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武庫川女子大学 建築学科 3年生
「建築設計演習III」 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題3: 大規模の群集を安全かつ快適に誘導する駅舎」講評会 |
2014年7月25日13:05〜19:00 7月26日 10:00〜17:00
担当:田崎教授、大井准教授、三宗司郎先生、芳谷克濔先生
外部講師:川口衞先生、セマ・ソユゲニシュ先生、ムラツ・ソユゲニシュ先生
阪神電気鉄道株式会社工務部施設課 高島慶俊氏、芝利那氏 |
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川口先生による交換留学生への講評の様子 |
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セマ・ソユゲニシュ先生による講評の様子 |
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ムラツ・ソユゲニシュ先生の講評の様子 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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1日目は、世界的な構造家の川口衞先生にこの日発表した27名全員の講評をしていただきました。さらに、この1か月間一緒に制作に取り組んだ5名の交換留学生の母校であるイスタンブールのバフチェシヒル大学から建築デザイン学部長のセマ・ソユゲニシュ先生が、そしてご主人でユルドゥズ工科大学建築学部長のムラツ・ソユゲニシュ先生も同席され、この1か月交換留学生の引率をされたバフチェシヒル大学建築デザイン副学部長のムラツ・ドンダル先生も加わり講評をしていただきました。さらに、この課題に関連するフィールドワークでお世話になった阪神電気鉄道株式会社工務部施設課の高島慶俊氏、芝利那氏にもご同席していただき、駅施設計画の視点でもアドバイスをいただきました。2日目は土曜日ということもあり、保護者の参加も見られました。
計画のポイントとして、模型の屋根の架構が構造力学的に無理なく計画されているか、コンコースとホームの空間構成は乗降客にとってわかりやすく安全に計画されているか、雨水の処理方法は適切か、屋根の形状が美しいかなどの視点から同級生の質問と先生方の講評がなされました。
講評では、「この課題は大学3年生の課題としては非常に難しいが、短期間でよく頑張った。」、「模型の制作に追われ、図面が描けない作品が目立つ。スケジュール管理をしっかりできるように」「膜が作る曲面と曲線は幾何学的にはとらえにくいが、膜は引っ張ることで素晴らしい空間が実現する。このようにして造られた形を美しいと感じることが大事。」など、先生方からアドバイスや励ましの言葉をいただきました。
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題3: 大規模の群集を安全かつ快適に誘導する駅舎」第3, 4週 |
2014年7月8日〜7月22日 13:05〜16:20
担当:田崎教授、大井准教授、三宗司郎先生、芳谷克濔先生 |
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膜が張れた学生の模型で長所と改善が必要な点を確認 |
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中間講評会 野口氏による講評 |
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エントランス屋根の形状に関する説明を聞く |
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手描き透視図の講義 |
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エントランス雨仕舞の最終確認 |
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7/8は課題の初日に説明を受けた、乗降客にわかりやすい駅コンコースの計画について再度階段の配置、コンコースの幅など具体的な例を交えて説明を受けました。また、膜を張ることができた学生の検討模型を使って、その作品の長所と短所について説明を受け、各自が参考としました。7/11は中間講評会でした。株式会社太陽工業の野口明裕部長に同席いただき、3人で1枚のパネルに検討スケッチを貼り三人ごとの説明後に先生方から改善点のアドバイスを受けました。7/14は中間講評会での指摘事項の改善を検討し、早い学生はプレゼンテーション作業を開始しました。7/15にはまだエントランスの膜屋根の形が決まらず、苦戦している学生が目立つことを考慮して、模型を用いながら再度エントランスの膜屋根に必要な雨水処理の方法、モーメントの処理などについて説明を聞きました。さらにCADで三次元での膜屋根の作り方を説明してもらい、モデリングに挑戦しました。7/18には手描き透視図の書き方の講義を聞き、基本的な説明を受けたのちに、学生によっては自分の模型を先生に見てもらい、個別で膜屋根の書き方を指導を受ける姿が見られました。7/22はCADのレンダリングの指導と、2日後の締め切りにむけてコンコースの計画、膜屋根の雨水処理などを先生方と最終確認しました。 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題3: 大規模の群集を安全かつ快適に誘導する駅舎」第1, 2週 |
2014年6月24日〜7月7日 13:05〜16:20
担当:田崎教授、大井准教授、三宗司郎先生 |
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課題説明では設計条件、計画上のポイントなどを確認 |
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みんなでHPの膜屋根を作り構造的な特徴を知る |
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模型に膜を張るうえでの注意点を聞く |
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制作した木製のベースに膜を張ってみる] |
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さまざまな事例をみながら詳細部分の確認 |
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西宮市内の球場に至近の駅の計画が今回の課題です。試合終了後に帰宅を急ぐ観客が大群衆となり駅に殺到するため、安全に移動できるように配慮することが求められます。
なお、この課題はICSA in JAPAN のプログラムの一環として、トルコイスタンブールのバフチェシヒル大学の学生5人も共に授業に参加しました。
学生たちはフィールドワークで実際に駅を見学し、改札前の人の滞留、階段からホームへ移動する乗客の単位時間当たりの人数、乗車の様子などを測定し、あらかじめ受講していた建築設計計画Vの講義で得た知識を元に流動係数など計算します。さらにホームの屋根は膜材とし、膜そのものの張力で力学的に成立するようにサスペンション構造を採用するのが条件です。
6/24の課題初日は課題説明と、木製のしっかりした模型のベースを安全に制作するための工具の使用方法について説明を受けました。その後電車の模型の制作、膜材に張力をかけた模型を作るためにホームと軌道部分が多少の力をかけても壊れないように木製のベースを作成しました。6/30は7/2の駅見学に先立ち、鉄道会社の方々から、駅舎の概要と安全に見学を行うための注意事項を伺いました。模型のベースが完成した学生には膜材として用いる伸縮性がある布が配付されました。模型に張る前に、数名の学生で共同して膜でどのような形を作る可能性があるのかを知るために、HPシェルやワンウェイのアーチ屋根などを作る体験をしてみました。7/7は中間講評会を直前に控え、柱と膜の取り合い、柱脚部分、バウンダリーなどの詳細について説明を受け、詳細も意識した図面を書くように指導を受けました。
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題2: 親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」講評会 |
2014年6月16日(月)13:05〜18:30、6月17日(月)13:05〜18:30
担当:榊原教授、福本教授、宇野講師、上田信也先生、芳谷先生 |
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講評会の様子 |
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講評会の様子 設計案について説明 |
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講評会の様子 教員の講評を聞く |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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学生の作品 |
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建築設計演習IIIの課題2「リゾートホテル」の講評会を6月16日、17日の2日間にわたって行い、学生全員が約1か月間の取り組みの成果を発表しました。各自が海と滝の流れる崖に挟まれた南国の理想の地形と、そこに計画したリゾートホテルについて図面、模型、透視図、検討プロセスのスケッチなどにより説明し、学生1名が質問、教員2名が交代で講評を行うという手順で進められました。参加した教員からは、海や崖、滝の自然と人工物であるリゾートホテルの関係の捉え方、崖や崖上の水の流れとの関係を考えたエントランス棟のデザイン、客室棟の構成とセットバックした外観デザイン、エントランス棟と客室棟のデザインの関係性、客室とテラスの一体的なヒューマンスケールでの演出、ブリッジの構造とデザインなどについてさまざまな観点からの講評を受けました。また2日間で9組の保護者の方々の参観をいただき、熱心に発表と講評に耳を傾けておられる姿が印象的でした。 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題2: 親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第3〜5週 |
2014年5月30日(金)〜6月13日(金)13:05〜16:20
担当:榊原教授、福本教授、宇野講師、上田信也先生、芳谷先生 |
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中間講評会で計画案を説明 |
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中間講評会で講評を聞く |
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客室棟の平面計画について教員と相談 |
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テラス周りの構成について教員と相談 |
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手描き透視図の指導を受ける |
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建築設計演習III の課題2「リゾートホテル」の第3〜5週です。第1〜2週のスタディ結果をもとに6月7日に中間講評会を開催、各人が設定した理想の敷地と、宿泊施設のエントランス棟および客室棟をその敷地とどのように関連付けて計画しているかをスケッチとスタディ模型で説明し、講評を受けました。6月9日には、芳谷非常勤講師に客室の内観のスケッチパースの描き方の、6月14日にはCAD透視図の崖や滝の描き方の指導を受けました。中間講評での指摘に対して計画を見直し、さらに客室棟のヒューマンスケールのテラスや外観デザインのつくりこみ、エントランス棟と客室棟をつなぐブリッジのデザイン、崖や滝と客室棟の関係づけなど、様々な観点からのスタディを経て、講評会に向けた模型、図面、透視図などの成果物の作成に取り組みました。 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III
「課題2: 親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」第1, 2週 |
2014年5月16日(金)〜5月27日(火)13:05〜16:20
担当:榊原教授、福本教授、宇野講師、上田信也先生 |
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理想の敷地について説明 |
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客室棟フレーム模型に客室ユニットを挿入 |
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客室棟構成のスタディ状況を説明 |
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教員との対話 |
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計画案について教員に相談 |
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建築設計演習III の課題2は、親しい仲間とリゾートライフを楽しむ宿泊施設をテーマとした、常夏の海岸に立地し、美しい滝が流れ落ちる崖を背景に建つ5階建ての客室棟と、崖の上に建つエントランス棟をブリッジで結んだ「リゾートホテル」の計画です。各自が自分にとっての理想の地形を想定してそこを敷地とし、海辺に建つ客室棟は、基準寸法で構成された鉄筋コンクリートのラーメン構造フレームにスイート、ツイン、メゾネットの3タイプ8室以上の客室ユニットを組み込む一方、海側からの立面に7つ以上のボイド空間を確保し、セットバックしたヒューマンスケールのテラスを持つ客室棟の空間を構成します。各自で理想の敷地を構想し、全員の理想の敷地を確認してイメージを広げながら、客室棟のフレームを組立て、フレームにどのように客室ユニットを組み込みながら全体をセットバックさせて、美しく自然と調和し、楽しさを感じることのできる空間を構成、エントランス棟の構成、ブリッジで結ばれる両棟の関係などについての検討を進めました。 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III 「課題1:両親と三世代で住む家」講評会 |
2014年5月10日 10:00〜16:30、 12日 13:05〜16:20
担当:福本教授、大井史江准教授、千葉和成先生、本城邦彦先生、芳谷勝濔先生 |
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講評会の様子 教員の講評 |
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学生の作品 夜景透視図 |
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学生の作品 模型写真 |
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学生の作品 模型写真 |
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5月10日と12日の2日に渡って講評会を行いました。1日目は土曜日で、さらにこの課題は親子で計画案を相談しながら完成させたためか、ご家族の同席が多数ありました。講評された先生方からは「この学年には個性的な作品が多い。プランを操作することだけにとらわれず、この課題で何をしたいのかを皆さん各自がはっきりさせることが大事」「一日1時間でよいから建築家としてものを考える習慣をつけてください。」などのアドバイスをいただきました。 |
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III 「課題1:両親と三世代で住む家」第4, 5週 |
2014年 4月28日・29日・5月2日・8日・9日 13:00〜16:20
担当:福本教授、大井史江准教授、千葉和成先生、本城邦彦先生、芳谷勝濔先生 |
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修正について教員と相談 |
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庇の付き方について説明を受ける |
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手描き透視図作成のため検討模型でアングル検討 |
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CAD透視図の途中経過を互いに見せ合う |
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模型写真のトリミングの方法を教員と検討 |
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締め切り直前の提出場所の様子 |
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28日は中間講評後の最初の授業でした。中間講評で指摘されたことを先生方と個別にディスカッションしながら修正を行いました。
翌29日からは全員が共通の問題として抱えている庇、ベランダのボリュームを最小限に見せる方法などを確認し、修正が済んだ学生からプレゼンテーション作業を開始しました。
5月2日には手描き、CAD透視図の説明を受けました。手描き透視図の作成では、学生たちが検討模型を手にアングルを検討し、描いては先生に見てもらうを繰り返しました。CAD透視図の作成では、昨年度までに作成された透視図を何枚か掲示し、先生がどの点を改善すればさらによくなるのかコメントを書いてくださり、学生たちはそれを見ながら自分の作業と比較し、注意点を意識し制作をしました。
提出の締め切りが連休明けのため、休日返上で頑張る学生も多数いました。
5月9日は授業終了後、17:00が提出締切でした。直前は模型や図面をもってスタジオと提出場所を行ったり来たりする学生で大騒ぎとなりました。しかし、大きなトラブルはなく、無事全員が提出を済ませることができました。
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III 「課題1:両親と三世代で住む家」第3週 |
2014年4月21日・22日・25日 13:00〜16:20
担当:福本教授、大井史江准教授、千葉和成先生、本城邦彦先生、芳谷勝濔先生 |
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第2案のGD 計画もあいまいな点が多い |
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中間講評直前のGDではだいぶ具体的な議論が展開された |
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中間講評まえの検討案提出 お互いに提案を見せ合う |
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中間講評会の様子 |
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課題の期間も中盤を迎え、21日は第1案を修正した第2案についての家族との打ち合わせ結果を持ち寄りグループで発表し合いました。まだ提案そのものがあいまいな学生も見受けられ、グループディスカッション(以下GD)終了後、各グループの代表者がGDの内容を発表する内容も幾分抽象的な感じでした。
22日は前日に第3案をスタディし、家族に見せた打ち合わせ結果を発表しグループで互いに改善点などを議論しました。3日後に中間講評会が迫っていることもあり、かなり具体的な提案と打ち合わせの記録が発表されました。
25日は中間講評会を実施しました。初めの15分でお互いの検討案を見せ合い、その後3人一組でパネルに各々のスケッチを貼り、1/100の模型を提示しました。一人の発表は2分と短かったですが、学生たちは考えていることを少しでも伝えようと一生懸命でした。担当の先生方から最後に「部屋が小さい人が多数おり、家具の寸法、家具を配置した場合のその周辺に必要な広さなどを確認したほうが良い」、「1年に数えるほどしか使わない室を作るのか、空間のプライオリティに配慮してはどうか」などのアドバイスをいただきました。
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H26年度3年生前期
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建築設計演習 III 「課題1: 両親と三世代で住む家」第1, 2週 |
2014年4月11日・12日・14日・15日・18日 13:05〜16:20 (12日のみ 13:30〜16:45)
担当:福本教授、大井史江准教授、千葉和成先生、本城邦彦先生、芳谷勝濔先生 |
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武庫川さくら堤沿いの敷地周辺をグループごとに調査 |
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課題説明 計画のポイントについて全員で確認 |
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段ボールで作った敷地模型の上でスタディを重ねる |
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検討案を持ち寄りグループ内で家族との打合せ記録を発表 |
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教員と相談しながら模型での検討を進める |
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今は核家族の増加が叫ばれた時代から状況は進行し、単身世帯・夫婦世帯のような少人数世帯が増加しており、異なる世代間の交流・助け合いがより必要な時代を迎えています。3年生は人間が助け合って生きる動物であるということを前提に、学生各自が将来家庭を持ち自分の両親と夫と子ども2人で暮らすための家を設計する課題に取り組みます。
4月11日の課題初日は課題説明後、キャンパスにほど近い計画敷地を調査しました。グループごとに周辺の実測、敷地東の武庫川さくら堤からの視線高さ、周辺建物の屋根や外壁・塀などの様子などを確認しました。今回の課題は親と打合せをしながらスタディを進めるので、親に敷地を説明するため写真も撮影しました。
4月12日には参考建物見学後、設計のヒントとなるスケール感の話、斜線制限など法規の説明をうけ、スタディを開始しました。
4月14日は家族に見せるスタディ模型の制作を行いました。
翌日の4月15日は前半のスタディ作業終了後、あらかじめ聞いておいた親からの要望や学生が想定した家族の生活時間表などを持ち寄りグループで発表、議論しました。友人が計画の問題点を述べると、ほかの学生たちも自分の作品を見直しました。友人の打ち合わせの様子を聞いていると、自分が親に聞き忘れたこともあると気づきます。
4月18日は、15日に作成して家族に見せた模型やスケッチを持参し、家族との打ち合わせ結果を互いに発表し合いました。複数提示した検討案がすべて却下という厳しい状況の学生もいれば、なかなか親から意見を聞くことができない学生もいます。しかし、21日には第2回目の打ち合わせの結果を発表予定なので、授業の後半はスタディの作業に取り組みました。
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