武庫川女子大学東京センター主催の講演会シリーズ『わが国の近代建築の保存と再生』の第15回目の講演会「世界遺産の視点からみた わが国の近代建築」が、5月14日（土）に東京丸の内の日本工業倶楽部会館で行われました。今回は国士舘大学 イラク古代文化研究所 教授の岡田 保良氏、筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授の稲葉 信子氏のお二人をお招きしてご講演をいただきました。

　岡田 保良氏からは、「富岡製糸場と明治日本の産業革命遺産」というタイトルでご講演をいただきました。世界遺産制度における世界遺産の登録のプロセスや評価基準についてご説明をいただいたあと、近年日本において世界遺産に登録された富岡製糸場と明治日本の産業革命遺産を取り上げて、詳細に解説していただきました。2つの事例の世界遺産登録に際して、歴史的位置付けや将来性などの総合的価値、評価の内容について詳しくお話いただきました。

　稲葉 信子氏からは、「日本の近代遺産を国際的文脈の中でどう評価するか」というタイトルでご講演をいただきました。海外の近代建築が国際的にどのように評価されているのかについて、各国の事例を詳しく解説をいただきました。また今後、日本の近代建築を世界遺産とするためには、どのような評価を行うべきか、その現状と今後の展開をお話しいただきました。

　今回も多くの方々にご来場いただき、誠にありがとうございました。次回は2016年11月 12日（土）「世界遺産をめざす「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」」と題しまして、林 一馬氏（長崎総合科学大学 名誉教授）と山田 由香里氏（長崎総合科学大学 工学部工学科 建築学コース 教授）をお招きします。どうぞご期待ください。

1. Webでのお申し込み
　　

2. 郵便はがき、Faxでのお申し込み
　郵便はがき またはFaxにて 下記を明記の上、お申し込みください。 抽選結果はハガキでお知らせします。ハガキの場合は1枚で2名様まで応募できます。 　
　１．講演会名称 　
　２．応募者全員の氏名(ふりがな)、年齢、性別 　
　３．郵便番号・住所 　
　４．電話番号、Fax番号 　
　５．E-mail アドレス
　
　締切　平成28年4月28日(木) 当日消印有効

Faxの場合：0798-67-4505