15日3〜5限
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長) |
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演習の様子 |
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スケッチの様子 |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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春に引き続き、京都の大工の棟梁荒木先生の指導により木の造形に取り組みました。春の演習で加工した部材を釘を使わずに組み合わせることで造形しました。1日目に作品をほぼ完成させ、2日目は自分の作品のスケッチをしました。スケッチでは、形だけでなく木目や節なども丁寧に表現することに取り組みました。最後の講評会では、各自の描いていたイメージや加工にあたって苦労したことなどを発表し、それに対して教員からの講評がありました。自ら加工することで木材の特性を身をもって体験し、また木の独特の風合いである木目や節なども活かした造形も学習することが出来ました。 |
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H22年度1年生前期
2010年7月8日3〜4限/15日3〜5限
担当:南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師) |
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南野先生による石膏型の作り方の解説 |
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装飾タイルの形紙をもとに形を粘土で作成 |
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装飾タイルと、粘土で作成したタイルの形 |
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石膏を流し込む型を作成 |
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石膏を流し込む様子 |
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非常勤講師の南野先生のご指導により、建築学科の学舎である甲子園会館(旧甲子園ホテル)の装飾タイルの復元に取り組んでいます。
甲子園会館の装飾タイルは、一つ一つの模様は単純ですが、組み合わせることで美しい壁面を構成しています。今回は、そのタイルを制作するための石膏型の制作に取り組みました。装飾タイルの型紙をもとに、その形を粘土でつくります。それに石膏を流し込んで、固まったあとに粘土をとると石膏型の完成です。石膏型はしばらくの間乾燥し、後期の演習で実際に装飾タイルの復元に活用する予定です。 |
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H22年度1年生前期
2010年7月6日3・4限/13日3・4限
担当:南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師) |
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手びねりによる卵の作り方の指導 |
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鶏卵の観察 |
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演習の様子 |
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非常勤講師の南野先生のご指導により、陶芸の演習に取り組みました。
今回の課題は卵の制作です。 まず、鶏卵をじっくり観察し、最初は鶏卵の大きさに、次は実際につくる30cmほどの大きさにスケッチします。じっくり観察すると、卵は意外に球に近いことに気づきます。スケッチの後は、まず実際の卵と同じ大きさの形を粘土でつくります。その後、手びねりを使って試行錯誤しながら、30cmほどの大きさの卵の形につくりあげていきました。出来た卵はしばらくの間乾燥し、素焼きをしたうえで、後期の演習の時に絵付けに挑戦する予定です |
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H22年度1年生前期
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空間表現基礎演習 「瓦の制作」3日目:施釉と窯詰め |
2010年7月9日2限
担当:浅田晶久先生(浅田製瓦工場 代表) |
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:施釉の方法について解説 |
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施釉の様子 瓦に釉をかける |
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釉薬が乾燥した瓦 |
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窯詰めの様子 |
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窯詰めが完了した瓦 |
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保存修復実習の一環として、春の「空間表現基礎演習」で1人1人が制作した瓦に、甲子園会館の緑の瓦になるよう釉薬をつけ、窯に詰める作業を行いました。施釉機を使って、瓦の尻の部分と重なる部分を残しながら、釉薬をつけていきます。施釉が完了した瓦を乾燥させたのち、アトリエに備え付けの電気窯に詰めました。また今年は、昨年の皇太子殿下行啓の際に先輩たちが制作した瓦も、1年生が手分けして釉薬をかけ、窯に詰めました。
焼成は31時間かけて行いおよそ1150度で焼き上げます。完成した瓦は、実際に1年生が甲子園会館の屋根に葺く予定です。 |
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H22年度1年生前期
2010年7月1日 3・4・5限
担当:笹岡隆甫先生(未生流笹岡次期家元)、笹岡令奈甫先生
トルコ人留学生も参加 |
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いけこみの様子 |
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いけこみの様子 |
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1班の作品に対する笹岡先生の講評 |
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2班の作品 |
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3班の作品に対する笹岡先生の講評 |
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4班の作品の発表 |
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5班の作品に対する笹岡先生の講評 |
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6班の作品の発表 |
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いけばなの授業の集大成として、毎年恒例になっている大作いけばなを行いました。今年はトルコからの留学生4人もいけこみに参加しました。 6つのグループに分かれて約2時間をかけて、先生方の指導を受けながら、色とりどりの花や木の枝をいけこんでいきました。
制作後の講評会では笹岡先生より、それぞれのグループが設定した場所と花との調和や、周りの景色や建物を生かした空間の使い方などについて講評していただきました。最後に自分たちの作品をスケッチしました。 |
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H22年度1年生前期
2010年6月29日 3・4限
担当:笹岡隆甫先生(未生流笹岡次期家元)、笹岡令奈甫先生
トルコ人留学生も参加 |
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笹岡先生による解説 |
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演習の様子 |
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演習の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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第3回は、はながよりよく見えるように形を修正する方法を学習しました。演習の前半では、すぐりと紅花を角水盤へ直立態でいけこみました。
演習の後半では、陶芸実習で制作した、学生それぞれの花器に花をいけました。これまでに学んだ手法を活かしてそれぞれの花器にあった自由ないけばなに挑戦しました。できあがった作品は甲子園会館の庭園やテラスを背景にして写真を撮影し、いけばなによる空の演出にも取り組みました。 |
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H22年度1年生前期
2010年6月22日 3・4限、24日 3・4・5限
担当:笹岡隆甫先生(未生流笹岡次期家元)、笹岡令奈甫先生
トルコ人留学生も参加 |
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笹岡先生による解説 |
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演習の様子 |
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演習の様子 |
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演習の様子 屋外の風景の中で写真撮影 |
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学生の作品 半傾斜態 |
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学生の作品 直立態 |
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未生流笹岡の笹岡隆甫先生、笹岡令奈甫先生のご指導により、1年生とトルコ人留学生が、いけばなの演習に取り組みました。
第1回は、いけばなの歴史や魅力、技術についての講義を受けた後、いけばなの基本として「盛花」に挑戦しました。グラジオラスとバラを用いて、「盛花」の基本である直立態と半傾斜態を学び、いけばなの空間構成手法と直線の使い方を学びました。植物には1つとして同じものはありません。笹岡隆甫先生の丁寧な説明を聞き、自分で花を手にして眺め、ハサミを入れ、剣山に刺しながら、花、枝、葉の自然の美しさをどのようにして引き出すかを学びました。
第2回は、ななかまどと芍薬を直立態と傾斜態でいけこむ練習をしました。枝ものの扱いは、見方もいけかたも草花より難しくなることを身をもって体験し、曲線や枝分かれの使い方を学びました。できあがった作品は、各自が甲子園会館の館内や庭などに持ち出して写真に撮りました。 |
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H22年度1年生前期
2010年6月15日 3・4限,、17日 3・4・5限
担当:麻生秀穂先生(東京藝術大学名誉教授)、森和正先生 |
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水彩画 演習の様子 |
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水彩画 講評会の様子 |
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デッサン 演習の様子] |
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デッサン 講評会の様子 |
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学生の作品 水彩画 |
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学生の作品 水彩画 |
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東京藝術大学名誉教授の麻生先生と画家の森先生の指導により、石膏デッサンと水彩画の演習に取り組みました。
水彩画の演習では、透明水彩絵の具と水と紙を用い「自分の内面」を表現しました。できあがった作品を1人1人が発表し、麻生先生と森先生の講評をいただきました。
石膏デッサンでは、ただ見て描くだけでなく、麻生先生のアドバイスによって実際に手で触ってみて形を確認したりしながら、石膏像から各自が読み取ったデッサンを描き上げました。描いたデッサンについて1人1人が発表し、麻生先生と森先生に講評をいただきました。 |
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H22年度1年生前期
2010年6月1日 3・4限,3日 3・4・5限
担当:吉村篤一 先生(建築環境研究所 代表)、鈴木講師 |
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演習の様子 |
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講評会の様子 学生の発表 |
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講評会の様子 学生からの質問 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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1mm厚の白のスチレンボードのみを素材として、20cm角の台の上に、基準寸法(2cm または 3cm)の「整数倍」の寸法のみを使った空間構成と、「黄金比」に従った寸法のみを使った空間構成、2つの課題に並行して取り組みました。先週の「曲面と直線による構成」とは対照的に、使うことができる寸法の制約が大きいため最初は戸惑っていました。しかし、共通の寸法体系をもちいて空間を構成する意味、寸法体系による空間構成の違いを、目と手で感じ取りながら、課題に取り組みました。講評会では、1人1人が自分の作品について発表をしたほか、他の人の作品に対し質問・感想・意見を述べたほか、教員の講評を受けました。 |
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H22年度1年生前期
2010年5月27日4・5限,28日 3・4限
担当:清澤 悟先生(真宗大谷派願得寺 住職、清澤都市建築研究所 所長)、鈴木講師 |
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演習の様子 |
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演習の様子 |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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曲面による造形は、視点の移動により不思議な変化を体験できます。今回は、曲線で切り取られたスチレンボードの台の上に、曲面と直線の両方をもちいることを条件としました。スチレンボード、ケント紙、プラスチック棒を材料とし、一人ひとりが「曲面と直線による構成」という課題を、自分なりに理解して空間に表現しました。講評会では、1人1人が自分の作品について発表をし、教員の講評を受けました。 |
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H22年度1年生前期
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空間表現基礎演習 「甲子園会館の石の保存修復実習」 |
2010年5月27日3限,
ご協力:西川氏(中村石材工業) |
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中性洗剤を用いた洗浄作業の実演 |
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水の噴射による洗浄作業の実演
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ケイ酸エチルエステル系薬剤の含浸作業の説明 |
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南側テラスにおける含浸作業の実習の様子 |
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スタジオ前階段における撥水剤塗布の実習の様子
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甲子園会館は竣工後80年が経過し、外壁や庇などに用いられている日華石の風化が進んでいるため、劣化を防ぎ、耐久性を向上させる保存修復工事が進められています。今回は建築学科1年生が、自分たちの学舎である甲子園会館の1階南側テラスおよびスタジオ前階段において、石の保存修復作業の一部である薬剤の含浸処理、および撥水剤の塗布を行い、保存修復作業を体験しました。
まず、甲子園会館の石の保存修復工事を担当している中村石材工業の西川様から、甲子園会館に用いられている日華石(凝灰岩)の特徴や、本日の作業の概要について説明がありました。石の洗浄作業の実演を見学したのちグループに分かれ、西川様の指導を受けながら、既に洗浄作業が完了している南側テラスに、ケイ酸エチルエステル系薬剤を含浸させていきました。薬剤を含浸させることにより、化学反応により二酸化ケイ素を発生させ、石材の強度を高め、風化を食い止めます。ここには、雨水の浸透を防ぐため、後日シリコン系の撥水剤を塗布するとのことです。
最後に、風化が少なく含浸処理が不要なスタジオ前の階段に、シリコン系の撥水剤を塗布し、実習を完了しました。 |
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H22年度1年生前期
2010年5月11日3・4限, 13日3〜5限/18日3・4限, 20日3〜5限
担当:荒木正亘先生(株式会社アラキ工務店取締役会長) |
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のこぎりの使い方の指導 |
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演習の様子
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演習の様子 |
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非常勤講師の荒木先生のご指導により、木を使った空間表現演習に取り組んでいます。 建築は気候風土がもたらすものであり、本来その土地で入手しやすい材料を使って建てられるものでした。わが国は、高温多湿の気候で風通しがよい建築が必要であったこと、木が最も手に入りやすかったことなどから、木造建築が発達し、歴史に残る日本建築は、圧倒的に木造が多いです。最近は鉄筋コンクリート構造や鉄骨造にとって代わられ、設計施工の機会が減少していますが、現在でも住宅の多くが木造です。木造は単なる建築の工法ではなく、日本文化の一部といえます。
本課題では木を素材とした造形作品の制作をとおし、棟梁に木材の加工の方法を学びながら、日本古来の匠の技術に触れます。そして今後、取り組むことになる木造建築の設計の基礎として、木の性質を理解することも目的としています。 作品は7月の演習で完成させ、講評を行う予定です。 |
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H22年度1年生前期
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空間表現基礎演習
陶芸:「手びねり」による四角筒の制作とその再構成 |
2010年5月11日3・4限, 13日3〜5限/18日3・4限, 20日3〜5限
担当:南野 馨 先生(大阪芸術大学非常勤講師) |
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土の準備 荒もみと菊もみ |
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四角筒の底の制作
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四角筒の制作 |
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四角筒の切断 |
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四角筒の再構成
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非常勤講師の南野先生のご指導により、土を使った空間表現演習に取り組みました。 瓦やタイルなど建築の素材としても使われている土は、自分の手で直接触れて形をつくり出せること、紙や木などの素材に比べて比重が重く、かつ乾燥、焼成前は非常にやわらかいことが大きな特徴です。どんな形でも自由につくれそうに見えますが、逆に形が定まりにくい上に、重さとやわらかさですぐつぶれたり、崩れたりします。 1日目はまず自分で粘土をこねた後、手びねりにより四角筒をつくりました。2日目はその四角筒を、底を残し10個前後のパーツに切り分けて、これらを組み合わせて空間を構成しました。瓦の製作とは異なり、型のない状態で四角筒をつくる作業に悪戦苦闘しながらも、土という素材がもつ特性を、じかに肌で感じ取ることができたと思います。
作品は自然乾燥の後、アトリエの窯で焼き、6月のいけばなの授業において花器として使用する予定です。 |
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H22年度1年生前期
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空間表現基礎演習「瓦の制作」2日目:荒地切り・水撫ぜ |
2010年5月1日 3,4,5限 担当:浅田晶久先生(浅田製瓦工場 代表)、光本大助先生(光本瓦店有限会社 代表取締役)、鈴木講師 |
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裏打ち 荒地の形をタタキでたたいて整える |
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浅田先生による水撫ぜの実演 ヘラと鹿の皮で表面を仕上げる
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荒地切り 荒地を切り型に載せ、大鎌で瓦の形に切りとる |
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成形が済んだ瓦は立てて乾燥させる |
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先週に引き続き、伝統的な技術を持つ瓦職人の浅田晶久先生を講師として瓦の制作実習に取り組みました。
2日目は「荒地切り・水撫ぜ」です。まずは裏打ちです。先週制作した荒地を荒地型に載せタタキで叩き、形を整えます。その後、整えた荒地を瓦の大きさの切り型に載せ、タタキやヘラで形を整えながら、大鎌で瓦の形に切り取っていきます。次に、仕上げに水で濡らしながら表面や小口をヘラや鹿皮で形をきれいに整えました。 制作した瓦はしばらく乾燥させ、釉薬をかけてさらに乾燥後、窯で焼成し完成する予定です。 |
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H22年度1年生前期
2010年4月20,27日 3限・4限
担当:田崎教授、鈴木講師 |
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演習の様子 |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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前回の「平面による構成」に続く、空間構成の小課題を行いました。今回は1mm 厚のスチレンボードに加え、透明アクリル板、半透明塩ビシート、ミラーペーパーを素材にした空間構成の課題に取り組みました。透明、半透明、不透明、鏡面によって構成される空間構成は、周囲の景色を映し出したり、透過したりして、不思議な世界を現出します。完成した作品は、各自が甲子園会館のある上甲子園キャンパスの庭園に持ち出し、デジカメで撮影しました。講評会では、制作した作品と撮影した写真について1人1人が説明をし、教員の講評を受けました。 |
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H22年度1年生前期
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空間表現基礎演習「瓦の制作」1日目:タタラ盛り・荒地取り |
2010年4月22日 3,4,5限
担当:浅田晶久先生(浅田製瓦工場 代表)、光本大助先生(光本瓦店有限会社 代表取締役)、鈴木講師、 |
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タタラ盛り 大引きと小引きを粘土で固定 |
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タタラ盛り
土を足で踏んで空気を抜きながら盛り上げる |
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タタラ盛り 天場をならす |
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荒地取り 定規に沿って大引きを引き上げる |
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荒地取り 小引きを引き上げる |
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荒地取り 荒地型に乗せヘラで形を整える |
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乾燥中の荒地型 |
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伝統的な技術を持つ瓦職人の浅田晶久先生(京都の浅田製瓦工場 代表)を講師にお招きし、瓦の制作実習に取り組んでいます。本実習は、甲子園会館の屋根を葺き替えるための瓦、を当初の瓦の素材、焼成方法などをできる限り再現し、制作することを目指した保存修復実習で、3年前から毎年行っているものです。なお昨年8月8日、甲子園会館に皇太子殿下の行啓を受けた際にも、本実習の様子をご視察されました。 瓦は古代から日本の歴史建築の象徴的な屋根に使用され、建築的美を表出する重要な要素です。瓦の製造方法は、現在ではすっかり機械化されていますが、今回はタタラ盛りという、大正時代までは一般的に行われていた伝統的な手法で、甲子園会館の瓦の復元に挑戦します。
1日目は「タタラ盛り・荒地取り」です。まずは土を足で踏みながらタタラ盛りを行い、土を羊羹状に整えます。次に、瓦一枚の大きさの荒地を切り取り、荒地型に載せヘラで形を整えました。初めての体験でしたが、土に直に手や足で触れながら楽しみ伝統的な手法を体験することができました。 |
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H22年度1年生前期
(2010年4月13,15日)
担当:鈴木講師、田中講師、杉浦講師 |
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演習の様子 |
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講評会の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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建築学科に入学したばかりの1年生が、最初に体験する演習が「空間表現基礎演習」です。 第1回の授業に先だって、武庫川学院の「立学の精神」、建築空間の三大要素である「強」「用」「美」、およびそれを踏まえて制定された建築学科の学習・教育目標と、本演習の科目目標とのかかわりについて説明し、「美」を出発点にした本演習の特色について理解を深めました。そして、前期28回の授業計画を説明した後、最初の課題「平面による構成」の趣旨について、構成主義、原初的空間の観点から、モンドリアンの絵画、リートフェルトのシュレーダー邸、ミースのバルセロナ・パビリオンといった実例を紹介しながら説明しました。
その後、道具の使い方を学んだ後、1mm 厚のスチレンボードを使って、一定の条件(300mm×300mm の平面を土台として、平行あるいは垂直な矩形の平面によって空間を構成する)に基づく空間構成課題に取り組みました。2日目の最後に開いた講評会では、一人ひとりが各自の作品を発表し、教員の講評を受けました。 |
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