武庫川女子大学東京センター主催の講演会シリーズ『わが国の近代建築の保存と再生』の第14回目の講演会「北海道の近代建築」が、9月19日（土）に東京丸の内の日本工業倶楽部会館で行われました。今回は北海道職業能力開発大学校 特任教授の駒木定正氏、北海道大学名誉教授でNPOれきけん代表理事の角幸博氏のお二人をお招きしてご講演をいただきました。

　駒木定正氏からは「北海道の明治期建築の流入系譜と保存活用」というタイトルでご講演をいただきました。“幕末から開拓使までの沿革”“北海道庁から明治期までの沿革”という歴史を軸に、開拓使によって手がけられた洋風建築や札幌農学校の校舎といった「官」の建築、「民」のニシン漁の漁家住宅、明治期に繁栄した北海道の各都市の洋風建築について詳細に解説していただきました。

　角幸博氏からは「北海道の大正・昭和戦前期建築の展開と保存活用」というタイトルでご講演をいただきました。これまでに保存や調査に関わってこられた洋館や北海道遺産に認定された建物、F.L.ライトの弟子・田上義也氏の作品など、多岐にわたってご紹介いただきました。また「NPOれきけん」で取り組まれている歴史的地域資産に関わる活動についてもご説明いただきました。

　今回も多くの方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。今後も引き続き、日本各地の近代建築について紹介していきます。次回は2016年5月14日（土）「世界遺産の視点からみた わが国の近代建築」と題しまして、岡田保良氏（国士舘大学イラク古代文化研究所 教授）と稲葉信子氏（筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授）をお招きします。どうぞご期待ください。

1. Webでのお申し込み
　講演会の申し込み専用フォームができました。 　
　武庫川女子大学東京センターのホームページをご覧ください。 　
　http://www.dignet.jp/mukogawa-u/tokyo_r11/seminar/tokyo_seminar_5.html

2. 郵便はがき、Faxでのお申し込み
　郵便はがき またはFaxにて 下記を明記の上、お申し込みください。 抽選結果はハガキでお知らせします。ハガキの場合は1枚で2名様まで応募できます。 　
　１．講演会名称 　
　２．応募者全員の氏名(ふりがな)、年齢、性別 　
　３．郵便番号・住所 　
　４．電話番号、Fax番号 　
　５．E-mailアドレス
　
　締切　平成27年9月6日(日) 当日消印有効

Faxの場合：0798-67-4505