武庫川女子大学 建築学科・大学院建築学専攻
 ■武庫川女子大学建築学科 作品展・卒業設計展 2010/2/23〜2/28
武庫川女子大学建築学科 作品展・卒業設計展新着
多数のご来場ありがとうございました!!
>>2008年度 作品展  >>2007年度 作品展
神戸新聞2/24朝刊に掲載!!
■展示会場の様子
作品展会場風景 3階 手前は1年生の造形作品の展示、奥に2年生の設計作品の図面と模型が並ぶ
作品展会場風景 3階 手前は1年生の造形作品の展示、右奥に1年生の初めての設計作品の図面と模型が並ぶ
作品展会場風景 3階 2年生前期の木造の3課題(クラブハウス:右手前、両親の家:右奥、幼稚園:左)の作品
3階 2年生後期 「大文字山に建つ祈りの空間」の作品展示
3階 2年生後期 「歴史都市に建つ美術館」の作品展示
木工 作品展示 甲子園会館透視図 展示
作品展会場風景 2階 4年生 卒業設計の展示
2階 4年生 卒業設計の展示
2階 手前は3年生 リゾートホテル、右奥は集合住宅の展示
2階 3年生 リゾートホテルの展示
2階 「テント膜で再生する阪神甲子園駅」の展示 トルコ・バフチェシヒル大学の学生の作品も展示
 武庫川女子大学建築学科は、2006年4月に「甲子園会館」(旧甲子園ホテル)を学舎として開設され、2007年4月には新校舎「建築スタジオ」が竣工し、上甲子園キャンパスとして建築学科の教育環境が整いました。開設4年目にあたり、2010年3月には学科開設以来初めての卒業生が輩出されます。昨年8月には皇太子殿下が全国の女子大学で唯一の当建築学科の授業をご覧になられ、各方面からの注目を集めています。

 当建築学科の特色の一つに「欧米型建築家教育」があります。その特徴の一つは「授業時間の半分以上が設計演習」です。この作品展では、1年生27人、2年生13人、3年生11人、4年生9人有志の学生たちが演習で制作した作品や、学科初となる卒業設計の作品を展示します。また、昨年の6月下旬からおよそ1ヶ月間、当建築学科で共に学んだトルコ・バフチェシヒル大学の交換留学生が制作した作品も展示します。

  1年生の演習の時間は「面の構成」「引張りと圧縮」「木工」「透視図」「対立と調和」「デッサン」「水彩画」「陶芸」「いけばな」「モザイク」「フレスコ」「テンペラ」などを含む約20課題を行います。さまざまな材料を使い、空間を構成する中で自分の想いを表現する力を養います。1年生の最後には小規模建築の設計を行い、自分の想いを初めて建築として表現します。

 2年生になると、本格的な建築設計演習が始まります。2年生前期は「クラブハウス」「両親の家」「幼稚園」の3課題で木造空間の設計に取り組みます。後期は「祈りの空間」「歴史都市に建つ美術館」「レストハウスによる自然景観の風景化」の3課題で、歴史的景観や自然景観との調和を図り、新しい風景を創造する手法を学びます。  3年生ではより高度な建築設計に取り組みます。

 3年生前期は「両親と二世代で住む家」「親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設」「大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎」の3課題で家族・友人・地域などの人々が結びつく空間を創造します。後期は地元の西宮戎神社界隈、酒蔵通りを敷地にして「演劇や音楽を楽しむ空間(劇場の設計)」「隣と親しくなる集合住宅」「歩いて楽しい商業空間」の3課題で地域の歴史と文化をいかしたまちづくりに取り組みます。

 4年生では建築空間だけではなく都市空間の設計方法も学びます。前期は海に開かれた新しいまちである潮芦屋地区を舞台に「老いと病が教えてくれる生きた空間」「水辺の楽園」の2課題で人間にとっての水辺の重要性を考え、真に人間的な住空間の理想像を考えます。後期では4年間の集大成として、これまでの設計演習やフィールドワーク、講義などのほかの全ての学生生活を活かし、各自の問題意識に基づいて課題を設定し、それを建築の空間によって解決する卒業設計に挑戦します。

  この作品展で学生たちの4年間の成長の足跡を感じていただければ幸いです。 

2010年2月
武庫川女子大学 建築学科

開催期間
2010/2/23(火) 2/28(日)  10:00〜18:00 (最終日 〜16:00)
会場
西宮市立市民ギャラリー  第1・2展示室(西宮教育文化センター 2階)
             第3・4展示室(西宮教育文化センター 3階)
〒662-0944 西宮市川添町15番26号  <阪神電車「香櫨園」駅下車 南へ徒歩6分>
TEL:0798-33-1666
 
>>西宮市立市民ギャラリー
■参加対象者事前申込不要・入場無料
■主催武庫川女子大学 建築学科
■問い合わせ先  
武庫川女子大学建築学科 TEL:0798-67-4501
■建築学科 演習課題一覧 
>>H21年度 建築学科1年生 前期 「空間表現基礎演習」

 「平面による構成」
 「透視体や鏡面による構成」
 「共通寸法」
 「陶芸」:手びねりによる四角筒の制作とその再構成
 「木工」:棟梁と造る木の造形
 「いけばな」
 「デッサン」
 「水彩画」
 「曲面と直線による構成」
 「基本立体による構成」
 「多面体による構成」
 「瓦の制作・葺替」

>>H21年度 建築学科1年生 後期 「空間表現応用演習」

 「陶芸」:レリーフタイルの制作 石膏型を用いて
 「陶芸」:卵 手びねりと絵付け
 「甲子園会館
実測と平面図
 「甲子園会館 透視図」
 「対立による調和」
 「光と影」
 「紙と力」
 「引張と圧縮」
 「モザイク」
 「フレスコ」
 「テンペラ」
 「小規模建築空間の設計」:甲子園会館の隣地に建つ学生会館

>>H21年度 建築学科2年生 前期 「建築設計演習I」

 課題1:木造のクラブハウス
 課題2:両親の家
 課題3:幼稚園

>>H21年度 建築学科2年生 後期 「建築設計演習II」

 課題1:祈りの空間:京都大文字山に建つ祈りの空間
 課題2:歴史都市に建つ美術館
 課題3:レストハウスと自然景観の風景化:テント膜で再生する阪神甲子園駅

>>H21年度 建築学科3年生 前期 「建築設計演習III」

 課題1:両親と二世代で住む家
 課題2:親しい仲間と集団生活を楽しむ宿泊施設
 課題3:大規模な群集を安全快適に誘導する駅舎:テント膜で再生する阪神甲子園駅

>>H21年度 建築学科3年生 後期 「建築設計演習IV」

 課題1:演劇や音楽を楽しむ空間:西宮戎の歴史と文化を継承する劇場
 課題2:隣と親しくなる中低層の集合住宅:酒蔵通りを再生する集合住宅
 課題3:歩いて楽しい商業空間:歩いて楽しい西宮中央商店街

>>H21年度 建築学科4年生 前期 「建築設計演習V」

 課題1:老いと病が教えてくれる生きた空間(老人福祉施設)
 課題2:水辺の楽園:潮芦屋地区に計画するウォーターフロント

>>H21年度 建築学科4年生 後期 「卒業設計・卒業論文」

 出典作品のテーマ
 ・西宮東地方卸売市場の再生(兵庫県西宮市)       
 ・北陸新幹線 新高岡駅(富山県高岡市)  
 ・水辺の文化を継承する護岸(兵庫県宍粟市・佐用郡佐用町)
 ・曽根天満宮の歴史を継承する開かれた小学校(兵庫県高砂市)
 ・高齢者と新たなコミュニティを創る武庫川団地(兵庫県西宮市)
  ほか 

>>建築学科TOPページ
Copyright 2005-2010 Mukogawa Women's University.All rights reserved.
当サイトに掲載されている文章・画像の無断転載を禁じます。